7月のへえ〜
チリンという音が涼しさを誘う風鈴。もともとは、中国では占いの道具とされていたもの
が仏教とともに伝わり、日本では魔除けとして使われていました。お寺の軒で見ら
れる「風鐸(ふうたく)」がそれにあたり、ガランガランという、確かに鬼も逃げそうな
音だったそうです。現在はポピュラーなガラス製のものから、南部鉄、小田原の鋳物、
また火箸や備長炭の風鈴もあります。お気に入りの音色を探してみては。
数の話
一、十、百、千、万、億、兆までは誰もがご存じの単位ですが、これより大きい
単位を何というのか?徳川時代の学者 吉田光由の書いた「塵劫記」(じんこうき)では次のようになっているそうです。
…兆(ちょう)、京(けい)、垓(がい)、じょ、穣(じょう)、溝(こう)、澗(かん)、
正(せい)、載(さい)、極(ごく)、恒河沙(ごうがしゃ)、阿僧祇(あそうぎ)、那由
他(なゆた)、不可思議(ふかしぎ)、無量大数(むりょうたいすう)となるそうです。
ここまでくると何がなんだかわからなくなりますが、これは全て仏典から出ている
言葉だそうです。一生使わない単位だなぁ。。。
|