百名山89座

九重山(1787m)

登山日記

  2010.3/22

日帰り(晴れ)


3/20(土)〜

 

           九重山                                                 坊ガツルと大船山
3/20(土)

22(月)
自宅−赤塚駅5:36−浜松町−羽田空港着8:30−羽田発9:30−鹿児島空港着11:25−レンタカー12:00−えびの高原駐車場13:00−登山口13:20−韓国岳山頂−えびの高原登山口16:00-熊本(泊) 

北谷登山口8:30-風穴コース9:00-山頂12:00-12:40昼食−国観峠−千間平−登山口15:00−熊本(泊)

牧の戸登山口7:00−扇ガ鼻−久住分れ−久住山山頂−中岳山頂−天狗ガ城−久住分れ−扇ガ鼻−牧の戸登山口12:00−(レンタカー)−仙酔峡登山口13:00

仙酔峡登山口13:00−ロープウェイ13:10−中岳西稜展望所−中岳−高岳−中岳−ロープウェイ−仙酔峡登山口16:00
(博多泊)
山登りの費用  
内訳 交通費 航空券+レンタカー+5泊=196,600(2人) ガソリン約8,000  ETC5,150
走行距離      
 昨日に続き、九州百名山の一つである九重山の登山だ。久住山と言う場合は、1787mの一つの山を指している。全体の山域を言う場合は九重山と言っているようだ。ここにある中岳が(1791m)九州本土最高峰である。そして昨年登った宮之浦岳(1935m)が九州最高峰である。天気がいいのは今日まで、本当なら秘境・法華院温泉山荘に泊まりたかったが、予定を変更し午後から阿蘇山を登ることにした。今日は、最高の登山日和だ。出来るだけ早く登山口に戻ってこようといつもより速いペースで歩いた。山頂からは、九州の多くの山が確認でき素晴らしい山行ができた。今度来るときはミヤマキリシマが咲く5月に来ようと思った。
  
牧ノ戸峠登山口 遊歩道
 登山口の牧ノ戸に6:30頃に到着した。駐車場には5,6台の車がすでに駐車してあり、 何組かのグループが歩き始めていた。私も急いで準備をして登山口を7:00に出発した。灌木帯の舗装道路を進み沓掛山へ向かう。何組かの夫婦を追い越す。
噴煙 沓掛山頂(くつかけ)

中程に屋根付きの休憩所があったが先を急いだ。下を見渡すと噴煙がこの場所が火山帯であることを再確認する。山頂からは、岩場のハシゴが何カ所か続いたが、危険な場所はほとんどない。

霜柱の立った歩きやすい山道 奥に大船山・手前に久住山

扇ヶ鼻分岐まではなだらかな道が続く。帰りこの道が泥だらけになるとは思いもよらなかった。

扇ヶ鼻分れ

ケルンが積まれた西千里ガ浜まで進むと三角形をした久住山山頂が見えてくる。

久住分れ避難小屋 山頂近くの標識

避難小屋までは、岩の重なった山道が続く。道は比較的平坦だ。避難小屋のトイレは閉鎖されていてトイレが使えない。何人かの登山者は使用できないことがわかると男性の多くは小屋の裏に回り用を足していた。しかし、女性は隠れる場所がなく用を足せなかったようだ。シーズン中じゃないとトイレを解放しない場所は意外と多い。

山頂 御池

  山頂には、おじさんが1人いた。お互いに写真を撮りあった。山頂からは久住高原が広がっていた。この高原にはたくさんの牛が放牧されている。おじさんに中岳までの時間を聞くが、おじさんも初めてなので分からないようだ。お互いに地図を見て確認するが、はっきりしない。1時間以上かかるかもしれないとの結論に達した。
  ここまで来て登らないのももったいないと、中岳に向かい出発する。山頂を下山してすぐに登りで追い越した夫婦に出会う。「早いですね。」と声をかけられる。頂上には30分近くいたので自分なりに納得。今から中岳に向かうと言うとここからは30分位ですね。と親切に教えてくれた。「そんなに近くなんですか?」と聞き返すと「登山口の看板に書いてあったので間違いない。」とのことだった。ここから往復1時間だ。12時までには戻れそうだ。
  ここまで10人くらいの登山者に出会った。中岳への道は2つに分かれる。池ノ小屋経由で向かうことにする。4人のグループが下りてきていたので、「ここからどのくらいですか?」と聞くと「20分くらいです。」と教えてくれた。

くじゅう高原を望む
中岳 池ノ小屋

少し歩くと、右に池ノ小屋、左に火口湖の御池が現れた。中岳の山頂には10人近い登山者が休んでいるようだった。

九州最高峰(中岳1791m) 中岳から久住山

頂上には、竹田高校の山岳部の生徒が8人いた。他に単独の登山者が私を含め4人。山頂からは、たくさんの山が確認できたが、昨夜登った祖母山・一昨日登った韓国岳など知りたかったので、山岳部の生徒なら分かるだろうと聞いてみたが分からないとの答えだった。山岳部の顧問の先生が教えてないのかとがっかりした。後から来た登山者に聞くと、運良く地元の山岳会に入っている人で、由布岳・祖母岳・韓国岳(見えないがあの山の奥)・坊ガツル・大船山など親切に教えてくれた。そして、大船山が坊ガツル賛歌に歌われているいわれなども教えてくれた。

坊ヶツル(中央)・大船山(中央右奥)

(抜粋)
 大船山は標高もほぼ同じ久住山と並ぶ九重連山の主要峰であり、九重連山の山開きは久住山と大船山で交互に行われている。頂上近くには御池、米窪、段原の3つの火口跡があり、このうち御池は円形の火口湖となっている。また、山腹にはミヤマキリシマの群落が見られ、「大船山のミヤマキリシマ群落」として国の天然記念物に指定されている。

 大船山には、岡藩主3代目・中川久清(入山公)が、こよなく愛していたこと。そしてキリシタン墓地の入山公廟がある。

由布岳(奥中央) 祖母山

 由布岳は特徴があるのですぐに分かった。祖母山は教えてもらって納得。

阿蘇山 天狗ヶ城

 阿蘇山のカルデラはどこから見たら確認できるのかなと思った。(阿蘇山山頂に登っても輪郭が分からなかった。)

久住山と中岳の分岐 硫黄山

 30分ほど山のパノラマを満喫し、下山を開始する。久住山で一緒だったおじさんは先に下山していた。50人近い登山者が続々と頂上へ登ってきた。久住山と中岳の分岐からは登りの登山者の行列が続く。すでに100人は越えているだろう。

泥だらけの登山道 沓掛山

霜柱の立った登山道は、泥だらけの登山道になっていた。家族連れや団体の登山者の行列が沓掛山まで続いた。スポーツシューズを履いた家族連れの人達は、帰るまでに靴の中まで泥だらけになるだろうと思った。

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