AMATEUR GUITAR REPAIR

YAMAHA FG-180JとFG-200J

ネック調整その他

 

 

 手ごろな値段の黒ラベルFG180Jがリサイクルショップのジャンクコーナーに在ったので買いました、、、が。当然ネックが反ってたのでトラスロッドを回すとグルグルとロッドが回る?よく見るとロッドのナットが六角ボルトに変えられていてネジのピッチが合ってない(インチ規格?)。それを無理に回したのでロッドが折れてしまったのでは、、、。とりあえずネックを抜いてみました。段々とネックを外すのが上手くならないといけないのに、下手になってます(反省)。トラスロッドアンカー部分の木が削れて回っている事が分りました。アンカー部分が回らないよう埋木をして補強しました。


 

 トラスロッドナットが無くなっているのでギブソン用インチ規格のトラスロッドナットを買ってきて取り付けてみたのですが上手く入らない!どうしようと思ってたら、友達がFG200Jをくれました(M君、ありがとう)。トップにシールがベタベタと張ってあってペグが一個無かったようです。早速トラスロッドナットを取ってFG180Jに取り付けて見ると上手く取り付きました(当り前ですが)。FG200Jも中々いい音をしてるので部品取りに使うのはどうかと思い、ためしにギブソン用のナットを取り付けてみるとなぜか?上手くはまりネックの反りも調整できました。ラッキー!

 FG180Jのネックをリセットして完了しました。弦高は2.5mm(6弦/12F)に調整しましたが、弦を張りっぱなしにしてたら3mm弱になってしまいました。トップ板は赤ラベル、グリーンラベルとは違い芯材はスプルースではなく年輪がはっきりしない白っぽい木(シナ?ブナ?カバ?)が使われてます。サイドバックはアガチス合板で芯材はやはり白っぽい木が使われてます。音は弦を張ってすぐは良くなかったけど段々と良くなってきました。


 次にFG200Jの掃除です。

 

 耐水ペーパーでシールの跡を削って後はコンパウンドで磨いたらきれいになりました。ブリッジの弦溝が殆ど無かったので溝を切り弦との角度がつくようにしました。ビレない程度に逆ゾリぎみにロッドを調整し、弦高は3mm(6弦/12F)ぐらいにしました。

 トップ材はFG200JもFG180Jと同じく芯材は白っぽい木が使われてます。音はサイドバックがマホガニーのためか高音がシャリシャリという感じで鳴ります(どちらかと言えば伝統的なYAMAHA FGの音かも?)。


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