百名山64座

恵那山(2191m)

登山日記

  2007.10.21

車中泊日帰り

 

          恵那山                                山頂の祠
10/20(土) 水戸19:00−水戸IC−常磐高速道−首都高速ー中央自動車道ー神坂SA(仮眠)1:00−4:00ー中津川IC
10/21(日) 中津川IC−363号ー黒井沢登山口6:00−休憩小屋6:40−避難小屋7:50−山頂10:00−山頂小屋10:20〜11:00−野熊の池12:30−黒井沢登山口13:55−中津川IC−中央自動車道−首都高−常磐道高速道−水戸22:30
山登りの費用  
内訳 交通費 高速代金17,180円 
その他  

  恵那山は,登りたい山の一つではないが百名山を達成するためには登るしかない。出発前,IC近くのトンカツ屋で夕食を取った。そのとき,栄養をつけようとカキフライまで頼んだのがよくなかった。カキにあたったのかわからないが,今回の登山は胃痛と下痢と吐き気との闘いだった。また,紅葉が見られればと思いつつ車を伊那谷へ走らせたがきれいな紅葉も見られなかった。                                                           

登山口休憩所

黒井沢休憩所

 今回は,塩見岳登山以来の長距離運転だ。カキフライに当たったのか分からないが・・・何度も高速道のSAに立ち寄りトイレに入った。出るものがなくなると吐き気と胃痛に悩まされた。何とか中央道の神坂SAにam1:00に到着。  ここから黒井沢登山口までは1時間くらいで着くだろうと考え朝の4:00まで睡眠を取ることにした。黒井沢登山口まではところどころ舗装された道から砂利道に変わる渓谷沿いの道だ。途中一箇所だったが登山口への標識があったので安心した。駐車場には2台の車がとまっていたので少し安心した。また,駐車場には案内所の小屋と簡易トイレがあった。これでトイレの心配もなくなった。ほどなくしてタクシーを含め5,6台の車が入ってきた。私は日が明るくなるのを待って6:00に出発した。歩き始めて30分ほどして休憩所があったが,ボロボロの小屋だった。中高年の5人グループが朝食を取っていた。ここにはトイレはなさそうだ。

避難小屋

野熊ノ池付近休憩所

 ここからは本格的な登山道になった。体調も思わしくなかったので水分を少しずつ取りながらゆっくりしたペースで歩いた。ぬれた石に何度か足を滑らし,何人かの登山者に追い越されたが焦らず歩いた。7:50に山道から少し離れた野熊ノ池避難小屋に到着した。建てたばかりの立派な小屋だった。泊まれるのは4,5人だ。60歳を過ぎたおじさんが単独で登ってきたのでお互いに写真を撮り合い話をした。地元の人でこの周辺の山を登り歩いている人だった。この周辺の山の事を聞かれたが,答えられなかった。ほどなくして野熊ノ池についた。水が山道を横切って流れていた。先ほど私を追い越していった青年がベンチで休憩していた。大学生らしかった。

恵那山避難小屋

山頂

 ここからの道は,木の根や岩が混じった歩きにくい道だった。山の稜線斜面を歩いているが,樹林帯が邪魔をして視界はまったくなかった。山の楽しみがなく残念だ。何人かの登山者に追い越されながらやっとのことで9:50に避難小屋に到着した。どこから登ってきたのかと思うくらいたくさんの登山者が昼食を取っていた。ここは最高点ではないので急いで頂上へ向かった。5分くらいで頂上に着いた。ここにもたくさんの登山者がいて記念写真を撮っていた。この頂上は視界がない。そこには高さ2m位の小さな展望台が設置されていた。私も登っては見たが360度の視界ができるほどの展望台ではなかった。

峰越林道からのツアー登山者

頂上からの富士山

 恵那山への一般的なルートは3つあった。一番近いルートは峰越林道からの山道だったが,昭文社の地図で見ると車が途中までしか入ることができないと書いてあったので今回は黒井沢道を選択した。ところが20人近いツァーの団体が峰越林道から登ってきた。登ってきたツァーコンダクターに聞いて,途中までは車が入れることがわかった。ついでに,明日御岳山へ登る計画だったので,「この装備で大丈夫ですか?」と聞くと「山頂部はアイスバーンで凍っているので無理ですよ。」と言われた。今回の登山は体の不調もあり明日の登山は中止にした。数日前に寒波の影響で周辺の山に雪が降ったので心配だったが,登山口近くの小屋に電話ところ「冬装備ではなくても登れますよ。」との返事だったので行けなくなったのが少し残念だった。

山頂からの南アルプス

御岳山

 山頂避難小屋は立派な建物でトイレも別に建ててあった。小屋の周辺は大きな岩があり見晴らしがいい場所が数箇所あった。カメラを持った登山者が群がっていた。ここまで来て景色が見られないのも残念なので,カメラを持って岩に登った。ここからの眺めは素晴らしかった。雪を被った富士山をはじめ,南アルプス,御岳山がすばらしい山容を見せていた。岩の裏にある樹林帯の隙間からの眺めが恵那山頂で一番いい場所だとわかった。

下山道

野熊ノ池

 1時間ほど休憩し11:00に下山を開始した。この頃には吐き気と胃痛も収まり食欲も出てきた。野熊ノ池には12:30に到着した。ここjでは親子三代で登山をしている祖父・祖母・父・子の5人家族に出合った。とても羨ましく思った。1:55に登山口に到着した。帰りも大変なので急いで中津川ICへ向かった。SAで休憩を取りながら帰ったの22:30だった。

 

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