作品集2 NO,5 帆船模型の紹介

 船の名前は、皆さんも聞いたことがあると思います、ウィスキーの名前にもなっている「CUTTY SARK(カティサーク)」号です。
デンマークのビリングボート社製のキットを組み立てた物です、大きさは全長1015×幅310×高さ660mmあります。
もう15年以上前に製作したものです、外国製とあって説明書も英語みたいな感じ?の言語で書いてあり、それだけでは意味が分からないので、日本語のガイドブックみたいな物が付いていましたが、細かい所は写真や挿絵と原寸の設計図を見て判断するしかありませんでした。
 結構苦労して組み立てた作品で、船尾などの船底部分と甲板の板貼りや、部品は板に印刷してあるだけなので、割れない様切り出して作ったり、ロープ関係が3種類の糸を使い分け、滑車を使って全体的にバランスを考えて張り巡らす事や、ロープの結び方など、分からない所があり難しい作業でした、一度は挫折し掛けましたが、何とか半年以上かけて、完成しました。
 帆船とゆうからには、帆も取り付けたかったのですが、スケール感が出なくなるので止めました。
 (これ以上気力がなくなったと言ったほうが正解かな?)
 飾り用の船台はオリジナルで作りました。(*^_^*)

カティサークのエピソード(説明書より引用し要約しました)
1869年英国のジョン・ウィリス氏の依頼で建造された963トン、全長84mの木鉄交造船で、最高17ノット以上という速さで、中国からロンドンへ新茶を運ぶティークリッパーでした。
 後にオーストラリアの羊毛を運んだり、貨物船となったりとして1922年ダウマン船長によって、英国に買い戻され、1953年カティサーク保存会が設立され、グリニッジの乾ドックにて永久保存されてます。

 ちなみに船名「カティサーク」はスコットランドの古語で「短い下着」とゆう意味です。
詩人バーンズによって命名されたと言われ、ある暴風雨の夜、百姓タムは馬にまたがり家に帰る途中、村はずれの教会堂に魔女の狂宴を見てしまいます、その中に下着姿で踊る若く美しい魔女ナニーを見つけるが、見つかって逃げ出し、追いかけてくるナニーが馬の尻尾をつかもうとした瞬間、馬が魔女の嫌う川を跳び越へ、馬の尻尾は抜けましたが、タムは命びろいをしました。
 その時ナニーが身に付けていた短い下着から名が付けられたと言う事です、船首にナニーの像と左手にロープで見立てた馬の尻尾を持っています。

       現在のカティサーク号              完成当時