車  生  活

DAIMLER SOVEREIGN 4.2 LITRE SERIEST / BMW Z4 3.0i / LAND CURUISER 100 / JAGUAR XJ6
         ヴィンテージ デイムラー シリーズT           ベムヴェー ツェットフィーア       ランドクルーザー          ジャギュアー


趣 味 の 車 生 活


1972年/昭和47年式

        デイムラー          ソ ヴ リ ン           4.2    リッター      シリーズ     ワン
DAIMLER SOVEREIGN 4.2 LITRE SERIEST

英国では Daimler はダイムラーではなくデイムラーと発音し、Liter Litre と綴る。



1893年創業の英国最古の自動車メーカーであるデイムラーは、1900年から1950年後半まで50年余に渡って英国王室の御料車を始め
各国の王室の御料車を、1912年には日本皇室初の御料車をも作り続けてきた名門だが、1960年5月には経営難からジャギュアー傘下に入ることとなる。

そのジャギュアーも経営難で政府主導の下、ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーションとして合併した1968年の9月に、
ジャギュアー創業社主のサー・ウィリアム・ライオンズ自らがデザインした、ジャギュアー・サルーン XJ6 2.8Lと4.2L が登場した。
その1年後の1969年10月にジャギュアーXJ6のトップモデルとして送り出されたのが、このデイムラー・ソヴリン 4.2リッターで、後にシリーズTと呼ばれた。

ジャギュアーXJ6とこのデイムラー・ソヴリンは、『エレガントなスタイリング、しなやかな乗り心地と静寂性、スポーツカーをも凌ぐ卓越したハンドリングなどを
高水準でバランスした傑作と絶賛され、バックオーダーを抱えるほどの成功作』
となり、ジャギュアーの経営の立て直しに大きく貢献することになったのである。

私のデイムラー ソヴリン 4.2 リッター シリーズTは1972年/昭和47年式であり、1973年からはシリーズUになるのでシリーズTの最後期に作られたものである。
しかも、日常的に使用可能な状態にまで整備されたシリーズTであり、さらにデイムラー版ということで、極めて希少な一台だ。

ロールズ・ロイス、ベントレー、アストン・マーチン、レンジ・ローバーなど世界一高級車を生む国で作られた、
もう一つの優美でスポーティーな高級車。その佇まいはあくまでも気品に満ちあふれている。

ヴィンテージカー デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-01
直列6気筒 DOHC 4235cc ロイヤルブルーの Vintage Daimler Sovereign

Sovereign (ソヴリン) とは、『君主』 を意味し、英国王室御用達を自認するデイムラーがその出処をアピールしたネーミングなのだ。

基本的にオリジナルを保ちつつ、ボディーの全塗装、ラジエーターにツィン電動ファンを追加したオーバーヒート対策。
足回り、電気系統、ブレーキ・燃料系統、ゴム、ホース類のレストレイション。クーラーの換装、キーレスエントリー、
CD、カーナビ、ETCの設置等々により、快適な日常使用が可能な状態を保っている。

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-02

デイムラーであることを示す波型(フルーテッド)の縦長のラジエーター・グリルなどのフロントマスクや三角窓、金属バンパー等のヴィンテージ感溢れる外装。
ウォールナットとコノリーレザーをふんだんに使った室内、華奢な一文字スポークハンドル、スミス製の美しいメーター、ピアノ型スイッチ類などの
現代車にはない豪華でレトロな内装。どこをとっても重厚かつエレガントな古き良き英国車・英国的美意識とクラフトマンシップに溢れている。
メルセデス・ベンツが完全な工業製品だとしたら、その対極にある手作りのどこまでも上品で美しい=エレガントさこそがこの車の 魅力の第一だろう。

魅力の第二は、音だ。静寂でありながら、低音で重厚なエンジン音。力を入れることなく閉まるドアの閉まりの良さと、その金属的な開閉音。
ドンッと閉まるのではなく、カチャッという金属的な音と共に吸い込まれるように閉まるのだ。

第三は、狙い通りにスパッと切れるX300を上回る気持ちの良いハンドリングだ。DD6より300kg軽いので、DD6程のロールもなくコーナーを
トレースしていく。スポーツカーをも凌ぐと云われるハンドリングの所以だ。 また、踏むほどに効くブレーキも上げられるだろう。
国産車のブレーキはサーボが効きすぎたカックン・ブレーキだが、踏む力に応じて良く効いていくブレーキなのだ。

第四には、スポーティーな走りだ。それもそのはずで、Eタイプと同じストレート6は吹け上がりがスムースで、
アストンマーチンDB7にも採用されたシャーシーは秀逸と評価されているのだから。

第五には、柔らかすぎず、 硬過ぎはしない、しなやかな乗り心地だろう。
これは左右それぞれに2本づつ配されたショックアブソーバーから来る特有の当たりの柔らかさと思われる。
    (ベンツがモーターボートなら、デイムラーは湖面を滑るように走る豪華ヨットに例えられる。)



英国人は、車に限らず靴、鞄、服、家具なども、飽きの来ないデザインと良質の素材を用いて職人気質溢れる精緻さで作り、一生大切に使ってゆく。
そこには、イタリー製のような洗練れた官能美や、ドイツ製のような工業的機能性は見られないが、いかにも英国的な伝統に裏打ちされた味わいがある。
デイムラーこそは、サイドカー・メーカーから出発したジャギュアーがめざし手に入れたダンディズムの象徴ではないのかと思われる。

実際、ジャギュアーはデイムラーを吸収した後もデイムラー社を残し、ジャギュアーの車であるXJ6の内外装の装備を少し高級化しただけで、
デイムラーの車として売り出したのだからである。サイドカー・メーカーから出発したジャギュアーが、王室御料車メーカーになったのだ

英国車には、0→100kmが何秒とか、最高速が何kmなのかなどどうでもよいと思わせる品格と味があるが、デイムラーもまた
スタイリング、乗り味、音、雰囲気、全てにおいて感性に訴えかけてくるエレガントな高級感・重厚さがあり、
ゆったりと優雅に走っても愉しく、心の豊かさを味あわせてくれる、そんな車なのだ。

勿論、少々重目のアクセルペダルを踏み込めば、充分な加速が得られ、その軽快なハンドリングと相まって、スポーティーな走りが可能なのだ。
それもそのはずで、XJ6の開発コンセプトが、当時絶大な支持を受けていたスポーツカー 『Eタイプの4ドアサルーン版を創る』
ことにあったのであり、エンジン並びに足回り共にEタイプと共通なのだから余りにも当然だろう。


デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-03
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-04
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-05
大きなフロント・グリルに丸目、金属バンパー
前後がきつく絞り込まれたボディー 低い車高(1342mm)
左にSOVEREIGN、右に4・2 LITREのエンブレム

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-06
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-07
内側のハイビームより大きなロービーム、
フルーテッドグリル
波状のボンネットのセンターには楯バーが入っている
ウォールナットとコノリーレザー
一文字スポークの細いハンドル
スミス製の美しいメーターが並ぶ

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-08
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-09
直列6気筒 DOHC 4235cc SUツインキャブレター カムカバーにはデイムラーのロゴが入れられている。


デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-10
デイムラーは1960年にジャギュアー傘下に入り、そのジャギュアーも1968年にはブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーションとして合併されたのだが、
デイムラーブランドは残されて来たので、プレートは DAIMLER CO.LTD. COVENTRY, ENGLAND <デイムラー株式会社. コヴェントリー(市), 英国>となっている。

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-11
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-12
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-13
フルーテッド・グリルに
デイムラーを示す『D』バッジ
トランク開閉時に排気ガスがかからない
ように曲げられたユニークなマフラー
後部三角窓はドアに固定


デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-14
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-15
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT Daimler Sovereign 4.2 Litre SeriesT-16
懐かしき三角窓とサイドミラー
E70 VR15インチ
ラジエーター前方に追加した
2基の電動ファン



デイムラー・ソヴリン・4.2L・Sr1の右ハンドルは、1969年7月〜1973年6月迄生産され(LHDは1969/8〜1973/6)、
1972年製 デイムラー・ソヴリン・4.2L・Sr1・RHD の車体番号は 1U7473〜1U10778 で、この車は 『1U 7XXX BW』 である。

私のデイムラーは、この年このラインで組み立てられた。

The Jaguar Production Line, Browns Lane, Coventry-1972.
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私の車は 『VINTAGE LIFE』(デイトナ増刊号/2011年10月)で紹介されている。
デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-17

2009年5月 『CAR MAGAZINE No.371』 でも8ページに渡って掲載された個体そのものだ。

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-18デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-19 デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-20デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-21

デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-22デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-23 デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-24デイムラー ソヴリン 4.2リッター シリーズT-25



2017/06/19 new
2017/06/19 new
デイムラーのメンテナンス記録
ミーティング&ツーリング参加記録



*注1: ヴィンテージ・デイムラー、ヴィンテージ・カーについて。
     ワインにおけるヴィンテージは、良いブドウが採れた年を云うが、自動車業界、特に英国自動車業界に於いては1960年代ではないかと思う。
     ところで、私のデイムラーは1972年製であるが、そもそもこのデイムラーは、1968年に製造されたジャギュアーXJ6の装備をデイムラー流に豪華にしたものあり、
     1969年〜72年にかけて作られたものである。よって、英国 '60sと云えるので、ヴィンテージ・デイムラーと呼んでいる。

*注2: かつてのドイツ社ダイムラー・ベンツと Daimler の綴りは同じだが、英国車 Daimler はダイムラーではなくデイムラーと発音する。

*注3: 英国綴り Litre について。
     われわれは、新興国の米国綴り center fiber theater 同様 liter に慣らされているが、そもそも英国では centre fibre theatre litre と綴る。



Maintenance Meeting Touring                                                   Maintenance Meeting Touring
Maintenance Meeting Touring


1972/S47年式 デイムラー
ソヴリン 4.2 Sr.T
2003年式 BMW Z4 3.0i
(E85)
2003年式 ランドクルーザー100
VXリミテッド
1997年式 ジャギュアーXJ6
(X300)
型     式
XDM42 GH-BT30 GH-UZJ100W E-JLGA
乗 車 定 員
5名 2名 8名 5名
ボ デ ィ タ イ プ
4ドア セダン 2ドア ロードスター 5ドア SUV 4ドア セダン
エ ン ジ ン
XK 直列6気筒 DOHC 4235cc 30 6S 直列6気筒DOHC 2979cc 2UZ-FE V型8気筒DOHC 4663cc 9H 直列6気筒DOHC 3238cc
内 径 X 行 程
92.07mm×106.0mm 84.0mm×89.6mm 94.0mm×84.0mm 91.0mm×83.0mm
圧  縮  比
9.0 : 1(英本国仕様) 10.2 : 1 9.6 : 1 10.0 : 1
燃料供給装置
2SU H.D.8×2 (SUツインキャブ) 電子制御式燃料噴射 電子制御式燃料噴射 ルーカス電子制御式燃料噴射
最 高 出 力
245HP/5500r.p.m(英本国仕様) 231ps/5900r.p.m 235ps/4800r.p.m 215ps/5100r.p.m
最 大 ト ル ク
39.1kg・m/3750r.p.m 30.6kg・m/3500rpm 43.0kg・m/3600rpm 32.1kg・m/4500rpm
変  速  機
ボルグ・ワーナー製3AT ステップトロニック付5AT 5AT 4AT
駆 動 方 式
FR FR フルタイム4WD FR
サスペンション前
ダブルウイッシュボーン+コイル 独立懸架 シングル・ジョイント・スプリング・ストラット式、コイルスプリング、スタビライザー ダブルウイッシュボーン独立懸架 ダブルウイッシュボーン独立懸架
サスペンション後
アッパー固定長ハーフシャフト  ロアーIアーム トレーリングアーム/ダブルコイル 独立懸架 セントラル・アーム式、コイルスプリング、スタビライザー トレーリングリンク車軸式コイル
ばね(スタビライザー付)
ウイッシュボーン
全長x全幅x全高
4815×1768×1342mm 4100×1780×1285mm 4890x1940x1890mm 5025×1800×1360mm
ホイールベース
2765mm 2495mm 2850mm 2870mm
トレッド 前/後
1473/1488mm 1475/1525mm 1620/1615mm 1500/1500mm
車 両 重 量
1676kg 1400kg 2370kg 1710kg
内装 色/素材
ブラック レザー ベージュ レザー グレー系 ファブリック グレー レザー/ファブリック
ステアリング
パワーアシスト付ラック&ピニオン 右 パワーアシスト付ラック&ピニオン 右 パワーアシスト付ラック&ピニオン 右 パワーアシスト付ラック&ピニオン 右
ブレーキ形式(前)
サーボ付ディスク ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後)
サーボ付ディスク ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前)
E70VR15 225/40R18 88W 275/65R17 225/60ZR16
タイヤサイズ(後)
E70VR15 255/35R18 90W 275/65R17 225/60ZR16
最小回転半径
5.5m 4.9m 5.9m 5.7m
燃料タンク容量
105リットル 55リットル 96リットル 81リットル
使 用 燃 料
無鉛プレミアムガソリン 無鉛プレミアムガソリン 無鉛プレミアムガソリン 無鉛プレミアムガソリン
10・15モード燃費
当時この概念なし 6.5km/L位 9.3km/リットル 6.5km/リットル 7.0km/リットル
幌 (ソフトトップ)
−−− フルオートマティック電動(約10秒) −−− −−−
この車 ここが ○
重厚で品格あるレトロな内外装と乗り味、ハンドリング、ブレーキのフィーリング ロングノーズ、ショートデッキのコンパクトで大胆なデザイン 走りとゴーカート感覚のハンドリング 10秒で開閉するソフトトップ 2.4tもの車重を感じさせない走り
壊れないこと 安定感抜群の電子制御フルタイム四駆
品のある内外装とブレーキのフィーリング
この車 ここが ×
涼し目の時は効き過ぎ、後部座席の後ろからの吹き出しなので、真夏には効きにくいクーラー 色気のないダッシュ ゴツゴツと硬い乗り心地 ブォーブォーと低音だけのエキゾーストノート  使い難い純正のカーナビ ただ単にデカイだけの品のない外観 軽すぎるアクセル カックンブレーキ 出足と上り坂で若干力不足のエンジン



DAIMLER SOVEREIN 4.2 LITRE SERIES T                                                  DAIMLER SOVEREIN 4.2 LITRE SERIES T
BMW Z4 E85


BMW Z4 3.0 i (E85)

(独)ベムヴェー ツェットフィーア   (英)ビー・エム・ダブリュー ズィーフォー

BMWのスポーツカーZ4のZは、ドイツ語のZukunft(ツクンフト)= 「未来」 を意味する。
Zシリーズの産みの親は、BMW M社で、1986年頃まだ設立間もない同社をアピールする役割を担っていたようだ。
映画007のボンドカーとしてしばしば用いられたZシリーズには、Z1、Z3、Z4、Z8が存在して来たが、
2012年現在は、Z4のみしか生産されておらず、そのZ4もリトラクタブル式ルーフの2代目Z4(E89)となっている。

BMW Z4 3.0i E85-1 BMW Z4 3.0i E85-2

初代 (E85) のZ4 3リッター NA 2代目より初代Z4の方が断然オープン・スポーツカーらしい。

BMW Z4 3.0i E85-3 BMW Z4 3.0i E85-4

ロング・ノーズ、ショートデッキでFRの2人乗りコンバーチブル。これこそが典型的なロードスターであり、スポーツカーはこの古典的スタイルに限る。
MG、トライアンフ、BIGヒーレー、Eタイプ等々、みんなこのスタイルだった。 リトラクタブル式ルーフを持つ2代目の大型化し重くなるとともに
余りにもラグジュアリー化してしまったZ4(E89)より初代Z4(E85)のソフトトップの方にロードスターとしての魅力と郷愁を感じるのは私だけなのか?
また、今後古くなればなるほどオープンスポーツカー(ロードスター)の色は、やはり 「赤でしょう」 と何の根拠もなく勝手に思い込んでいる。

BMW Z4 3.0i E85-5 BMW Z4 3.0i E85-6
BMW Z4 直列6気筒 DOHC 2979cc FR MTモード付5AT 18AW(前:225/40R18、後:255/35R18)

18インチのアルミホイールはZ4のスタイルに大きく貢献しているのだが、18AWとランフラットタイヤとの組み合わせは、乗り心地を損ねているようだ。
しかしまぁ、万一のパンクに備えてスペアタイアを積んでないZ4はランフラットタイアで行くしかないか。パンクしても100km位は走れるとか。
ランフラットタイアがパンクしても運転手は感知できないので、タイヤの空気圧警告装置が点灯する。
しかし、どのタイヤがパンクしているのか見た目からは判らないので、空気圧を測ってはじめてパンクしたタイヤを特定できる。

BMW Z4 3.0i E85-7 BMW Z4 3.0i E85-8 BMW Z4 3.0i E85-9
  ボディーの中央部が削り取られた様に絞られ、タイヤハウス部が張り出した大胆なデザイン。  意欲的なボディーデザインに比して、色気のない内装。

BMW Z4 3.0i E85-10
縦置きのエンジンは、ほぼフロントアクスルより運転席寄りに配置
つまりフロントミッドシップを実現しているのが見て取れる。


<Z4の特徴>

FR車を作り続けるBMWは、そもそもスポーツ性の高い車を作っているメーカーであり、他社がスペースや軽量化のためにV6エンジンへの転換を
推し進める中にあっても、直列6気筒エンジンの振動を打ち消し合う特性やフィーリング、レスポンスにこだわり続けていることにも見て取れる。
このZ4においても当然ながらシルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンを搭載していることは云うまでもない。

しかし、振動特性やレスポンスから直列6気筒にこだわることにより、V6より長くて重い直6エンジンは前後の重量配分を50:50にするには不利となる。
そこで、クランクケースの中心部をアルミニュウムにし、その周りをマグネシウムで囲むという高度な技術で軽量化を実現しているのだ。
また直6の長さを、ボルボのように横置きに搭載するすることで解決する方法もあるのだが、BMWは理想的な駆動のためにあくまでも縦置きを選択しているのである。

従って、フロントアクスルを前寄りにし、フロント・オーバーハングを切り詰めるとともに、エンジンをギリギリ運転席寄りに配置。さらに、バッテリーを
トランク内後方に積むことにより、フロント荷重:710kg、リア荷重:690kgとすることによって、切れの良いハンドリングをも実現しているのである。

しかも、最大トルク30.6kgを3500回転という低回転で絞り出すので、絶対的な早さはないまでも、充分な加速が愉しめ、扱いやすい車に仕上がっている。
かくして、E85-Z4は、シルキーシックスのスムースな吹け上がりと小気味良いハンドリングにより 「駆け抜ける歓び」 を具現化したスポーツカーとなっているのだ。

また、かつてのBMWは、信頼性(タフさ)より性能を重視する傾向が見られたが、今日的には、世界中から信頼性の高い
素材や部品を積極的に採用し、性能面だけでなく品質面でも大きく改善して、世界一の販売実績を確保するに至っている。


<Fan to drive>

このZ4の様なオープン・エアーを愉しむスポーツカーに、Mロードスターの様にターボを2基も付けて、343psもの高出力を叩き出す
超強力エンジンを積む車は、私には乗りこなせない無用の長物ではないかと思っている。500ps超えのモンスター車がもてはやされる昨今だが、
出足や追い越し加速において一定の速さは必要だとは思うのだが、絶対的な早さは 『Fan to drive』 の必須条件ではないと思うからだ。

(Z4に絶対的な早さはないと云っても、Z4・3.0i の馬力荷重は6kgであり、サーキット走行をするのでなければノーマルモードでも結構早く、
スポーツモードに切替えようものなら、ワインディングにおいてもその性能を100%引き出すことは出来ない程の早さと理解されたい。)


<ハンドリング>

デイムラー及びジャギュアーのハンドリングは「スポーツカーをも凌ぐ卓越したハンドリング」と評価が高く、BMWのそれ、中でもZ4のハンドリングも定評がある。
しかし、この両者の乗り味の違いもさることながら、ハンドリングのフィーリングにはかなり違いがある。素人の私にはこの違いを表現するのは難しいのだが、
前者は「スーッ」と舵角に応じて軽くノーズの向きを変えていくのに対して、後者は「クィーッ」とロールなく豪快に向きを変える。まさに on the rail 感なのだ。
どちらも良く切れるのには違いないのだが、デイムラーはやはり卓越したハンドリングのサルーンで、Z4はゴーカート感のスポーツカーのハンドリングなのだ。


<注 意 点>

このZ4のフロントスポイラーには注意を要する。駐車場から歩道を横切って車道に入る時と、その逆に車道から歩道に乗りあがる時には、
完全にスピードを落としてスカートを擦らないようにしないといけない。また、駐車場の車止めには、バックで止める時は良いのだが、
前から駐車する時には間隔をあけないとタイヤ止めまで前進するとぶつけてしまう。後者はまだやってないが前者はやらかした。


<問 題 点>

ガンガン、ゴツゴツとした突き上げも問題ではあるが、最も気になる問題点は、ブォーブォーとあくまで低音で重く、耳障りなエクゾースト・ノートだ。
軽快な走りにマッチした、クワァーンというような乾いた高音で泣いてほしいものだ。「駆け抜ける歓び」に相応しい軽快なエクゾースト・ノートへのチューニングを切望する。




BMW Z4                                                             BMW Z4
TOYOTA LAND CRUISER 100 VX LIMITED


TOYOTA LAND CRUISER 100 VX LIMITED

ランド・クルーザー100-01

V型8気筒 DOHC 4663cc フルタイム四輪駆動

ランド・クルーザー100-02 ランド・クルーザー100-03 ランド・クルーザー100-04

アクセルを踏み込むとカァーンとカムに乗ったエイト・ビートと共に2.4t という車重を感じさせない豪快な加速で、エンジンはジャギュアーを圧倒する。
乗り心地も猫足といわれるジャギュアーに勝るとも劣らないが、ジャギュアーのようなエレガントさは望むべくもなく、燃費もジャギュアーに譲る。

ただ、国産SUVによくある、若者受け狙いのSUVでないのが救われる。
昔乗っていた 『いすず ビッグホーン』も良い車だったが、パワーウインドウの故障などの若干のトラブルがあったが、
ランクルは殆どメンテナンス・フリーで、傷をつけられたのと一度タイアがパンクした以外9年間、微細な故障すらない。


TOYOTA LAND CRUISER 100 VX LIMITED                                           TOYOTA LAND CRUISER 100 VX LIMITED
JAGUAR XJ6


1997年式
JAGUAR XJ6 (X300)

JAGUARは、日本ではジャガーと呼ばれているが、 英国人は ジャグアー もしくは ジャギュアー と発音するようだ。

Jaguar XJ6-01

直列6気筒 DOHC 3238cc

Old Jaguar X300系のスタイルは、歴代XJの中でも最もエレガントだ。特に、この低くて長いサイドビューは、品が良く優美だ。
「ジャギュアーは壊れる」神話にもかかわらず、X300系のジャギュアーとりわけXJ6は壊れない。
V8エンジンよりも信頼出来る。日本の暑い夏にエアコンをかけっぱなしにしてもオーバーヒートの心配もない。

Jaguar XJ6-02 Jaguar XJ6-03 Jaguar XJ6-04

1968年9月登場のXJ6シリーズT以来5代目にあたるX300系XJ6は、今となっては特別な性能や装備を持っているわけではない。
しかし、その魅力は1968年9月に登場以来受け継がれて来て、今も健在な、エレガントな内外装、しなやかな乗り心地と静寂性、
卓越したハンドリングだろう。中でも最大の魅力は、何といってもエレガントなスタイリングと言われる英国的な品の良さだ。

ただ、オイル漏れ、天井の垂れ下がり、カップホルダーの蓋が開きっぱなしになる、
電動サイドミラーが空回りするなどのジャギュアー定番のトラブルは一通り発生したが、それでもその魅力は褪せる事はない。






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