小杉湯

高円寺 昭和八年創業

平日 15:30-25:30
土日祝 8:00-25:30 木曜定休
入浴料金・大人520円

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東京の一大ターミナル、新宿駅から一〇分。
昔なつかしい商店街、古着屋、カフェ。演劇にアート、阿波踊り……。あらゆる文化が混ざり合い、老若男女が集う街、高円寺。

関東大震災後、東京の中心部からやってきたファミリー層や高齢者世帯によって、新興住宅街がつくられたこのエリア。戦後になると、作家やアーティストをはじめ若者も多く移り住むようになり、多種多様な人びとが、ときに「中央線文化」とも呼ばれる独自のカルチャーを形作ってきました。

車の通りも少なく、子どもや年配の方も安心して過ごせる。交通の便が良く、働く人にもやさしい。さまざまな人が暮らす、まさに「混沌」ということばで形容するにふさわしい場所です。

小杉湯は昭和八年(一九三三年)にこの街で生まれました。高円寺らしい「ごちゃ混ぜ感」をぎゅっと凝縮したような、街の銭湯。創業当時の建物を守りつつ、時代に合わせて中身を変え続け、高円寺の人々とともにあり続けてきました。

その長い歴史の中で、さまざまな人たちが小杉湯に集まり、さまざまな物語が生まれてきました。