百名山75座

岩手山(2038m)

登山日記

  2009.6/26〜27

0泊2日(晴れ時々曇り)

 

           岩手山                                        ウラジロヨウラク
6/26(金)

27(土)
水戸9:40−常磐道−磐越道−郡山0:30〜1:00−東北道−滝沢IC−馬返し駐車場5:30−登山口600−8合目避難小屋-薬師岳山頂10:00-9合目避難小屋−8合目避難小屋(昼食)−馬返し登山口1:30〜2:00−滝沢IC−東北道−郡山−磐越道−常磐道−水戸21:30    
山登りの費用  約25,000円
内訳 交通費  ガソリン代約1万 ETC4,000(4回) 食事1,500円  コンビニ2,100円 土産6,500円
走行距離  1002km
 7月1日から日本各地の山で山開きが始まる。
 今回、東北の百名山で残っている岩手山に行こうと決めた。ネットで週間天気予報を見ると、関東が梅雨のじめじめした天気にもかかわらず東北地方の天気は良さそうだ。
 
 滝沢村のHPで山開きが7/1(水)であることを確認。この日は平日なので、一般の人は休めない。ということは6月末の土日が実質的な山開きだ。予想は的中、多くの登山者で賑わっていた。

 今回勉強になったことがふたつある。この時期に東北の山でもたくさんの高山植物が咲いていること。梅雨前線が南下しているときは東北の山が晴れていることがわかった。

 7/18からの三連休に行く予定だった日程を急遽変更し、福島の郡山に住んでいる後輩を誘って岩手山に向かった。  
 
馬返し駐車場登山口 馬返しキャンプ場(鬼又清水)
  家を夜の9:40に出発した。後輩の郡山へ向かう。ETC深夜割引料金にするためSAで20分休憩し郡山東ICで降りた。郡山で後輩を乗せ東北自動車道に乗り岩手の滝沢へ向かう。朝の4:30頃には周辺が明るくなり今日は最高の登山日和になりそうだ。馬返しの駐車場には着いたときにはすでに30台近くの車が駐車してあり多くの登山者がすでに出発していた。私達は予定よりも30分遅れて登山口を出発した。
馬返し登山口 ミズナラ林道

登山口は、駐車場から少し歩いたキャンプ場の先にあった。登山口に入るとすぐに熊出没に注意との看板があった。後輩は1年ぶりの山登りだ。後輩の体調を考えゆっくりしたペースで歩いた。

火山礫斜面 木道階段

樹林帯を過ぎると歩きやすい木道が続いた。登りには木道階段は登りやすいが下山時にはきついだろうと思った。

自衛隊演習林と滝沢牧場 岩場の旧道

2.5合目から旧道と新道の分岐になる。新道の方が歩きやすいのは分かっていたが、視界がきく砂礫道の露岩地を選んだ。天気予報では午後から晴れる予想だ。雲の流れが速い。滝沢ハムの牧場が下界に見えた。

4合目 砂礫道の急登

砂礫道の滑りやすい急斜面が続く。何度か足を取られたが、富士登山の急斜面と比べると楽だ。

残雪 シラネアオイのトンネル

6合目あたりから所々に高山植物が花を咲かせていた。7合目近くになり登山道の両側にシラネアオイの花が咲きシラネアオイのトンネルを作っていた。シラネアオイは高妻山に行った時以来だ。日陰にはわずかではあるが残雪が残っていた。思っていたより雪は少ない。

7合目鉾立 火口原

7合目あたりからお花畑が続いた。山頂が目の前に迫ってきた。雨雲がわずかではあるがかかりはじめ遠くで雷鳴が鳴った。朝より天気が悪くなってきそうだ。雨もぱらついていたが、青空も見える頂上までは何とかなりそうだ。

8合目避難小屋 歩きにくい火山砂礫

8合目の避難小屋に着いた。避難小屋と言うより立派な山小屋だ。トイレも新しい。有料ではないが寄付金を入れる箱が置いてあった。100円を入れ用を足した。左手には不動平避難小屋があったが、帰り寄ることにして先を急いだ。頂上まで人の行列が続いている。

薬師岳 奥宮

歩きにくい火山砂礫踏みしめながら鉢型の火口縁に出た。帽子が飛ばされるほどの突風が吹いていた。風上に顔を向けると息ができない。時計と反対向きに回って頂上を目指すことにした。中央には妙高岳がずっしりとそびえていた。山頂にはケルンがあり妙高山へも登れることがわかった。お鉢内部には奥宮があった。安全登山の祈願をして山頂を目指した。

御鉢の回りに奉られいる像 薬師岳(岩手山)山頂

お鉢の縁には道祖神を思わせる像があちこちに建てられていた。突風で体を飛ばされそうになりながらやっとの事で頂上に到着。多くの登山者で賑わっていたが、風が強く寒く長い時間休憩をとる登山者はひとりもいなかった。私達も記念写真を撮り下山を開始した。

山頂からの秋田駒ヶ岳 御苗代湖

山頂からは八幡平・秋田駒ヶ岳が美しい姿を見せていた。いつもならパノラマ写真を撮るのだが、風が強く撮る余裕がなかった。

妙高山(御室火口) 不動平

お鉢中央にある妙高山の火口からは噴煙は見られなかった。不動平避難小屋へ向かう。ここで昼食を食べる予定だったが、人でいっぱいだったので8合目避難小屋まで行くことにした。この小屋も新しい立派な小屋だった。

5合目岩砂礫道 馬返し駐車場

8合目避難小屋のテラスの床下でお湯を沸かしカップラーメンを食べた。小屋の周りには多くの登山者が食事などで休憩しごった返していた。寒さのせいなのか久々に両足の太ももが攣ってしまい。無様な姿を周りの登山者に見せてしまった。40婦宇ほど休憩し、怪我のないようにゆっくりとしたペースで下山した。下山途中、ツアー団体のグループのひとりのおばさんが右手首を怪我したようで登山口には救急車が待機していた。昨夜寝ていないので東北自動車道のSAで休憩しながら帰宅の途についた。

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