百名山82座

大山(1709m)

登山日記

  2009.8/28

帰り(曇り・小雨)

 

           大山                                             大山
8/28(金) 米子(泊)6:30−登山口7:00−山頂9:00−登山口9:30−中国自動車道-新名神高速-東名阪道−伊勢湾岸自動車道−東名高速−首都高−常磐道−水戸0:30 
山登りの費用  −円
内訳 交通費  
走行距離    約2000km(水戸〜大峰山〜大台ヶ原〜大山〜水戸)         
 昨日は晴天に恵まれたが、今日は日本海に低気圧が発生し,午後から天気が悪くなり雷の予報も出ていた。雷が鳴らないように祈りながら登山口を出発した。夏山登山道は往復4時間の行程だ。

 大山は中国地方の最高峰である。天気がよければ山岳的な景観を見ることが出来たが、今回は山頂を踏みしめるだけだ。
下山駐車場 駐車場
 朝、駐車場へ着いたときはすでに7台の車が駐車してあり、登山者の多くはすでに出発していた。ちょうど一台の車が駐車場に入ってきたので、登山口がどこか訪ねる。駐車場から少し戻ったところに看板があるのでわかりますよと親切に教えてくれた。たぶん、午前中は天気はもつだろうと言って私より先に出発していった。今日は最後の登山者かもしれないと先を急いだ。
夏山登山口 石段

石垣にはさまれた直線上の石段を歩く。途中、木造建築の阿弥陀堂の建物があった。

1合目 シャクナゲ平

ミズナラの林を登っていくと、1合目の標柱があった。

4合目 4合目山の神

周辺の林はミズナラからブナ林に変わる。歩きやすい山道が続く。山の神が祀られているところで安全祈願をした。

トリカブト

6合目避難小屋で、数人の登山者の出会う。もう下山しているのかと思ったが、「8合目から風が強く、登頂をあきらめて戻ってきた。」と単独行のおばさんが言った。また、3人組みのグループも引き返してきた。ここまで来て大山を登らないで帰るわけにはいかないと思った。一人では何かあったとき危ないかなと思いながらも先を急いだ。8合目で登頂を終えた中高年の夫婦が下山してきた。「山頂はどうですか?」と訪ねると親切に「9合目から山頂までは木道なっていて、ロープが張ってあるので風が多少あるがロープにつかまっていけば大丈夫ですよ。」とアドバイスをくれた。こんな天気でも頂上に行く人の多くはいるのは、百名山を目指している人が多い。聞かなくても何となく雰囲気でわかるからだ。

木道(コバイケイソウ) 山頂

ここから先には誰もいない。強風だ。顔に当たる雨粒が痛い。ほどなくして山頂に到着。記念写真を撮りたいがカメラをおく場所がない。風でカメラを飛ばされそうになりながら、4回目でやっと自分の体をカメラの中に納めることが出来た。霧雨と強風の中、視界はまったくない。こんな時もあるだろうと独り言を言った。

弥山山頂部 山頂避難小屋

強風と霧に包まれた中で、山頂にいるのは私一人だ。小屋の中をのぞく。立派な小屋だった。トイレもあったが、一人でいるのが怖くなり早々に下山を始めた。

下山道 大山国際スキー場

下山途中8合目のところで登りの登山者に出会う。右手にはビニールの袋にいっぱいのキノコらしきものが入っていた。「何を取ってるんですか?」と聞くとマイタケだそうだ。この登山者は地元の人なんだろうと思った。私が最後の登山者じゃないことがわかり一安心。この人大きなザックを見て小屋に泊まるのかなと思った。

登山者 団体登山者

6合目を下山し始めた頃から、多くの登山者が登ってきた。「やっぱり百名山だよな。」と独り言を言った。6合目の避難小屋にいた人が山頂まで行ったかどうかはわからないが、4人の登山者があきらめて下山していたのに。100円カッパで運動靴の軽装で登ってくる登山者を見て唖然とした。天気がよければ運動靴で登れる山かもしれないが、あまりにも山に対する認識の甘さにびっくりするだけだった。その後、30人近い登山者が登ってきた。下山口駐車場で、出発するときに一緒だったおじさんが遅れて帰ってきた。「どこかに寄っていたんですか?」と聞くと登った道とは別のコースを降りてきたと言うことだった。軽装登山者の話をどちらかともなくするとおじさんは、「あんな格好で登る登山者がいるから、山の事故がなくならないんだ。」と半ばあきれ顔だった。

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