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キレット越えの稜線 |
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落石の多い下り |
今回の登山のメインは五竜岳と鹿島槍を結ぶキレット越えだ。山頂で一服し一日の安全を心の中で誓った。
山頂からはガレ場の急坂が続いた。落石に注意し慎重に歩いた。私の前にはヘルメットを被った女性が2人の男性に囲まれて歩いていた。親子のようだった。先を進められたが遠慮した。 |
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G5の岩峰群へ |
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岩場の難所の連続 |
G4と呼ばれる岩峰へ向かう。落石に注意し、くさりを頼りにG5へ向かう。この辺で急にトイレに行きたくなるが、岩場の続く狭い稜線で隠れる場所がない。
前後には登山者が20m位の間隔で続いている。キジうちの場所を探しているうちに10名ちかい登山者に追い越される。
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なだらかな稜線へ |
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立山・剣岳 |
後立山縦走路から見る立山連峰は素晴らしい。剣岳の大きな雪渓が見事だ。G5を過ぎると比較的穏やかな道が続いた。
やっと写真を撮る余裕ができた。 |
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北尾根の頭?口ノ沢のコル? |
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富士山 |
富士山が雲海から頭を出した。 |
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三段登り呼ばれる岩場 |
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キレット小屋 |
岩峰を回り込みやっとのことでキレット小屋に到着。小屋はニューリアルされていていた。トイレは土足のままでOKの看板があった。4時間も我慢してやっとトイレに入った。200円のココアを注文し、一服してキレット越えにそなえた。 |
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キレットの登り |
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キレットはハシゴ・くさり場が連続している。途中にハシゴが二か所あった。周りの登山者の話では混んでいる時はこの場所は渋滞するそうだ。鹿島槍からの縦走者が少なかったので助かった。 |
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八峰キレットのハシゴを降りる |
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鹿島槍ヶ岳へ |
落石に注意しながらハシゴを降りる。 |
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北峰への最後の登り |
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北峰分岐 |
北峰への最後の急登だ。途中で昨日攣った足が痛くなり岩場で休んでいると、一組の夫婦の奥さんから「ひざを痛めたんですか?」と声をかけられた。「足がつってるんです。」と答えると、「少し休んだ方がいいですよ。」と優しい言葉をかけられうれしくなってしまった。休まずに後を追いかけた。北峰直下の分岐に到着。ザックをデポしカメラとポカリを持って山頂へ。 |
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鹿島槍北峰2842m |
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鹿島槍南峰2889m |
山頂に11時40分に到着。6人の登山者が、展望を堪能していた。私も360度のパノラマを写真を撮りながら20分近く休んだ。
山頂で後ろ姿で旦那に写真を撮られている奥さんは超美人でした。北峰山頂は24畳位だった。
北峰までは登り10分下り5分。吊尾根を20分歩き南峰山頂へ。南峰はとても広く多くの登山者で賑わっていた。 |
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鹿島槍南峰からの展望(左・五竜岳・中央キレット・右・雲海) |
南峰は冷池山荘からのピストンをしている登山者とキレットに向かう登山者・五竜からの縦走者と多くの登山者でごった返していた。山荘までは1時間30分だ。40分休憩し、山並みを堪能した。午後1時に山頂を後にした。 |
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五竜岳を振り返る |
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笠ヶ岳・槍・穂高連峰 |
山頂には,若い女性だけのグループが何組かいた。これが噂の山ガールだ。カラフルな服装はなかなかいかしている。 |
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布引山へ(前の二人は山ガール) |
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なだらかな稜線 |
前を歩いている二人組の山ガールとは布引山山頂で一緒になった。二人の会話を聞いていると、この山に登れるとは思わなかったでも登れてよかったと言っていた。この二人は小屋からのピストンらしい。普通だったらどちらから来たんですかと声をかけるのだが、若い山ガールに声をかける気持ちにはならなかった。 |
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幕営場 |
なだらかな歩きやすい稜線が続いた。小屋の手前にテント場があった。カラフルなテントがたくさん設営されていた。テントで過ごす山登りはいい思い出になるだろうと思った。今の自分にはテントを背負って登る勇気も体力もない。小屋まではここから5分くらいだ。山荘に水を汲みに行き戻ってきた登山者に声をかけられた。ブロッケンが出ていますよ。左の斜面を見るとブロッケンが出ているではないか。もしこの登山者に声をかけてもらわなければ通り過ぎてしまったところだった。二度目の体験だったので手が震えることはなかったが、ブロッケンが消えるまで写真を撮り続けようと思った。いつまでたっても消えないのでこの辺でやめようとカメラをしまった。山荘まで行く途中、登山道ですれ違た登山者にこの先でブロッケンが出ていますよと教えてあげた。 |
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冷池山荘 |
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小屋からの鹿島槍 |
山荘には午後2時20分に到着。小屋で受け付けをするが、本日は満室なので部屋がありませんので、5時に放送を入れますのでそれまで待っていてくださいとのこと。荷物は乾燥室に置いてくださいと言われた。昨日五竜小屋でカレーだったので夕飯はカレーですか?と受付のお姉さんに聞くた。違いますと言ったので夕飯だけをお願いした。理由は下山後高速道路の渋滞を避けたかったので、朝一番に小屋を出たかったからだ。小屋の外の休憩所では、多くの人が鹿島槍や新潟の山並みを眺めていた。ビールを飲む人・カップラーメンを食べている人・山談議をしている人たくさんの人が休んでいた。私は体を拭き着替えをして濡れた服を乾かして時間を過ごした。 |
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雨飾山・火打山・妙高山 |
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山荘の夕食 |
夕方になり寒くなってきたので小屋に入り、ストーブの前に座っていた。下山口のタクシー予約をしている人がたくさんいた。ほとんどの登山者は種池山荘を経由して扇沢へ下山する人だった。受付で大谷原でのタクシーをお願いすると扇沢以外はやってないとのこと下山途中で赤岩尾根から自分で電話してくださいと言われた。事前にタクシー会社に電話した時も下山途中でも携帯電話が繋がるのでそこから電話してくださいと言われていた。
小屋は新しく談話室・自炊場所・喫煙所さすが北アルプスの山小屋だなと感心した。
小屋が満室になってから十数名の登山者が受付をした。放送があった。部屋が決まってない人は受付まで来てくださいとのことだった。談話室が寝床になると言われていたので私は荷物を談話室の前まで運んでおいた。受付で二人の名前が最初に呼ばれた。私はその一人だった。なんでだ〜と思った。今呼ばれた人以外の人は荷物を持って二階の談話室まで行ってくださいとのこと。私は2階まで上げた荷物を取りに行った。本日2名のキャンセルがありその部屋に入れてもらえることになった。私は談話室の方がよかった。部屋は広く荷物の置く場所もあったからだ。
私が入った部屋は、入り口に一番近く従業員が宿泊している部屋の隣の4畳位の部屋だった。人数も4人。ラッキーだった。
夕食は一番早い5時にお願いしていた。一般的には受付け順に夕食の順番が決まっている。5時からの夕食を選んだ人が少なかったのだろう。それだけ山屋的な登山者が少ないのではないだろうか。
夕食の内容はAクラスだ。ご飯もお変わりするほどたくさん食べた。 |
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赤岩尾根 |
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日の出 |
朝の5時に小屋を出発した。爺ヶ岳でご来光を見る登山者の列の明かりがところどころ光っていた。ほとんどの登山者はまだ小屋の中で寝ている。暗いなかヘッドランプを付け鈴を鳴らしながら冷乗越へ向かう。この時間赤岩尾根を下る登山者はだれ一人いない。
滑りやすいヤセ尾根が続く。ハシゴの連続壊れそうな木のハシゴがあると思えば、取り替えられた新しい鉄のハシゴとどこまでも急な階段だった。尾根からタクシー会社へ電話をする。9時に大谷原にお願いしますと連絡。しかしいつまでたっても高千穂平に着かない。コースタイムをオバーしている。再度タクシー会社に電話をし9:30にして下さいと変更する。 |
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高千穂平 |
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単独行の女性 |
単独行の30歳位の女性とすれ違う。声をかける。どちらまで行くのですか?聞くと鹿島槍までの日帰り登山とのこと。大谷原からの往復時間は14時間だ。スパーガールではないか?この人は神奈川から安曇野に移り住んで5年?と言っていた。それ以上のことは聞かなかった。まさか地元の山は知っているんだろうと思った。 |
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急な階段の連続 |
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西俣出合 |
10人位の登山者とすれ違う。その中に外人もいた。3時間で西俣出合に到着する。 |
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砂防ダム |
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熊注意 |
対岸には砂防ダムの中にトンネルが作られていた。トンネルの中には窓があり裏見の滝が見られた。
林道まで来たが、今回すれ違った登山者の誰一人鈴を付けていなかった。林道には熊出没注意の看板があった。
どうして鈴を付けないのか私には理解できなかった。登山の素人なのか?でも、赤岩尾根は初心者が使う登山道ではない気がした。 |
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大谷原 |
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大谷原駐車場 |
9時に大谷原登山口に到着した。タクシーを30分遅らせる必要はなかったが、着替えにちょうどいい時間だった。着替えをする間のなくタクシーが到着した。ここから白馬五竜まで6180円の料金を取られた。 |