これは、アストローナ暦169年1月・第2戦の記録をもとに
小説風に書いたものです・・・

※パーティのメンバーへ
「性格違うよ」などの文句は遠慮なくどうぞ
適当な時期に修正しますので・・・


重機都市フェルからヴァルキオンに向かってのびる街道・・・
そこを行く人々(もっとも、冒険者もかなりの数がいるようではあるが)
その街道を少しそれたあたりを進む5人の冒険者の姿があった・・・

「やはり、装備の新調をしておいたのは正解だったようだな」
一行の先頭を歩く、均整のとれた体格の男がつぶやく。
彼の名は“あぶどぅる”・・・幾多のモンスターを打ち破り
その実力は、生半可な騎士などとは比べものにならぬほどだと
噂されている戦士であった。

「そうだな・・・以前苦戦していたのが嘘のようだ」
「本当だよね、ぼくも自分の腕が信じられないくらいだよ」
と、彼の言葉に2つのあいづちが打たれる。
1人は彼と長く行動を共にしている武僧 “久遠”
僧侶としての白魔法だけでは限界を感じ、武器を用いての戦いの腕をも磨き
神官戦士となるべく修行を続けている青年である。
もう1人は、その小柄な身に長剣を携えている少年 “ソディアス”
まだ未熟ながら、幾つかの技術を使い分ける能力を持っている。
もっとも、その分やや中途半端なところがあるのだが・・・

そんな話をしていた2人に戒めの言葉が飛ぶ。
「でも、油断は禁物よ。 そう言ってて倒れた冒険者だってたくさんいるんだから」
そう口にしたのは、魔術師の少女 “パナ” ・・・
若いながらも、数々の戦いを経験し、
そのなかで幾度も辛い思いをしてきた彼女の言葉に2人は
素直にうなずくのであった・・・
実際、彼女自身も危うくその命を失いかけたこともあり
油断した時の恐ろしさをその身をもって知っているのである。
そのせいもあって、今では武術の心得も持ち、
武器戦闘にもそこそこ耐えられるようにしているのである・・・

そんな会話をしていた4人の元に、さらに1つの人影が近付いてきた・・・
「やっぱりあっちでいいみたいだ、早く片付けに行こうな」
そう言いながら近付いてきたのは巨漢の少年だった。
その巨大な身体からは想像も出来ないほどの素早さを持つ彼は
“まけいぬ”という通り名を名乗っている盗賊である
何故にそう名乗っているのかは、仲間の誰も知らないのだが
おそらくは過去に何かあったのであろう・・・



この5人・・・“奈落パーティ”を名乗っている一行は今、
近隣の村を荒すモンスターの討伐のため、街道付近の山林を進んでいるのであった

「...」
一行から少し前に出て索敵をおこなっていた“あぶどぅる”が
何かを感じて立ち止まる・・・その瞬間、闇にうごめいていたモンスターどもが
後ろの仲間たちに向かって襲いかかってきた!!



素早く対応し、一太刀あびせる“あぶどぅる” 
それとともに後ろの仲間たちに向かう敵の一体の移動を盾で阻止する。
 その盾にさえぎられ死気をまとった魔物の動きが一瞬鈍る。
  その隙に態勢を整えた“パナ”はかろうじて攻撃を弾き返す!
しかし、先陣で切り結ぶ“あぶどぅる”の動きを止めようと
 竜の魔物が眠りの魔法を向けてきた。 それに素早く対応し切り払う“あぶどぅる”
それに反応し、後方で先ほどの死気の魔物〔スペクター〕に
 魔法を打ち込む”まけいぬ”  その彼を狙って冥狼が襲いかかるが
  それも“あぶどぅる”が切りつけた刃によって、
   敵に傷を負わせることこそ出来なかったが防ぐことにだけは成功していた・・・

一方そのころ、“久遠”を2体の魔物が襲っていた!
 それを見た“ソディアス”がトリック・ワイヤーを使い
  そのうちの1体の動きを封じにかかる・・・しかし、もう1体の魔物、
   海蛇竜〔サーペント〕が新たな相手に気付き、その牙を向ける。
    “まけいぬ”がそれを止めようと牽制をかけるが動きは止まらず
 “ソディアス”は傷を受ける・・・が、“まけいぬ“が牽制をしていた隙に
   ワイヤーを張り、敵にも傷を負わせていた・・・

再び“あぶどぅる”たちの方に視線を戻すと・・・
 彼の放った技によって敵がやや守勢になっている。
  そこに一気に攻撃をしかける、“まけいぬ”と“パナ”・・・
しかし、いつのまにか傷をいやした敵が、逆襲に転じる!
 だが、今度は味方の回復と防御が逆襲を止める・・・
お互いの回復が飛び、戦闘が膠着したかと思えた時、“まけいぬ”が秘技を放った!
その激しい連撃を受け、次々に怯む敵! 
そこから距離を取ったお互いは今度は一転して魔法と罠の撃ち合いになった。
ただ・・・激しい撃ち合いの間、一人の男〜“あぶどぅる”だけは、
 静かにその隙をうかがっていた・・・その彼が動いた
  「くらえ! 我が第二の秘技、 闇雲 を!!」
幾度にも一気に切り刻まれ、竜の魔物が一体、ついにその動きを止めた!
 そして、勢いに乗った一行は死霊の一体を「奈落の罠」に落し、仕とめる

しかし、先ほどの死霊が“パナ”を集中攻撃していたときのように
 今度は“久遠”に対し魔物の狙いが向いていた・・・
 「しまった!」 “パナ”への回復に目を向けていた“久遠”は敵の連撃を受ける
 「そうはさせないわ!」 その“パナ”の反撃を皮切りに海蛇竜へ集中攻撃が飛ぶ!
気迫が完全に勝ったのか、敵の攻撃を受け付けず一気に攻撃をしかける皆・・・
 「行け!」 傷つくことさえ、ものともせず武器を振りかざした“久遠”の攻撃で
 さらに勢いを増す・・・そしてそれによって態勢の崩れた敵に対し
 それぞれが攻撃を仕掛ける・・・さらに一体を打ちとり油断したところに
  必殺の毒牙を受ける“ソディアス”・・・だが、先ほどの“久遠”のように
  傷を、今突き刺さっている牙をそのままに、もう一体の敵に魔法を放つ!
「ここで、やられるわけには行かないんだ!」
 その気合いのこもった疾風の一撃で、もう一体の敵〔ヘルハウンド〕を吹き飛ばす。
「大丈夫か?」 そう心配の言葉をかけながら
  食いついた海蛇竜に攻撃を加える”まけいぬ”・・・“久遠”・・・
 自らの炎より熱き“パナ”の魔法で弱っていた海蛇竜は、
  その動きを急速に鈍らせていく・・・
「これで終りだ!」 その気合いの声とともに海蛇竜の胴体を
  “あぶどぅる”が断ち切る・・・遂に、最後の魔物も滅びのときを迎えた・・・

「安心しろ、オレだってそう長くはない...」
「南無・・・・・・・・」
自らが命を賭けて戦った相手・・・そしてその魔物たちに命を奪われた者たちに対し
 “あぶどぅる”と“久遠”が祈りを捧げる・・・
    戦いは終ったのだ・・・


「そろそろ帰ろっか?」
“まけいぬ”の言葉にうなずく一行・・・
魔物を恐れていた村々に安らぎを伝えるため、そして
戦いに疲れた一行をいやすため、「奈落」を名乗る5人は村の方へと歩きだした・・・


そして彼らは旅を続けていく・・・それぞれの夢のため。
もしかしたら、不幸なることが彼らを現世から引き離すかもしれない
しかし、その恐怖が待っていたとしても彼らは旅を続けていくはずだ。
目指す夢が・・・その夢たちがかない、戦う必要がなくなるときまで・・・

                                   fin


あ・と・が・き♪ (ぉぃ)
というわけで、「戦闘を物語風に書いてみよう」という
一度やってみたかった企画を、ついにやっちゃいました。
あんまり細かく書いても、張りがなくなっちゃうと思い、
途中から略してしまいましたが、結構いい仕上がりになったと思います
(なったよね?)

やっぱり、他のメンバーの特徴をつかんでないだけに苦労した面もありましたが
かなり楽しく書かせて頂きました。(出演許可取ってないけど・・・ぉぃ)
仲間たちへ、そしてここまで読んでくれた読者の方々に
感謝の念を込めて、筆を置かせて頂きます。