百名山63座

越後駒ケ岳(2003m)

登山日記

  2007.10.6

車中泊日帰り

 

          越後駒ケ岳                                紅葉
10/5(金) 水戸19:30−塩原400号−121号−桧枝岐−352号−奥只見−枝折峠駐車場1:00(仮眠)
10/6(土) 枝折峠駐車場−明神峠一道行山−小倉山7:30−前駒9:10−駒ケ岳頂上10:10〜10:40−駒の小屋10:50−百草の池11:50−道行山12:45−明神峠14:40−枝折峠駐車場15:15−桧枝岐(温泉・食事)−水戸
山登りの費用  13,240円 
内訳 交通費  ガソリン代 7,912円  走行距離482km
その他 食べ物2,148円  土産3,180円

 今回のコースは行程が長いため山小屋一泊の計画を立てた。駒の小屋は素泊まりだけの町営の小屋だ。この時期,この周辺の山は紅葉のピークで,山小屋の混雑が心配だった。ところが登っている人のほとんどが日帰り,急きょ予定を変更し,重い荷物を背負ったままの日帰り登山となった。

 帰り桧枝岐で十割そばを食べ温泉に入り休憩を取った。今回とても天気がよかったので薄着でいることが多かった。その結果,帰って来てから風邪を引き治るまでに10日間かかった。

 また,駐車場から小倉山までの登山道は狭く道の両側が崖になっている。用足しの場所が皆無であることに注意してもらいたい。                           

枝折峠登山口

稜線から

 枝折峠までの道は狭いが,完全に舗装されている。峠付近の道の両側には車がたくさん止まっていた。止めるところを探していると数台の車が奥に入っていくので,何かと思ったらその場所が新しくできた大きな駐車場だった。そしてトイレも立派だった。夜中に着いたのでどこが駐車場なのかわからなかった。それでも20台近くの車が駐車してあり仮眠をとっているようだった。明日の登山道は混むだろうと思った。お腹がすいていたので軽い食事をして寝た。朝起きると下痢になっていた。私は胃腸が弱く寝る前に食べるとお腹を壊す癖があるのに軽率だった。山小屋泊の予定なので荷物は10kg以上になっていた。急いで準備をした。すでに多くの登山者がヘッドランプを点けて出発していた。また,旅館のマイクロバスも数台入って来た。

観音様の像

駒ケ岳を望む

 今回も山のHPを何件か検索してきた。そして,登り口が分かりづらいことや,駐車場が数台分しかないとか書いてあったが,道路も駐車場もトイレもお金をかけてなおしたようだ。登山道は幅の狭い切り立った稜線沿いの山道がどのまでも続いた。観音像付近から朝日に照らされた越後駒ケ岳が見えた。どっしりとした見ごたえのある越後駒ケ岳だった。

百草の池付近

前駒への登り

 道行山までは,小さなアップダウンを繰り返し,ぬかるんだところがとても多かった。スパッツは必要だ。

前駒から

駒の小屋

 前駒は岩場のピークがありちょうどいい休憩場所になっていた。前駒の小さい標識がある。ここから頂上までは約1時間だ。一服し休憩を取った。多くの登山者が休んでいた。ザックを見るとほとんど日帰り登山者のようだ。ひとりの登山者のおじさんに声をかけ「この山は日帰りが多いんですか。」と聞くと「そうですよ。」と言う返事だった。「時間的に日帰り登山は大丈夫でしょうか。」と聞くと「頂上を遅くとも12:00に下山すれば大丈夫ですよ。」との返事だった。ここで小屋泊まりを止め日帰り登山に予定変更した。小屋手前は岩場がありクサリが付いている箇所があった,岩場がぬれていなければ特にクサリの必要はなかった。やっとのことで駒の小屋に到着。ここから頂上までは30分くらいかかりそうだ。一服し小屋に荷物を置き頂上へ向かった。

稜線分岐

駒ケ岳頂上

 頂上手前で中ノ岳と駒ケ岳の分岐があった。この周辺の紅葉がピークた。頂上には10人近くの人が景色を楽しんでいた。周辺の山並みに雲がかかり始め,遠くの山が見えにくくなってきた。

山頂からの中ノ岳

頂上付近

 頂上で写真を撮りながら30分休憩した。帰り小屋の中を見せてもらった。小屋の前には板をひいたベンチがたくさんあった。登山者の多くはここで昼食を取り休憩していた。先ほど親切に下山時間などを教えてくれたおじさんもお湯を沸かし昼食を取っていた。ある登山者が,小屋の管理人さんから木彫りのキーホルダーを購入していたのを見て,私も購入したが1個800円?くらいしてびっくりした。山の管理にはたくさんの経費がかかっている。この値段も山の管理寄付金が含まれているものだと納得した。時間はまだ11:00だったが,この時期は日が暮れるのが早いので昼食を取らず下山を開始した。

下山道から

枝折峠駐車場

 1時間ほど下山して百草の池で休憩。私と同じ年代の単独行の登山者がいたので声を掛けた。彼は千葉から来ていた。二人で今年登った山などの情報を交換した。私と同様,金曜日の夜に家を出て土曜日登り,日曜日は家で休むということだった。彼の話では,ハイキング的な山は妻と登っているが,本格的な山になるとひとりだそうだ。お互いに頑張りましょうと誓い合った。20分も山談議で盛り上がってしまった。この頃になると頂上付近にあった薄い雲が取れ,越後駒ケ岳がすばらしい姿を見せた。毎度のことだが,下山途中で霧が晴れ雲が取れたりする。でも,その逆もあったわけで天候に恵まれたことを考えれば山の神様に感謝しなければならない。下山途中に何組かの登山者に出会った。この人達が小屋泊まりの登山者だった。たぶん朝9:00頃に入山した登山者だ。枝折峠には3:15に到着した。

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