百名山65座

苗場山(2145m)

登山日記

  2008.7.20

日帰り(晴れ)

 

          苗場山                                      池塘               
7/19〜20 水戸7:30−国道50号−小山−渋川IC−関越道−赤城高原SA(仮眠)23:40〜4:00−湯沢IC−17号−町営駐車場5:15−登山口出発5:30−和田小屋−下ノ芝6:45−神楽ガ峰8:00−苗場山山頂9:15〜10:10−上ノ芝11:25−町営駐車場13:25〜13:40−湯沢IC−関越道−赤城IC−桐生−50号−小山−水戸7:00
山登りの費用 12,900円 
内訳 交通費  ガソリン代 8,000円 高速料金3,300円 走行距離 472km
その他 食費 1,600円 
 今年最初の百名山に苗場山を選んだ。理由は、高速代を節約でき日帰り登山が可能な山だからだ。
貴重な三連休を無駄にしたくなかった。いつもなら金曜日の夜に家を出て高速に乗って出かけていた。しかし、毎日続くうだる暑さと仕事の疲れのため初日を休養日とした。
 苗場山はスキーのメッカだ。私は観光地の山は登りたくないと思っている。でも、百名山である以上登らなければならない。登ってみて感じたことは、正直言って素晴らしい山だった。山の麓までゲレンデがあるのは残念だが、登り口が整備されていることを考えると悪いとも言えないだろう。
 今回登山者の多くが、団体とアベック(夫婦)だったのには、少し心に寂しさを感じた。いつもなら単独行の登山者と世間話をするのだが、今回は誰とも会話をすることがなかった。 
市営第二リフト駐車場登山口                 和田小屋
 関越道の赤城高原サービスエリアで仮眠を取った。エンジンを掛けたまま寝るのにも抵抗があるし止めると暑いし迷ったが、エアコンで車内を冷やしてから寝ることにした。暑くなったらまた、エンジンを掛けて車内を冷やした。ほとんど熟睡は出来なかった。朝4時にサービスエリアを出発し、和田小屋に向かった。外はとても明るくもう少し早く出発すればよかったと思った。
 苗場山林道は奥に入れば入るほどガードレールがなくとても危険な道だった。今は雑草に隠れてあまり崖が見えないが、所々崖が覗いていた。冬ガードレールのないこの道を本当に車が通れるのかと心配になった。
 入口にゲートがあったがだれもいなかった。この時期まで来れば、山菜は終わっているのでゲートで監視することもないと思った。
 第二リフト町営駐車場には、20台ほどの車が駐車してあった。何組かの登山者が、登る準備をしていた。
 当然、和田小屋まで車は入れない。山の環境整備料金として1000円を徴収し和田小屋まで車を入れてもいいと思うのは私だけだろうか。
下の芝 お花畑

  和田小屋から下ノ芝までの登山道は、湿気が多くコケの生えた石がゴロゴロして滑りやすく歩きにくい道が続いた。

中の芝 上の芝

下ノ芝あたりから木道が現れ歩きやすい道が続く、山道周辺には高山植物が咲いていた。ニッコウキスゲ・ワタスゲがたくさんあった。上ノ芝あたりから展望がよくなって晴れ間も出てきたが、雲が出てきて周辺の山並みがほんの少しだけ見えただけだった。

顕彰碑 神楽ヶ峰

 小松原分岐を左に進み、ここからは下りになる。神楽ヶ峰に到着するが、展望はよくないと思ったが、少し先に進むと雄大な苗場山が顔を出した。

神楽ヶ峰からの苗場山 雷清水

 苗場山をバックにニッコウキスゲを撮った。雷清水で美味しい水を飲み先を急いだ。ここからは下りで最低鞍部まで下っていく。

ニッコウキスゲ 山頂への登り

 鞍部周辺は高山植物のお花畑になっていた。ここからは最後の急斜面の登りが待っていた。北側斜面からは雲が上がりゴロゴロと小さい雷の音が聞こえていた。午後から雷雨になるのではと心配になったが、周りの登山者は雷の音を気にしてないようだった。この辺から昨日山小屋に宿泊し下山している多くの登山者とすれ違った。ある登山者に「何時頃に登って来たんですか?」と質問され「5時半です。」と答えると「ここは日帰り登山も出来るんだね。」と仲間に話をしていた。

苗場山頂の眺め

山頂入口 最高点

 9時に山頂入口に到着。こんなに広い山頂は初めてだ。木道がどこまでも続いている。山頂は遊仙閣の裏にあると山の本に書いてあったので遊仙閣を目指した。10分で到着なんとも殺風景な山頂だ。

遊仙閣 苗場山頂ヒュッテ

 山頂で記念写真を撮っていると、二人の青年が、1リットルのペットボトルに入れた水を遊仙閣の売店のおばさんに渡していた。下山の時に分かったことだが雷清水のところに籠に入った空のペットボトルが置いてあり余裕のある方は小屋まで水を運んでくださいと書いてあったようだ。私はまったく気がつかなかったが気がついていても持っていかなかっただろう。

頂上広場(木道) お花畑

 木道のところどころには休憩場所があり多くの登山者が休憩し食事をしたりお湯を沸かしたりしていた。ここで休憩している単独行は数人だ。隣に座った単独行の人に写真を撮ってもらった。靴を脱いで50分休憩した。山頂を散策したい気持ちはあったが、どこでも見える景色は同じだろうと散策することをやめた。山頂周辺には雲が上がりほとんど山並みを見ることは出来なかった。

登りの登山者(山頂宿泊者) 満車の駐車場

 10時過ぎに下山を開始した。多くの登山者が登ってきた。今日の山頂の山小屋は満室のようだ。3時間かかりやっとのことで駐車場に着く。駐車場には入りきれない車が路側帯にまで止めてあった。

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