百名山12座

北岳(3193m)

登山日記

  2003.8/17〜20
(2回目)

3泊4日(車中2泊)

←1985撮影→

          北岳                                北岳山荘
8/17〜20 水戸−常磐道−首都高−中央高速−甲府−広河原(仮眠)−北岳山荘(泊)−間ノ岳−北岳−広河原−甲府−中央高速(仮眠)−首都高速−常磐道−水戸

   この頃の私はひとりで山に登る勇気がなく,職場の友達に無理を言って一緒に登ってもらうことになった。混むのを避けお盆過ぎに行くことになった。
 この年の山の天気は安定していなかった。8年前に友達と二人で両俣小屋から北岳に登っているが,体調不良で縦走を断念していたため,今回どうしても3000m級の3つの山を制覇したかった。しかし,天気は最悪で霧と雨と強風だった。今回もなくなく山小屋一泊で下山した。
 8年前に両俣小屋に泊まったとき山小屋の主人は女性で若くとても美人だった。いつか忘れたが今でもあの時の美人おかみが小屋を守っていると風の噂に聞いた。                                                   

雪渓

 

高山植物

山小屋朝食

 天気が悪く小屋が空いていたのが,救いだった。午後遅く中年夫婦が小屋に飛び込んできた。よく見ると装備は軽装だ。この雨の中よくこんな格好で登ってきたものだと思った。山小屋の管理人も服装を見て着替えがないのならジャージを貸しましょうと親切に中年夫婦に声を掛けた。ずぶ濡れの服はストーブの前で乾かしていた。
 それだけならまだしも,旦那さんの靴の底が剥がれているということだった。あきれた山小屋の主人は,「長靴を貸すからそれを履いて明日下山した方がいいですよ。」とアドバイスした。

北岳山荘

間ノ岳頂上

 私達は,強風の中間ノ岳へ向かった。あの中年夫婦は下山したと思いきや,私達の後から間ノ岳に向かって来たのにはびっくりした。立っていると吹き飛ばされそうな強風だった。体を低くして歩いた。途中,20代の若い女性が単独で歩いていた。言葉を掛けた。「どちらまで行くんですか?」と聞くと農鳥小屋まで行くとのこと。私も一緒に行きたかったが,この天候では明日までに下山できないと判断し予定を変更していた。この女性は肩の小屋で働いている人だった。「今日泊まっていって下さい。」と小屋のPRをしていった。
 

雷鳥

タカネツメクサ

シナノキンパイ

北岳山頂

山頂

 北岳頂上に着くころには,風も弱まり雨も一時的に止んだ。持ってきたカップラーメンを食べ下山した。

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