百名山80座

大峰山(1915m)
八経ヶ岳

登山日記

  2009.8/26〜27

日帰り(霧雨)

 

           大峰山(奥)                                          山頂
8/26(火)

27(水)
水戸20:00−常磐道−首都高−東名高速−名阪国道−針IC−369号−370号-169号-天ガ瀬−309号−行者還トンネル西口駐車場−登山口7:30−弁天ノ森−弥山小屋−弥山−八経ガ岳山頂−弥山小屋−登山口15:30−橿原市(泊) 
山登りの費用  −円
内訳 交通費  ガソリン代 −円  ETC −円   
走行距離  約2000km(大峰山・大台ヶ原・大山)         
 大峰山は、近畿の最高峰である八経ガ岳と信仰の山の山上ガ岳を指す。現在でも女人禁制を守る山上ガ岳には女性は登れないのだろうか?百名山は、八経ガ岳だ。

 道路沿いの案内看板には世界遺産の文字が所々に見られた。木曜日までは高気圧に覆われなんとか持ちそうだという天気予報を信じ奈良路へ向かった。

 
東名高速を走るのは2度目だ。日本の物流の重要幹線道路であることは言うまでもない。しかし、実際に高速を走ってみて感じたことは、ほとんどの区間が2車線でトラックが多く追い越しも出来ない高速道路だった。
 
 記念すべき80座目の登山はどうなるのだろうか?70座目の時は朝日連峰で季節はずれの雪に見舞われた。

 
天が瀬 登山口手前唯一のトイレ
 夜通し高速を走らせ名阪国道に来たときはすでに明るくなっていた。予定より2時間も遅れている。名阪国道を降りてから天が瀬までの間ガソリンスタンドが開いていない。道の駅でもいいからトイレがないかと捜したがない。(杉の湯川上には道の駅があった。)天が瀬の場所を探しながら渓谷沿いを走らせた。やっと公共のトイレがあった。用を足し、観光案内の看板を見るとこの場所が行者還トンネル入口だった。トイレがなかったら見逃していたところだった。
行者還西口トンネル 登山口

7時半に西口トンネル駐車場に着く。すでに5台の車が止まっていた。ここから5時間の山行だ。山の上には雲がかかっている。天気が心配だ。登山口を出発すると同時に一人の女性が車で入ってきた。私達が最後の登山者でないと一安心。

登り 奥駈道出合(おくがけ)

ここから奥駈道出合までの急登が始まるここから50分だ。登るにつれて霧雨が降ってきたので上着だけカッパに着替える。
木の根や岩が露出した歩きにくい道だ。

樹林帯の稜線 弁天の森

奥駈道出合からは樹林帯の稜線歩きだ。しかし展望はない。転石の多い溝状の道が続く。まもなく台地上の弁天の森に到着。

理源大師像 弥山への最後の登り

しばらくすると理源大師像が登山者を見守るようにどっしりと立っていた。ここからは行者泣かせと言われる聖宝八丁の急登だが、今は北面を巻く木道階段が整備されている。下山途中の登山者数人と出会う。

弥山小屋 トリカブト

11時に弥山小屋に到着。思っていた以上に大きく立派な小屋だ。トイレも新しい。(寄付金100円)小屋の中をのぞくが誰もいない。入口にはすべて鍵がかかっていて14:00まで不在と書いてあった。温かい飲み物でも飲もうと思ったが駄目なようだ。ここから八経ガ岳までは往復60分だ。連れはもう歩けないというので屋根と腰掛けのあるトイレの入口で待つことになった。この付近は置き引き・盗難がありますとの注意書きが・・・。今は山に登る人にも悪いやつがいるのかと寂しい気持ちになった。

弥山山頂 八経ガ岳へ(30分)

とりあえず弥山山頂へ行ったが、山頂には神社があり捜しても山頂の標識がなかった。私は急いで八経ガ岳へ向かう。

鹿除けネット 八経ヶ岳山頂

途中鹿除けネットのドア2カ所を通り山頂へ向かう。雨足が強くなってきたのでカッパのズボンをはく。11時半に山頂へ到着。誰もいない。私達より遅く登っていたのは1人だけ、待っていても来るかどうかわからない。セルフタイマーで写真を撮り早々に弥山小屋へ戻る。トイレで待っていた連れに聞くと登山者の数人は弥山だけで下山して行ったとのこと。結局、最後の登山者になる。

高山植物 高山植物

雨はいっこうにやむ気配がない。雨の中の原生林を歩くのは何とも不気味だ。連れの体調が悪くなり休みながらの下山になった。体も冷えてきた長い休みは命取りになる。奥駈道出合からの下山は30分だが50分もかかってやっとの事で15:00駐車場へ到着。雨は霧雨になっていた。駐車場には私達の車ともう1台の車が残っていた。もう1台の車の登山者はたぶん縦走しているんだと思った。明日大台ヶ原へ行くので大台ヶ原の駐車場で車中泊をしたかったが、連れの体調を考えて安い宿を探すことにした。

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