百名山71座

早池峰山(1917m)

登山日記

  2008.10.12

1泊2日(晴れ)

 

          早池峰山                                                       山頂               
10/11(土)

13(月)
水戸19:30−那珂IC−常磐道−磐越道−東北道−花巻IC−道の駅はやちね−河原坊駐車場2:00(仮眠)-登山口6:20-頂上9:30〜10:30-登山口着14:00−花巻温泉(泊)9:00−東北道−磐越道−常磐道−水戸15:00    歩行時間(登り3時間・下り3時間30分)・・・連れがいたため
山登りの費用 29,300円 
内訳 交通費  ガソリン代 11,800円 高速料金17,500円    走行距離 940km
その他  宿泊代(−)  食費(−)  昼食(−) 
 今回、私の勤続25周年のお祝いに旅行券をもらったので、東北の紅葉を見に早池峰山へ出かけた。しかし,紅葉のピークはすでに過ぎていた。登山口は、河原坊と小田越2つあるが、歩行時間が短い小田越は、駐車が禁止だ。沢沿いの岩場のコース河原坊を選んだ。
道の駅はやちねの売店は休業になっていた。トイレ休憩所はそのまま。こんな田舎では、シーズン以外は人がなく採算が合わないのだろう。地元の名産品が安く買えなかったのが残念だ。

花巻ICを降りた時間が、午後11時57分。ETC割引は0時から、時間を確認していれば料金は半額だった。がっくり・・・・。今年の山の紅葉は1週間早いようだ。 

連れが登った山の中で早池峰山は、会津駒に続く、最長の歩行時間だった。
河原坊登山口                 コメガモリ沢
 3連休で道路も相当混むだろうと土曜日の夜7:00に家を出た。登山口には、夜中の2時に到着したが、80台駐車できる駐車場には4台しかとまっていない。紅葉の時期にこんなはずはないと思いながらも、あまりにも人がいないのに不安なった。夜空を見ると、雲の流れが速く、月が見え隠れしていた。トイレに行きたかったが、風が強く、寒い。熊が出るのではないかと怖くなりトイレを我慢した。一晩中、強風が吹き車がグラグラ揺れた。朝までよく寝なかった。朝、6時頃になり、数台の車が入ってきた。

数人の登山者が、出発していたので、私たちも後に続いた。寒かったので、インナージャケット・カッパ・ウインドブレ−カーの3枚を重ね着した。

自然保護センター前の登山口から、小さい砂防ダムを左に見ながらコメガモリ沢に沿ってなだらかな登りが始まった。紅葉した葉っぱの半分が落ち葉になっていた。北西からの風が強く雲が流れが早い、太陽が見え隠れしている。くもが取れれば快晴になりそうだ。でも、風が強く帽子が何度も飛ばされそうになる。
 
コメガモリ沢の登り 森林限界

  最後の水場となる7合目の頭垢離までは、急登もなく比較的歩きやすかった。何組かの登山者に追い越された。2リットルも水を持ってきたことを後悔した。薬師岳が顔を出した。

岩場 クサリ場

森林限界を過ぎると岩場や岩礫の急斜面の連続が始まった。途中クサリ場とロープがあったが、雨で濡れていたら、危険なところだ。頂上近くで、朝早く出発していた登山者がすでに下山を始めていた。そのうちのひとりは軽装で靴はスニーカーだ。この山をハイキングコースと間違えているのではないかと思った。

山頂 避難小屋

9時半に頂上へ到着。10人近い登山者がいた。風は強く岩陰に入らないと寒い。小屋の中でお湯を沸かそうと入ったが、一階は人手いっぱいだ。小屋には簡易トイレ用の袋が350円、男子用ボトルが500円で購入できるようになっていた。トイレに行きたかったが、500円はもったいないと我慢した。連れも我慢した。

盛岡方面 小田越方面

頂上から岩手山が見えるものと思っていたが、見えなかった。登っていた人に聞いてもたぶん見えないということだった。小田越方面からの登山者が多いのにはびっくりした。駐車が禁止なのにどこにとめているのかと不思議になった。たぶん、交通規制の時期以外は、駐車しても大丈夫なのではないかと思った。岩陰でお湯を沸かしコーヒーを作り、コンビニで買った朝食用のサンドイッチを食べた。頂上でもっとゆっくりしたかったが、連れが寒いので早く下山したいというので、下山をすることになった。頂上にはすでに50人近い登山者で一杯だった。

山頂直下

河原坊の駐車場を見るとたくさんの車が駐車してあるのが見えた。多くの登山者が登ってくるだろう。

ここの紅葉もそろそろ終わりだ。ここの頂上は先が尖ってないので登るまで頂上はわからない。
 

打石 御座走り

8合目の打石(ぶついし)は岩の形でわかるが、御座走りの名前の由来は何なのか?考えてもわからなかった。御座を使っても降りられる急斜面だからなのか?本当は巨大な御座状の一枚岩がゴロゴロしているからみたいだ。 

河原坊の紅葉 岩場の急斜面

コメガモリ沢までは急斜面が続く。多くの登山者(家族・夫婦・団体)とすれ違った。自然保護センターの監視員のおじさんが登ってきた。連れの歩き方を見て(ヨレヨレのおばあさんが歩く格好)「ここからは急斜面が続くので、ストックをたたみ、両手を使って降りなさい。怖かったら後ろ向きで降りなさい。」とやさしい?言葉で指導してもらった。私までも初心者と思われたのかとちょっと頭にきたが、山や登山者を守ってくれる人達に感謝しなければならないと思った。

自然保護センター前 登山口からの早池峰山

下山のコースタイム2時間のところ、3時間30分かかってやっとのことで下山。連れの足は棒になっていた。登山口には観光客やカメラマンがたくさんいた。時間はすでに午後2時になっていた。今夜の宿、花巻温泉にナビを設定した。花巻温泉のお湯(弱アルカリ単純泉)はいまいちだったが、料理は最高だった。 

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