百名山69座

御嶽山(3067m)

登山日記

  2008.9.14

1泊2日(晴れ)

 

          御岳山                                                                   山頂               
9/12(金)

14(日)
水戸21:10−水戸北IC−常磐高速−首都高速−中央・長野高速−松本IC−新島々−乗鞍高原観光センター2:45−御来光バス5:10−畳平5:00−登山口5:20−肩ノ小屋−剣ヶ峰6:40〜7:10−畳平8:10(休憩)−8:10−観光センター9:10−松本−穂高町(温泉・昼食・美術館散策)−松本泊−松本4:00−木曽福島−田の原6:00−登山口出発6:10−石室避難小屋−大滝頂上−二ノ池−剣ヶ峰頂上9:00〜9:30−王滝頂上−王滝奥の院−石室避難小屋−登山口着12:00−木曽福島−トンネル−伊那(昼食)−伊那IC−中央高速−関越道−外環−常磐道−水戸北IC−自宅22:00
山登りの費用 51,500円 
内訳 交通費  ガソリン代 15,000円 高速料金16,000円 
その他  宿泊 5,000円 食費2,000円 居酒屋5,000円 土産5,000円 そば3,500円 
 御嶽山は、北アルプスから外れた単独峰だ。9月に入り、暑さも和らぐだろうと今回登ることにした。

 友達から夏に登る山ではないと言われていた。たぶん樹林帯の中を登るのかと想像していたが、登山口がすでに六合目にあり、視界の開けた登りやすい山だった。

 また、信仰の山である御岳、白装束を身にまとった信者の行列登山があるのかと期待していたが、予想に反し、見ることが出来なかった。三連休で多くの登山者が入山するので、三連休を避けたのかもしれない。
 
 今まで登った山の中で、これだけ登山道が登りやすく整備されている山道はなかった気がする。天気がよければ、子供でも安心して登れる山だ。東の富士山、西の御嶽山と日本を代表する東西の横綱だと感じた。
田の原登山口                 遊歩道
昨日、乗鞍山を登り松本のビジネスホテルに宿泊した。松本からは御岳登山口まではナビで検索すると3時間を表示した。距離から判断しても3時間かかるとは思えなかったが、国道19号は幹線道路で相当混むのかもしれない。

朝の3時に出発を予定にしたが、寝坊して出発が4時になってしまった。しかし、朝早かったこともあり、道路の混雑もなく田の原登山口には、6時に到着した。御嶽山麓には、たくさんのスキー場があった。信仰の山にこんなにスキー場を作っていいのかと複雑な気持ちになった。

駐車場には、すでにたくさんの車が駐車してあり、多くの登山者が登山口を出発していた。トイレで用を足し、すぐに出発した。 
大江権現 木道階段

太陽が顔を出し、今日は暑くなりそうだ。田の原登山口はすでに標高2180mある。頂上までは1000mだ。歩きやすい遊歩道を進むと大江権現から階段の木道が続いた。 

金剛童子 七合目

金剛童子に着くころには、視界が開け気持ちのいい風が吹いていた。汗が乾いてシャツがべとべとになることもない。普段着で登っている登山者も多い。

田の原駐車場 ナナカマド

8合目石室にほどなくして到着。駐車場が眼下に見えた。下からガスが湧きだし登るにはラッキーな状態だ。紅葉はまだしていないがナナカマドを見つけた。

八合目から九合目へ 大滝頂上神社

頂上まで、人の列が続いているが、ゆっくり登る私には、ちょうどいいペースだ。大滝頂上神社に到着し、安全祈願の参拝をする。

大滝頂上からの剣ヶ峰 二ノ池

神社を出るとすぐに剣ヶ峰が見えた。ここで記念写真を撮った。この付近に来ると硫黄のにおいが出てきた。ここで剣ヶ峰まで直登のつもりで下を見て歩いていたら、間違えて二ノ池方面に向かってしまった。時間があれば二ノ池まで行こうと思っていたのでとくに失敗したとは思わなかった。

しかし、後ろからついてきた8人の中高年グループは、もしかしたら私が誘導してしまったのかもしれない。 

横手道十字路からの剣ヶ峰 頂上へ

十字路まで20分かかった。頂上までは、ここから25分だ。道を間違えていなければ頂上に着いている時間だ。遅れたことにより頂上で記念写真を撮るのに、順番待ちになっているのではないかと少し不安になったが焦らずゆっくり登った。以前、山の雑誌で団体グループが1人1人写真を撮っていて周りの登山者にひんしゅくをかっていたという記事を読んでいたので、私の前に団体グループがいないことを願った。 

山頂 御岳神社奥社

 9:00に頂上に到着。頂上には20人ちかい人で一杯だ。とりあえず記念写真を撮らなければとザックを置いて三角点へ。順番は3人目だった。カメラの三脚を設置しているおじさんに頼んでシャターを押してもらう。これで一安心。

遠方の山並みには雲がかかり見える山はほとんどない。

乗鞍岳 噴火口

昨日登った乗鞍岳が雲の隙間からやっとのことで見えた。休憩ついでにあまり食べたくはなかったが、コンビニで買ったおにぎりをたべた。30分ほど休んで待ったが、雲はきれそうになかった。

大滝頂上神社手前で、小学校低学年くらいの女の子が、ひとり登山道で寝そべって休んでいた。登る時、小さい子供を連れたお父さんが登っていたのを思い出した。お父さんは、小さい男の子だけを連れてやっとのことで頂上へ登っていた。歩けなくなった女の子を残して下の子供だけでも頂上へ連れてきたのだと思った。多くの登山者がいたので、女の子をひとり残しても大丈夫だと判断したのだろう。私がこの子の親だったらどう決断しただろうか?このお父さんと同じ決断をしたかもしれない。声をかけようと思ったが、男ひとりの登山者から声をかけられ女の子を不安にしても逆効果だと思い、声をかけずにその場を通り過ぎた。 

大滝奥の院へ 月の門

下山は、大滝奥の院を見て帰るつもりだったので大滝から別コースを下った。ここからはさすがに普通の山道になった。ここを通る登山者は、ほとんどいない。無理して食べたおにぎりのせいかわからないが、お腹が痛くなってしまった。よくよく考えてみると昨日居酒屋で食べ過ぎたのかもしれない。

地獄谷を見て登山道を折り返した。下山道の分岐がわからなかった。見つからないと大滝まで戻らなければならない。50分のロスになってしまう。分岐を確認しながらゆっくり歩いた。分岐の標識が倒れているのを発見。無事に迂回路の登山道へ入ることが出来た。

ここで大きなザックを背負った1人のタイツマン登山者に出会う。今流行のタイツズボンだ。ここで履き心地を聞いた。サポーター効果はありるが生地が薄い分だけ岩に対する注意は必要だと言っていた。私は岩に足やひざをぶっつけることが多いのでタイツズボンは無理だと思った。途中休みながら、登山口に着いたのは12:00になっていた。

私の前を下山していた4人グループの人の会話を聞いて、木曽福島と伊那はトンネルでつながっていることがわかった。これで松本まで行かなくても中央高速に乗れることがわかった。  

 

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