AMATEUR GUITAR REPAIR

スリーS

TG-003(00-21モデル)

 

 
 TOPのスプルースが薄い(約2.5mm)からか、ブレーシングが細いからか1〜3弦が嫌な響きがあります。 TOPブレースの下側が外れてるようで何とかくっつけたいと思ってますが、裏板を外さないといけないかも知れません。 (きれいに外す方法が解りません)

       

 サドル底面の調整で1〜3弦の嫌な響きが激減して良い感じで鳴り出しました。細い弦を張ることでブレーシングは当分そのままにする事にしましたが、、、。そして、およそ1年が経ち、、、。


 きれいに外す方法が解らないまま、ついに裏板をはがしてブレーシングの修理をする事にしました。

 模型用のノコギリでサイドの板とセルの境目に溝をつけアートナイフを使ってセルを外しました。そして裏板を円形のカッターナイフを使ってはがしました。やはり単板の方がはがしやすいようです。所々ローズウッドのつき板をはがしてしまい芯材のラワンが出てしまいました。

 トーンバーの奥の方がはがれてました。通常はサウンド―ホールから筆に接着剤をつけて手探りで隙間にぬり込み裏板から木の棒で突っ張って接着するそうですが、00サイズでボディーとサウンドホールが小さくとても難しそうなのでこれで正解のようです。

 

                     


 はがれているブレーシングをタイトボンドで接着し、次の日に裏板を接着しクランプで締め付け固定しました。今回は比較的ずれなかったみたい。

 兄からJ50用に買っていたセルをもらってアセトンを使って接着しました。固定するのにガムテープを使いましたが所々隙間が出来てしまいました。

 サイドに傷がだいぶ出来てしまったので塗り直すために塗装をはがしました。今回は「塗装はがし液」を使いましたが下塗りと上塗りでは塗料の種類が違うのか上の塗料だけがはがれました。セルをスクレーパーで整形して隙間はパテで埋めサンドペーパーでならして塗装しました。

 

          

  MonotisのYouTubeチャンネルに試奏動画アップしてもらいました。「SUZUKI TG-003試奏」


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