間質性膀胱炎の食事
   IC diet
栄養士からのお勧めレシピ

尿の酸性化抑止、アレルギー食品への注意、免疫抑制のためのアミノ酸の制限、冷えたい策の必要性が推測された。
また、このほかに薬剤や体内での燃焼などに深く影響を与えてしまう食品や微量元素の存在も推測されるため、今後のレシピ展開に考慮することとした。
食品単体についても理論付けを行っていくと多方面からNGであったり、栄養面でのメリット、病状へのデメリットが共存するので、個人個人の状態、NG食品の把握が望まれる。
個人差が大きく、非常にデリケートに少々が発現することが予測される。


分かりやすくするために区分して疑わしいものを列記してありますが、全てが悪いわけではありませんし、また個人差も大きいですので驚かないでください。
広範囲にできた擦り傷に塩水やレモン水や唐辛子や食塩をふりかけようとは思いませんよね。
傷ついた膀胱壁が尿によってこのような刺激にさらされていることをイメージすればいくら好きでも少々がまんしようと思いませんか?


@ アレルギー食品

卵・乳・小麦・蕎麦・落花生・あわび・いか・いくら・えび・オレンジ・蟹・キウイフルーツ・牛肉・くるみ・鮭・さば・大豆・鶏肉・豚肉・まつたけ・桃・メロン・山芋・林檎・ゼラチン・いちじくなど


A 酸味のあるもの

サワークリーム・ヨーグルト・トマト・ケチャップ・林檎・アプリコット・かんきつ類・ベリー類・ぶどう・桃・ネクタリン・パイナップル・プラム・ざくろ・ダイオウ・酸味の果汁・ワイン・酢(バルサミコ・黒酢・りんご酢などの果汁酢を含む)・マヨネーズ・ドレッシング・グレープフルーツ・梅干・梅肉エキスなど


B 痛みを増強させる成分を含むもの

レバー・コンビーフ・おもに肉や魚の血液を含む部分・エステル含有製品・ビタミンB12・カルシウム・カリウム・ビタミンC(クエン酸・アスコルビン酸含む)・ほうれん草・さばやいわしやさんまなどほとんどの青魚(いわゆるひかりものなど)


C 身体を酸性にするもの

アスパラガス・砂糖など


D 免疫系に刺激を与える発酵食品

熟成チーズ・サワークリーム・ヨーグルト・スモーク製品(チーズ・スモークサーモン・ハム・いぶりがっこなど)・塩漬け食品(アンチョビ・キャビア・たくわん・糠漬け)・しょっつる・ナンプラー・納豆・キムチ・発酵茶(ウーロン茶・プーアール茶など)・乾燥品・かつおぶしなど


E 免疫系に働いてしまう種子やその殻の成分

カカオ豆(ブラックチョコレート・ココア)・コーヒー豆・ライ麦・落花生・かぼちゃの種・ごま・種子由来のシーズニング(クミンシード・けしの実など)・種子由来のハーブティ(黒豆茶・麦茶も含む)・種子由来の油(グレープシードオイルなど)
大豆(きなこ・豆腐・厚揚げ・油揚げ・納豆・おから・てんぺ・醤油・味噌も含む)・そらまめ・さやいんげん・さやえんどう・スナックえんどう・あずきなどの豆全般


F 粘膜を刺激する刺激物

生玉ねぎや生大根や生にんにくの辛み・アルコール・たばこ・カフェイン・ダイエット薬・炭酸飲料・マスタード・唐辛子・胡椒・サルサ・ほとんどの香辛料・グルタミン酸ナトリウム・人工甘味料・保存料・化学調味料・人工着色料など


G 膀胱の負担となる利尿効果のあるもの

アボカド・バナナ・カンタローブ・スイカなどカリウムが多いほとんどの果物


H カリウム制限のため塩分が排出されにくくなるので塩分も控える


I 腸の強い動きが膀胱を刺激するための繊維の強いもの

さつまいも・ごぼう・セルロース加工品など


J 体質を考慮しての食べ合わせで注意が必要なもの

グレープフルーツ・トマトなど


K 食品と違って効果がダイレクトなためサプリメントとドリンク剤の摂取に注意


L 冷え対策のため身体を温める食物を摂取


M アルコール