緊張、苦しみ、不安から開放されて1週間が経ちました。
改めて感想といいますか自慢といいますか独り言させてもらいます。

最初の独り言で、回収率が100%にすら届かなければ、
今年で競馬をやめると書きました。
当初はこのネタを11月まで引っ張ることになるとは考えていませんでしたが、
JCで大きく儲けたので今年でやめる必要は無くなり、ホッとしております。
(有馬記念で無茶賭けする予定はないので勝ち逃げします)

秋競馬が始まる辺りからもし100%に届かなければ、
本当に俺は競馬をやめるのかについて考えてきました。
ネット上から消えることは当然として、
本当に競馬をやめるのか、
最大の趣味である競馬をやめることが俺にできるのかについて考えてきました。
正直に申し上げますと、
やめることは出来なかったと思います。(すんません)
ひっそりと人知れず楽しめばいいのではないか、と考え始めていたのです。
でも、そんな負け犬みたいな生き方をするのがとても怖かった。
競馬では嘘をつきたくないと言っていた自分が、
死ぬまでその嘘に縛りつけられないといけないということが、
とても怖かった。

秋競馬が始まっても全く馬券が当たりませんでした。
仮にマルチや3連複で買っていたとしても的中にならない自分の予想に、
苛立ち、不安、呆れなどを覚えるようになりました。
大好きであったはずの競馬予想に苦痛を感じることもありました。
マイルCSの予想にいたっては1時間ほどで投げてしまいました。

結果的にJCの予想が当たり、今年の勝ちを確定させましたが、
これは完全にまぐれです。
本来なら僕の1レースの出資額は五千円であるはずなのに、
二万円も賭けています。
特に自分の予想に自信があったという訳でもなく、
JCが好きなレースであったという訳でもありません。(むしろ僕はJC廃止論者)

ずばりこれは無茶賭けだったのです。
1年の負けを一気に取り返してやろうとやけになっていたのです。
こんな低俗な予想の上に成り立つ回収率100%という数字には、
何の意味もありません。

そもそも、「回収率が100%に届かなければ今年で競馬をやめる」
という公約を立てていた自分がとても低俗であったように感じます。
僕にとって競馬とはただの趣味です。
一人で勝手に楽しめばいいのに、
何を一人でいきっていたのだろうと思います。
笑けますよ。

で、今回何が言いたかったのかと申し上げますと、
僕には回収率100%を超える実力が無いということです。
「自分には博運が無い、だから実力で勝たないといけない」
と思っていたのですが、結局最後は運に助けられてしまった格好です。

僕の中に馬券で勝つための極意がうっすらとあるのですが、
それは「誰よりも競馬を楽しむ」ということだと思っています。
いや、思っていました、と言う方が正しいです。
この数ヶ月はそんな余裕がありませんでした。
くだらない公約のために一人でもがき苦しんでいました。

 「誰よりも競馬を楽しむ」

今年の馬鹿げたギャンブルも一つの楽しい思い出とできる広い心を持って、
これからの予想に取り組みたいと思います。
有馬で回収率200%超えるぞー。
おーーっ!(一応は目標なので)

(2006/12/03)


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