百名山14座

燧ヶ岳(2356m)

登山日記

  1999.8月上旬

日帰り(車)

 

          燧ヶ岳(尾瀬沼)                            燧ヶ岳(熊沢田代)
8月上旬 水戸−大田原−塩原−舘岩−桧枝岐−尾瀬御池(駐車場)−バス乗換え−沼山峠−尾瀬沼−長英新道−ミノブチ岳−前武尊12:50〜川場谷野営場14:20−花咲−日光−宇都宮−水戸
 小学校4年の娘を連れて燧ヶ岳登山に出かけた。標準コースタイムは7時間だったが,10時間もかかってしまった。

 日帰り強行日程にしたため私は42時間も寝ていなかった。その結果,目が充血し眼科に行く羽目になった。
また、次の日,子供が起きられないと言い出し,病院に連れて行くかどうかで妻と揉めた。子供を布団からたたき起こし朝食を食べさせたらなおった。登山の疲れと夕食を食べないで寝たため体が動かなかったようだ
沼山峠登山口

湿原

 

湿原木道

テガタチドリ

尾瀬沼を見下ろす

ミノブチ岳

尾瀬沼

尾瀬ヶ原(至仏山)

俎ー(まないたぐら)2346m

柴安ー(しばやすぐら)2356m

 12時頃に下山を始めて,すぐに美男美女の中高年の夫婦に出合った。服装を見てびっくりした。スニーカー・ジーパン・スラックス,ハンドバック・・・なんとザックなし。
 よくこんな格好でここまで登って来たと内心びくりした。
 私は「何時頃に登り始めましたか?」と聞いた。『9頃だったよね。」と奥さんが答えた。『コースタイムぴったりですね。」と言うと『そんな時間誰が決めたの?」と奥さんが言い返してきた。返す言葉がなかった。
 私は,心配して「午後からは天候が急に変わることがありますから早めに下山した方がいいですよ。」とアドバイスした。

 尾瀬は天気がいいとサンダル・背広で入山する呆れたハイカーがいることで有名なところだ。私が感心したのは,この夫婦の服装がまったく汚れていなかったことだ。足が長くスタイルがよかったので汚れなかったのだろう。

ガレ場

熊沢田代

 ガレ場の途中で蜂に追いかけられた。子供と持っていたストックで蜂を追い払ったがどこまでもどこまでも私達の周りを飛び回っていた。20分くらいたってやっと蜂から開放された。

広沢田代

湿原

 今考えると熊に出会わなくてよかった。尾瀬で熊が出るとニュースになったのはこの数年後からだ。
私達の周りに他の登山者は誰もいなかった。

木道

尾瀬御池駐車場

  広沢田代湿原を過ぎると樹林の岩が混じった急斜面だ。ここで子供のペースが落ちた。足幅がないため岩をまたげない。岩を降りるたびに手を貸した。
 時間は予定の午後3時を過ぎ,駐車場に到着したのが5時近くになっていた。

 この後,子供は車の中で寝てしまい。夕食も取らずに帰宅の途についた。

登頂記録へ

百名山軌跡へ