百名山56座

浅間山(2524m)

登山日記

  2007.4.29

車中泊日帰り

 

          黒斑山                                浅間山
4/29(土) 水戸10:00−小山−前橋−軽井沢−浅間サンライン−チェリーパークライン−車坂峠駐車場3:10
4/30(日) 車坂峠6:10−トーミの頭−黒斑山−湯ノ平口−前掛山分岐10:30−前掛山頂上11:00−湯ノ平口−トーミの頭−駐車場3:10−軽井沢−安中市−水戸22:10
山登りの費用  7,060円 
内訳 交通費  ガソリン代 5,020円  走行距離448km
その他 食べ物2,040円

  浅間山は,現在火山活動中頂上への立ち入りは禁止である。連休中にもかかわらず前日に雪が降ったこともあり,無理をしないで黒斑山までと思っていたが,前掛山まで行けたことはほぼ浅間山に登ったことになる。                                                             

車山峠駐車場

駐車場から八ヶ岳

夜の10時に友達と待ち合わせて,国道50号線で前橋に向かった。この道は何度も通っている慣れた道だ。連休2日目であったが,大企業以外は飛石連休であるためか道は混んでいなかった。トイレ休憩でコンビに立ち寄り運転を代わった。碓氷峠を過ぎ軽井沢に入るころにはたくさんのトラックが走っていたのでびっくりした。朝食用のおにぎりを買うためにまたコンビにに立ち寄った。目的地はもうすぐだ。浅間山荘から登る道もあったが,雪の心配もあったので黒斑山に近い車坂峠に決めた。峠に着くと一面真っ白な雪が積もっていた。夜だったことあり駐車場が見つからず20分近くうろうろしてしまった。理由は高峰高原ホテルと自然観察センターの駐車場が同じところにあったため分からなかったからだ。車が揺れるほどの突風が吹いていた。朝方止むことを期待して3時間の睡眠に入った。
5時になっても風は強かった。外を見ると富士山と八ヶ岳を写真に撮っている人が2人いた。6時になり登山口から出発する夫婦やグループが動き出した。私たちも後を追った。しかし,中コースへ入ったのは私たちだけであった。

中コース入口

中コース

中コースに入ると日陰が多いこともありたくさんの雪が積もっていたが歩きやすかった。しかし,ところどころアイスバーンになっているところがあったた。登り始めて1時間を過ぎる頃に表コースとの合流点に着いた。ここからは視界が開け,薄っすらと雪化粧をした山々が見えた。トーミの頭で休憩し浅間山をバックに写真を撮った。そして,20分先の黒斑山へ向かった。道はアイスバーンになっていて下りはアイゼンを着けないと無理だと判断した。

黒斑山頂

草すべり

黒斑山の山頂は稜線一部5,6人で一杯になった。ここで帰っては浅間山に登ったことにならないと思い。前掛山へ向かうことにした。友達が軽アイゼンを持ってこなかったため片足に一個ずつアイゼンを着けた。不安定だがしょうがない。ここからの草すべりの道は雪に覆われていた。私たちの前に2人の中高年のおじさんが道を作りながら降りていったのでそのあとを追った。道がないのにさっさと降りていったのにはびっくりした。相当なベテランだなと感じた。

湯ノ平口

前掛山登山口

やっとのことで,湯ノ平口に着いた。ここからは1時間の登りだ。雪が残っていたがところどころ石が見えていた。富士山に登ったときのボロボロ道に似ていた。私たちの前には10人近い人が登っていた。

前掛山入口

前掛山(浅間山)頂上

前掛山入り口近くは,アイスバーンになっていたため気をつけながらゆっくり歩いた。この頃には山頂から下山してくる登山客とすれ違った。何時ごろ出てきた人なのか不思議だったが,後から分かったことだが,浅間山荘側から登って来ている人たちだった。10時30分に入り口に到着。風が強く吹いていた。避難小屋で友達が待っていると言うことなので,一人で山頂へ向かった。山頂では風は強くなかった。15分休憩し登ってきた人に写真を撮ってもらった。目の前には浅間山の噴火口からでる煙をまじかに見ることができた。立ち入り禁止でもあの山頂に登っている人がいるんだろうなと思った。

山頂からの北アルプス

避難小屋

山頂からは北アルプス連峰が雪をかぶり一直線に伸びていた。すでに12時を過ぎていたが,小さな子供を連れた家族や中高年のグループなどがたくさん登ってきた。たぶんこの日は100人位の人が山に入ったのではないかと思った。

草すべりの登り

浅間山

浅間山山荘から登っていれば,下るだけであったがトーミの頭までは,70分の登りが待っている。天気は快晴で気温も相当上がっていたので,山道の雪は半分なくなっていた。草すべりの登りは思ったよりも楽だった。トーミの頭で最後の浅間山を目に焼きつけ車坂峠まで下山した。帰り自然観察センターの売店で買い物をしようとしたが,営業は明日からですと言われ買うことができなかった。隣のホテルの売店をのぞいたが,買いたいものがなかった。すでに3時30分になっていたので道路の混雑を考え温泉に入らず帰宅の途についた。途中安中市内のマーケットでたらの芽やこんにゃくなどの土産を買った。水戸に着いたのは夜の10:20だった。

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