宿に泊まり明日の天気予報を見ると曇り雨だった。雨の場合は登山中止し観光地をまわることにした。ホテルの従業員に明日の天気を聞くと,ニュースの天気予報は当てにならないと言っていた。周囲が山に囲まれ太平洋と日本海からの気流などの影響で判断が難しいのかと思った。気象庁のレベルもそんなものかと思った。朝起きると晴天だった。
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八甲田ロープウェイ |
青森市を望む
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八甲田ロープウェイの運行時間9:00に合わせホテルを出発した。国道を通って行こうと思ったが相当混むと言われ一区間だが高速に乗った。こんな田舎でも弘前までの上りは渋滞だ。高速にのるまでに予想以上の時間がかかりロープウェイ乗り場に着いたのは9:00を過ぎていた。急いで9:20のゴンドラに乗り山頂公園駅についたのが9:40分。ここから酸ヶ湯までは約4時間の行程だ。
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木道
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田茂范湿原
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家族とは田茂范湿原で別れ酸ヶ湯まで迎えに来てもらうことにした。暑くもなく天気も快晴。すばらしい登山日和になった。 |
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赤倉岳へ
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分岐
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なだらかな登りで景色もよく分岐点には10:35分に到着。八甲田の山並みを見渡すことができた。 |
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歩きやすい山道
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赤倉岳山頂
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山道とは思えないほど歩きやすい山道が続いた。赤倉岳山頂には10:50分に到着。 |
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鞍部避難小屋
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大岳山頂
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大岳へは井戸岳を左に巻いて登り一度鞍部へ降りてから登り返すことになる。大岳鞍部避難小屋に11:15分到着。ここで休憩を取った。小屋の中を覗くと何組かの登山者が昼食を取っていた。きれいな小屋だった。この小屋に泊まるのにお金を払うのかな?と思った。この小屋を見て黒部五郎小屋を思い出した。ここからは30分の登りだ。11:40分に大岳頂上に到着。5,6人の登山者が休憩していた。私もここで昼食を取った。ここから北海道が見えないかと必死に目を凝らしたが見えるのは下北半島のようだ。ガスがかかり始めた。恐山の山並みにも雲が上がってきたようだった。頂上で休んでいると一組の夫婦が声を掛けてきた。「この地図に書いてあるこの言葉はどんな意味ですか?」韓国語と日本語で書かれた八甲田の登山用の地図だった。この夫婦は韓国人だと分かった。その言葉は『ぬかるみ』だった。『土がどろどろになっている。』と説明したら分かったようだった。この夫婦はこれから谷地温泉まで行くということだった。地図で確認するとコースタイムでここから5時間もかかる。到着するのは17:00だ。すごい人だと思った。遭難しなければいいなと勝手に思った。 |
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下山道
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酸ヶ湯へ
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大岳から仙人岱までの下りは足にこたえた。おじいちゃんと孫の登山者や若い夫婦など何組かの登山者と出合った。おじいちゃんと登っていた孫は5才くらいだった。がんばってるねと声を掛けた。 |
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八甲田清水
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酸ヶ湯温泉へ
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仙人岱でおいしい清水を飲んだ。4人組の登山者が休んでいた。長い木道が続いた。酸ヶ湯温泉に近づくにつれ硫黄の匂いと煙がところどころから出ていた。やっとのことで登山口に13:35分に到着したが,足はがたがたになっていた。大きな駐車場と立派なトイレ・観光案内館があった。しかし酸ヶ湯温泉がなかった。待ち合わせている家族の車もない。すぐに携帯電話で連絡を取った。すると酸ヶ湯温泉の駐車場にいるとのこと。よく見ると私が立っている場所の下のほうに酸ヶ湯温泉があった。この登山口の駐車場は酸ヶ湯温泉の上に作られた大きな駐車場だった。酸ヶ湯温泉に入って待っているように言ったが,混浴なので入らなかったようだ。ここまで来て温泉に入らないのはとても残念だったが,家族に3時間も待たせておいてまた温泉で待たせることはできず。なくなく帰宅の途についた。帰り花輪SAで食べたラーメン(比内鳥スープ)は絶品だった。水戸に着いたのは23:00頃だった。
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