Movie
ネタバレも含んでいますので、御注意を。
個人的な感想でして、ファンの方も怒らないで下さいませm(__)m。
<ヘッポコ試聴環境>
『エイリアンVSプレデター』
企画を知った時から、楽しみにしていた一本です。
本編を見ての感想は……叶うなら180分くらいの巨編として見たかった、ってのが正直なところです。尺の関係上か、プレデターが三体(それも未成年)しか出てこないため、小規模なバトルにまとまっておりました。過去イメージとして出てくる、ピラミッドの頂きめがけて、わんさと集まってくるエイリアンの方が面白そうな……。
プレデターという異種への解釈が不安でしたが、過去二作よりデフォルメされた感はあるものの、個人的にはそれなりといった感じです。ただ、ビショップについては殺害せず、失神に留める程度が狩人らしかった気も……。
『プレデター2』のお遊びからはじまった作品と聞いておりますが、結実したことに1ファンとして拍手です。
『スパイダーマン2』
御存知、変態仮面の第二弾です。
ヒーローと実生活の狭間で、ヘロヘロになっちゃうピーター君。
なんでそこまで……って気にもさせられましたが、ああいう形で伯父さんを失ってしまった以上、正義のために生きざるを得ないのでしょうね。それでも複数の物を欲しがるあたり、若いなと感じちゃう瞬間も……。ひとつの道だけを選べればいいのでしょうが、それができないのが優しさであり、最大の弱点でもあるような気がします。
アニメ版のDr.オクトパスは雑魚キャラ感が強かったので、あまり期待していませんでしたが、意外なほど魅力的なキャラに仕上がっていました。ジキルとハイドを思わせる相克もツボなら、画面外からの接近にともなう低音が心地よかったです。ズシンズシン……あ、来たぞ、って感じで(^^;)。
キリストに重ね合わせたシーンは個人的にはマイナス点。
あと、正体がばれまくっていましたが……大丈夫なんでしょうかね?
Iにおける敵キャラ――グリーン・ゴブリンの復活を暗示させる締め方でしたが……。
個人的には『X-MEN VS スパイダーマン』あたりを希望です。
カートゥーン・ネットワークで同種のエピソードが流れましたが、ウルヴァリンVSスパイダーマンはなかなか良かったです。
『サイン』
なんていうか、皮肉な作りの作品だなぁ、と……。
大の男が「ぴちょん君」を彷彿とさせるアルミ帽をかぶっちゃうあたりもそうですが、宇宙人を引っ張り出して、神への信仰を再燃させたあたりにブラックな部分を感じました。しかし、登場するエイリアンは水が弱点なのに、畑の作物に降りた夜露でダメージを受けなかったのだろうか、との軽いツッコミも(^^;)。
そうそう、ミステリー・サークルといえば――。
ブーム時、県下でも同様の事件が発生しまして、お偉いさんが町おこしの起爆剤に使おうとした事がありました。現場写真のテレカも製造したそうで……。ところが、しばらくすると地元高校生の悪戯とわかり、町おこしは頓挫――代表が「信じられません」と憤慨する姿に、不謹慎ながらも爆笑しちゃったものです。
色んな意味で面白い事件でした……(^^;)。
『スコーピオン・キング』
お気に入り映画、『ハムナプトラ』の番外編です。
といっても、中身はまったく別物ですね。
スコーピオン・キングが仲間を殺され、放浪の末、アヌビスとの契約で魔道に墜ちていく過程を描くかと思いきや、ごくふつうのアクション映画に仕上がっておりました。このあたり、『ハムナプトラ2』とのつながりもほとんどなく、いささか拍子抜けの感がありました。
剣劇は悪くはないんですが、本編のガン・アクションの方がずっと面白いですね。
マジメな内容だけに、恒例の本棚コントがなかったのも残念。
『スパイダーマン』
駆け足気味の展開でして、登場人物たちの存在感が希薄に思えたのが少々残念でした。わけても、ルームメイトの若者がおざなりに扱われていた分、「許すまじ、スパイダーマン」の決意がイマイチ胸に迫らなかったです。個人的には(父親がコスプレ姿で飛んできたら嫌だなぁ……)と、彼には奇妙な同情を感じてしまいました。
で、作品を見ている最中、ひとつのシルエットが脳裏をチラチラと……。
イラスト段階のスパイダーマンを見た瞬間、脳裏に浮かんだのは、少年ジャンプに連載されていた『変態仮面』の勇姿でして、落ち着かない事この上なかったです。暴漢をやっつけるシーン、グリーン・ゴブリンとの大立ち回り――それぞれ変態仮面だったらどう戦うかと、そちらの方ばかりが気になってしまいました。
きっと、天性の鞭さばきでグリーン・ゴブリンを翻弄し、最後は「地獄のタイトロープ」で摩天楼に沈めるんでしょうね。
どうでもいいですが、「装着!」で戦闘服を着込むヒーローはいても、「クロス・アウツ(脱衣)」でバトル・スタイルに移行する正義の味方ってのは、非常に珍しいですよね。
……って、脱線しまくりだ(汗)。
『トゥーム・レイダース』
ゲーム原作ということで、さほど期待はしておりませんでしたが、なかなかに面白かったです。「ぶら下がり効果」とでも呼ぶべきか、立体を活かす映像が珍しかったです。
ただし、活劇要素は濃けれども、冒険といったイメージはイマイチだったような……。
このあたり、『ハムナプトラ』の方がワクワクさせられました。
ラストの詰め、懐中時計のシーンは……。
自身なら遠距離から射殺した上で、反撃の可能性を皆無にした上で取り戻すなぁと、こすっからい想像をしてしまいました(^^;)。
『アザース』
音響で怖がらせるタイプの映画でしょうか。
のっけからの女性の悲鳴で硬直し、頭の上をスライドする物音によって腰を抜かし掛けました(^^;)。
ただし、タイトルからも推察できるように、先が予想できる作りだったのが残念。奇人変人ばかりの映画の場合、一番まともな人が実は……というケースは珍しくないんですよね。スティーブン・キングの『ローズ・レッド』が記憶に新しかったため、舞台設定の点でも意外性は少なかったです。オチ自体も『シックス・センス』に似ていたような……。
それでも、三名の古びた写真が発見されるシーンでは、ひぃぃっっ――と(涙)。
結局のところ、ニコール・キッドマン演じる母親が一番悪質で、かつ厚かましいというのが結論でした。生者と錯覚している間にはさんざ、死者は出て行けと喚き散らしておきながら、いざ自身が死者の側にいると知覚した瞬間、「ここはあたしたちの家」って……そりゃ図々しい(笑)。
旦那さんもわざわざ帰ってきたなら、家族を説得するなりなんなりして、せめて子供たちだけは連れて行けよ――とツッコミを入れたくなっちゃいました。何をしに帰ってきたんだか……いや、ナニをしに帰ってきたのか? なんて品のない発想が浮かんだ程です。
幽霊だと思っていた男の子が、実は生身だったというネタ晴らしは気分が良かったです。冒頭で聞こえた泣き声はおそらく、あの男の子が叱られた等の事情による残響だったのでしょうね。
『ジェボーダンの獣』
「人間ドモメェェ!!」
……と、のっけから怒りを喚起させられる作品でした(^^;)。
狼は、そうそう人間を襲ったりしないのに。
「良い獣」という字面からもわかるように、良獣の面もあるのに……(涙)。
とまあ、愚痴は置いといて、四月を前にどうにか試聴できました。
伏線が丁寧に張られており、犯人や獣の正体を推察できる点は○です。
しかしながら、派手な活劇シーンを見せたいがためでしょうか、黒幕の正体は強引に過ぎる印象でした。アガサ・クリスティじゃないんだから……(苦笑)。
高名な「獣」が相手でありながら、知力による対決ではなく、肉弾戦のアタックというのも面食らった部分でした。学者先生なんだから、剣じゃなく、せめてマスケット銃を使えよ……。
愚痴めいてしまいましたが、活劇としてはツボを抑えた構成です。
娼婦のスパイが、鉄扇を暗器にしているあたりも王道。
しかし、オカルト色は皆無だったような。
余談ですが、以前に見たNHKのスペシャルでは、獣の正体は「狼犬」ではないかとの推測で終わっておりました。実際、純血の狼よりも、狼犬の方が人間を恐れない分、飼育には注意を要するのだとか……。
『ハムナプトラ2』
なかなかに印象に残っている映画、『ハムナプトラ』の続編です。
前作はどこかB級映画っぽいところがありまして、それが持ち味のひとつともなっておりましたが、今作は特殊効果がこれでもかとばかりに使用され、映像的な迫力は倍加しております。「冒険活劇」ふうの展開は健在でして、時にはゲラゲラと、またドキドキさせられてしまいました。
概ね、登場人物は前作と共通でして、オコーネル&エブリン夫妻、エブリンのお兄さん、さらには黒衣のエジプト人(?)――アーデスも再登場してくれて嬉しかったです。イムホテップとアナクスナムンの恋愛劇も健在でしたが……こちらはちょっと可哀想な結末でもありました。
今回は、オコーネルVSイムホテップVSスコーピオン・キングの三つ巴の対決です。
……なのですが、イムホテップは死を恐れ、「主さま」とスコーピオン・キングに膝を折ってしまった瞬間、敗北が決定づけられているのが目に見えてわかり、侮蔑と憐れみを等しく感じさせられました。今作では「転生物」の味付けがされておりまして、エブリンの前世がネフェルティティと判明――父の仇であるアナクスナムンとの間で死闘を繰り広げております。
前作同様、本棚コントも健在(笑)。
なにげに、お薦めしたい映画の一本であります。
『パラサイト』
TVガイドの解説によると、脚本が『スクリーム』の人、監督さんは『デスペラード』ってことで、低予算でも実力を発揮してくれそうな印象でした(^^;)。
実際に見た感想は(げげッ、寄生獣――まんまじゃないか)ってものでしたが、話が進むにつれて『遊星からの物体X』の方に近いと気づきました。ハイギョのごとく、水分で目覚めた寄生生物が人間に取り憑く設定ですが、水槽内で数秒で分裂しちゃうあたりは、いくらエイリアンといっても不自然……。
ラストは、プールが勝利の鍵になるかと思いきや、よもやの大技が出てきてビックリでした。しかし、ヤクが武器になっちゃうあたり、アメリカらしいといってしまっていいものか……(汗)。
『エンド・オブ・デイズ』
バカ映画の賞賛を送りたいです(笑)。
同じく、シュワルツェネガーが主演した『ラストアクションヒーロー』の作中、「彼が演じると『マクベス』ですらアクション物と化す」というギャグがありましたが、それを彷彿とさせる内容でした。ジャンルこそ違えど、この馬鹿馬鹿しさはある種、『スターシップ・トゥルーパーズ』に通じるものがあるような……。
子供だましの手に引っかかり、ビルから放り出される魔王。
M16の乱射を受け、蜂の巣になる魔王。
グレネード・ランチャーを喰らい、二〇m以上も吹き飛ばされる魔王。
シュワちゃんに邪魔され続けた挙げ句、三分以内での絶頂を強制される魔王。
あぁ、もう、見てられません……(;´д⊂)。
『シックス・センス』
第六感で、シックス・センスなのですね。
第七感は「セブン・センシズ」らしいですが、聖闘士なる特殊な人々にしか発現しません。
……と、馬鹿話は置いといて。
(ブルース・ウィリス主演にしては派手さに欠けるのでは……?)との先入観を抱いておりましたが、実際に見てみるとストーリー性が高く、面白い作品でした。
なんといっても、主人公の少年の愛らしさが強烈です。
ただし、彼が悩みを克服しだしてからの展開が早足なので、フラッシュバックみたいな形でも構わなかったので、死者たちの願いを聞いてあげているシーンを入れてくれると嬉しかったかも。
伏線が巧みで、最後のオチにはビックリ――。
音響的には静かな感じが続くだけに、中盤、謎の人影がよぎった瞬間の低音は心臓に良くないです。
『ジュマンジ』
久々に見たくなったので再試聴――。
笑わせ、ホロッとさせる良作です。
いまとなってはCGの古臭さは否めませんが、「ジュマンジ」というゲームの産物であるのを思うと、そういう作り物めいた部分も受け入れられなくもありません。
しかし、こういう稚気溢れるキャラをやらせると、ロビン・ウィリアムスの右に出る者はいませんね。けったいな格好をさせても、奇妙にまとまっちゃう希有な俳優さんのひとりかと。
久しぶりに見たせいか、不思議と泣いちゃいました。
キャラたちの人生は少なからず影がありますし、一歩間違えば重苦しい感じになりそうですが、そのあたりは登場人物の軽妙さと、ゲームのコミカルな部分に救われています。
『スペース・カウボーイ』
なるほど、故に「カウボーイ」で、クリント・イーストウッドなんですね。
老いても夢を忘れない漢たちの姿は天晴れでしたが、物語のメリハリに乏しかったのが残念でした。
核ミサイルの発射シーンはしっかりと描いて欲しかったですし、いけ好かない上司と、ロシアの将軍がペナルティを受けなかったのも心残りです。どこかしら、ちぐはぐな印象でして、製作途中で予算不足に陥ったのだろうかとの疑念がよぎったほど……。
エンディングの歌は、あれれ……と思っていたら、「Fly
me to the moon」なんですね。
EVAよりもピッタリな感じでした(笑)。
『バンド・オブ・ブラザース』
スピルバーグとトム・ハンクスが組んで作った、制作費150億円、総計10時間にも及ぶ戦争ドラマです。
いや、なかなかに面白かったです。
一話目は訓練校の話でゆとりもありましたが、二話目以降、一転して厳しい戦局の連続――。
ノルマンディー上陸作戦において空挺部隊を放出する間もなく、次々と輸送機が墜とされていくシーンも衝撃でしたが、なんとか着地してからも苦労の連続でして……。指揮系統も成り立たない中で、対空陣地を潰せという指令は過酷に映りました。肝心な場所でジャムっちゃう機関銃&ライフルも困惑物でして、二次大戦中の銃器ってボロだなぁと、少なからずショックを受けたりも……。
音響が凄いとは聞いていましたが、銃弾が四方八方に飛び交い、迫撃砲が降り注ぐ戦場は恐怖その物です。
に、逃げ場がないッ、という感じです。
迫撃砲の音など、導入したスーパー・ウーファーがこの上なく活躍してくれました。
難点は、登場人物の区別がつきにくいことでしょうか。
似たり寄ったりの格好(軍服・メット)に加え、ヘタしたら顔にペイントなので、余計に見分けづらいです。
このあたり、声で区別のつきやすい「吹き替え版」を選択しても良かったかも。
さておき、英の戦車兵がやけに馬鹿っぽく描かれていましたが……。
「ディスカバリー・チャンネル」で二次大戦の特集が流れたときにも、英兵は身なりが汚くて、対照的に米兵は格好良かった、ってなコメントがあったのを思い出しましたが――真偽の程や如何に。
『アメリカン・ビューティ』
なかなかのバカっぷりが面白かったです。
おどろおどろしいサスペンスに集束していくのかと思えば、トークの軽妙さと、「一回二千ドルのプロ」に笑わせられました。なるほど……こういう笑いの表現もあるんですね。
過度の個性とはいえませんが、登場人物のキャラが立っていたのも面白かったです。
結末は勘違いと、すれ違いが招いてしまった、それでしたね。
あのオチ、てっきり奥さんかと思っていただけに、ちょっと驚かされました。
ちゃんと、誤解だって説明されたのになぁ……。
ショックに雨音が重なって耳に入っていなかったのか、よりにもよって、自らが○○だと誤解を受けたのがショックだったのか……案外、後者なのかもと思えた結末でした。
会話ではなく、力に頼ってきていそうなだけに、ああいう形での否定しか知らなかったのかも知れませんね。
結論――勘違いもほどほどに(汗)。
『パーフェクトストーム』
一攫千金を目指して、危険な漁場へと向かったカジキ船が、史上稀な三重の嵐に遭遇する話です。
それも、実話を元にしているというのが凄い。
自身はカナヅチのため、見ていて非常に怖かったです。
海に投げ出されるシーンを見ると、「頑張って船に這い上がれ」と思うより先に、「もうだめだ……」という諦念が先にきてしまい、どうにも居たたまれない気分にさせられちゃいます。
嵐のCG技術よりも、人間関係の描かれ方が地味に良かったですね。
役者さんの大半が、どっちかというと犯罪者役が似合いそうな相好ばかりなのですが、互いに理解を深めつつ、一致団結して事に当たるのが心地よかったです。その一方で、 ともすれば嵐の真っ直中にいる船員達よりも、丘で帰りを待つ家族の方が悲惨に思える場面もしばしば……このあたり、戦争映画を連想させられる部分でもありました。
映像中、二度ほど船が波に煽られ転覆――グルリと回って、一回転して元に戻るという描写がありましたが、これも船の復元力のひとつなのでしょうかね。そういえば、CSの『ディスカバリー・チャンネル』で、似たような蟹漁(?)の特集をやっているのをチラリとみましたが、これまたハイリスク・ハイリターンの職業なのだとか……。
エンターテインメント作品というには、ドキュメンタリー寄りだったような気もします。その意味で、いまいち一般受けはしなさそうに思えましたが、個人的にはなかなか面白かったです。
『ホワイトアウト』
なかなかに面白い一本でした。
舞台設定はダイハード2+クリフハンガーといった感じでしたが、ブルース・ウィリスやスタローンと違って、主人公が一般人のため、ライフルの扱いがわからなかったり、歯の根が恐怖にあわなかったりするのが新鮮で良かったです。終盤のどんでん返しも、予想していなかったもので、かなり驚かされました。
ただ、事前のイメージ以上に『踊る大捜査線』の空気が強かったのと、地元の署長さんがあまりに狙い過ぎだったのが、個人的にはいささか鼻につく印象でした。あと、さっきまで弾が出ていたライフルが、いざ人質側に渡ると安全装置が掛かって操作不能という、(常とは逆の?)御都合主義が引っかかった部分です。
そうそう……AK突撃ライフルの頑丈さは話に聞く以上でした(笑)。
これがM16あたりだったら、そんなわけあるかい、とツッコミを入れたくなるところなのですが、さすがロシアの軍用銃と、妙に納得させられてしまいました(^^;)。
『スリーピー・ホロウ』
首なし騎士の犯行に見せかけた殺人を解くストーリーかと思っていたら、実際はオカルトに近い味付けの作品でした。そういえば、導入部にコッポラの名称がありましたっけ……。
なかなかに面白い一本でした。
オチもうまく決まっており、しっかり出来ているなというのが印象です。
作中、首なし騎士は殺人を繰り返しますが、彼自身は残虐ではあっても、決して悪人ではなかったような印象です。敵に追われた時も、幼い双子の少女に手を掛ければ落ち延びる可能性が生まれたでしょうに、あえて唇に指を当てて沈黙を促すに留めましたし……。
主人公が馬に引きずられていく脇を、同じく馬に引きずられた首なし騎士が追い抜いていくシーンには、不覚にも笑ってしまいました。その身体を踏み台にして、先行の馬車に這い昇っていく場面もあったりするので、どうしても非道の殺人鬼として見ることができませんでした(^^;)。
『8ミリ』
うーむ、なんというのか……。
これまた、当初はオカルト話かなと思っていたのですが、そういう部分は全くなくて……では敵は巨悪かというと、これが本当にこぢんまりしていて……ただ、それだけに作り手の陰湿さを感じました(^^;)。
主人公の私立探偵にしてから普通人で、もっと過激にいきなよとハッパをかけたくなる一方で、自分が同じ立場ならと考えてしまうと、なんとなく意気も消沈しがちになっちゃいます。ちょうど、アニメの『ストレンジ・ドーン』という作品に感じたことですが、現実をありのままに描きすぎた作品は救いがないというか、後味の悪さがつきまとうものなのかも……。
作品全体には、御都合主義めいた違和感を少なからず感じました。顔見知りが犯行に荷担した人間として登場してきた時など、一連の流れは主人公を騙す遠大な計画ではないだろうかとの疑いが生じてしまったほどです。背後関係を想像することで、それもそうかと納得はできるのですが……あるいは話の運びが強引すぎたのかも。
イヤぁな話にも関わらず、最後の「My name
is George.」には不覚にも笑ってしまいました。
あのボンテージ男――『隣のサインフェルド』に登場するジョージ氏になんとなく似ているのです(^^;)。
『ハムナプトラ』
原題では『MUMMY』となっているのを見て、おどろおどろしいホラー物かと思いきや、それも導入部だけの雰囲気で、実際には冒険活劇風の内容でした。
悲恋に終わったイムホテップが、3000年の時を経て蘇り、さらには恋人をも復活させようと考えるのは至極当然というか――むしろ共感すら覚えてしまったものです。実際、見ている限りでは極度の悪人というわけでもなかったようですし、その真摯さに比べると、生者の強欲さが救いがたく思えてしまうほどでした。
……っていうか、現実のイムホテップは建築分野で功績をあげた偉人ですよね(^^;)。
惜しむらくは『インディジョーンズ』ほどのパワーはなく、良質な作品にとどまっている印象でした。最後の終わり方にしても好感は抱くのですが、あと一歩が足りないのが残念かな……。
『黒い家』
こ、怖かったじょぉぉ……(涙)。
幽霊ネタなら、まだ楽しみようもあるのですが、ナマモノが相手なだけに……。
『ミザリー』や『地獄のガードマン』といった作品を思い出しましたが、あれらだって、ここまでの恐怖は覚えませんでした。最後はじっと座っていられず、立ち上がって丹田に力を込め、ビデオの停止ボタンを止めたい気持ちと必死に格闘したほどです(^^;)。
主役(?)の内野聖陽さんはインテリ棋士のイメージが強かったのですが、こういう演技もお上手なんですね。大竹しのぶさんの演技にしても、しっかり見るのは最初の経験でして、やっぱり女優さんなんだと感心させられました。日頃、トレンディ・ドラマは見ないもので、さんまの元奥さんという程度の認識しか持っていませんで……(^^;)。
気になった点としては、いわゆる超常物ではないので、サブリミナルっぽい映像手法は不要だったような気もします。当初、なんでもない場面で光度が低下した時には、テープかデッキの問題だろうかと、違った意味での不安を感じてしまいました(汗)。
『エイリアン4』
下記作品同様、気楽に見ることが出来ました。
リプリー復活が見所のひとつかと思えますが、せっかくなら主役は新キャストで――できたら、美少女を据えて欲しかった気がします(笑)。
年齢に似合わぬ母性というのも、なかなか面白いと思えるので。
最大の恐怖は、視聴後に襲ってきました。
『――3』を見てなかった……!!
『グリード』
それなりに楽しめました。
御都合主義めいたシーンも多いですが、作品の性質を思えば致し方ない感じも。
かなり初期の段階で、オチが読めちゃうのはアレでしたが、ラストの段階では悪びれていなかったので、笑ってENDとできました。この点、とぼけたキャラに救われたところもあるかも。
しかし、メインで活躍した「M1L1」とかいう突撃ライフル――あのサイズで、薬莢付きの弾丸が千発も入っていたら、重くて片手で振り回すどころじゃないと思うんですが(笑)。ついでにいわせてもらうと、銃身の部分が回転していないので、偽物とバレバレだった点が悔しかった……。
『スターシップ・トゥルーパーズ』
やけに、ツッコミがいのある映画でした(汗)。
感じた疑問の、ほんの一部をば……。
第一次接近遭遇ならともかく、敵(巨大な昆虫)のサンプルが手に入っている状態で、なんでいきなり陸戦部隊を送り込むかなぁ。制空権を確保、空爆による地ならし後の投入が、セオリーってものでしょうに……。
しかも、敵が地球に突入してきて困っているならともかく、虫しか住んでいない惑星が戦場なんだから、戦略核を打ち込むなり、地形が変わるまで絨毯爆撃するなりして、丸ごとの勢いで破壊すればいいじゃないか、と――。相手が昆虫なのを思ったら、毒ガスや生物兵器でもOKでしょうし、敵戦力が激減したところで、おもむろに地上制圧すればいいわけで……。
後々に植民地にするとか、事情があったのかもしれませんが……。
あと、生身の兵隊が銃を振り回すだけで、戦車の活用がないあたりも疑問符です。
他にも疑問が多々ありますが、大人げないかも……。
CGは凄いです。
個性的なキャラも良い感じでしたが、後半での扱いが杜撰なのはペケかな。
良くも悪くも、娯楽作品との印象を受けました。
『ラスト・サマー』
なんというのか……。
確かに納得できる犯人なのですが、もっと意外性が欲しかったというのが、正直なところです。
あそこからの、ひねりを期待していたのですが……。
でも、「○○が犯人」というネタは、すでに某・類似作品で出ちゃってますしね。
ストーリー的には、『スクリーム』と『13日の金曜日』を、足して二で割ったような感じに見えました。
ともあれ、殺人鬼のイメージその物は好きな部類に入ります。
鈎爪(フック)が武器というのも特徴的で、正体不明の怪人にはふさわしいかも(笑)。
『CUBE』
なんちゅーか、エグい映画……。
背筋が寒くなっちゃいました。
こういう感じの「怖い」は、自分は苦手です。腰抜けその物です。
何度、部屋の明かりに手を伸ばしかけたことか……。
なんといっても、ネタが命の作品ですので、数々の謎には触れません。
今晩、眠れるだろうか……。
『コンエアー』
下記作品と同じく飛行機ネタなのですが、ずっと楽しめました。
ハイジャックという設定は同じでも、これは囚人専用機――乗り込んでいる連中が並みじゃありません。殺人、暴行、なんでもござれの重犯罪者たち。
主人公は模範囚で、仮釈放のため、機内に居合わせただけなのですが、死に瀕している友人を見捨てられず、表面上は反乱に加わったフリをします。そうしながらも、頭を目一杯活用して、なんとか脱出の道を探ります。
確固とした正義で動いているわけではなく、個人的な友情だったり、人間としての倫理観が根本だったりするのですが、だからこそ好感が持てます。
あと、犯罪者たちのキャラクターが立っているせいか、感情移入してしまう部分が少なからずありました。メンバーのひとり、オカマちゃんなんて、数回しか目立つシーンはないのに、妙に脳裏に焼きついております(笑)。
キャラクター、ストーリーのテンポともに、かなりのものがあると思います。
展開のメリハリも見事で、なかなか飽きさせません。
面白い作品でした。
『エアフォース・ワン』
なんというか……引っかかるものが多い作品でした。
大統領を守るため、多くの人間が死んでいくのですが、当の大統領本人が公的な立場より、私的な事柄(家族)を優先するため、全体の歯車が噛み合っていない印象を受けました。もちろん、人質にされた家族を気遣うのは大事なことなんですが、この作品で触れる必要があったのだろうか、と……。
あと、ラストに近づくほど、作品に粗が出てくるのが気になりました。
テロリストの親玉は信念(自己犠牲)を説きながら、最後まで人質に固執して自滅しますし、側近の護衛官が敵側についていた事情もわかりませんでした。刑務所に収監されている独裁者も、殺され損のようなオチでしたし……。
あと、クライマックスの脱出シーン。救出部隊で時間を掛けるくらいなら、パラシュートを人数分、ロープで送り込んだ方が効率的だったのでは? あのラストに導くために、非効率な方法を採ったように見えて仕方ありませんでした。危険というならば、どちらも同じようなものでしょうし。
ハリソン・フォードは好きな俳優さんなんですが……。
『スポーン』
ようやく、見ることができました。
天使と悪魔の戦いってだけで、自分は胸躍ります。
主役が、善と悪の狭間で悩む人物だったりすると、それだけでメロメロです(笑)。
SFX技術も凄く、戦闘シーンも格好いいのですが……。
いかんせん、魔族の前線指令がお間抜けすぎて、どうなってるんだと首をひねることが多かったです。
世界を滅ぼしたいのなら、スポーンの到来を待たず、爆弾の信管となっている人物を殺害してしまえばいいわけで。
天界との密約があったとか、そういう裏設定があるのかもしれませんが……。
道化っていうのは、おどけてみせながらも、仮面の下では怜悧に瞳を輝かせているものであって欲しい。
その点、クラウンはまんまマヌケで……。
『踊る大捜査線-The Movie-』
パーフェクTV(スカパーにあらず)の、有料放送で見ました。
うちのチューナーが第一世代で、おバカのため、予約シークエンスを達成できず、いきなり青ざめます。 おかげで、頭の四分ほどを見損ねてしまいました(涙)。
この出来の悪いチューナー以来、某社のA&V製品は務めて買わないように気をつけています。レスポンス悪いは、番組表は誤表示するわ、画面が止まるわで……いいところありません。
ただ、このドタバタのためか、PPVの購入履歴が記録されていないので、もしかすると無料で視聴できたのかも。……まぁ、そうそう甘い話もないでしょうから、請求のハガキを見るまで喜ぶのはやめておきます(笑)。
内容は――面白かったです。
伏線というか、観客側にも分かるように、いくつもの小物をちりばめていってくれるのが嬉しいですね。お約束の「カエル急便」など、シリーズを通して見ている人間だけにわかるギャグも、マニア心をくすぐります。
オチは……なるほど、そう来ますか(^^)。
不満点もありましたけど、面白い部分はそれ以上に多いので、満足です。