百名山10座

白馬岳(2932m)

登山日記

  1984.8月

1泊2日(1泊)

 no printing
白馬岳    


8月上旬 宇都宮−新宿−白馬(タクシー)−猿倉−白馬尻小屋−白馬山荘−頂上−天狗山荘−不帰キレット−唐松岳−八方尾根−スキー場−白馬−新宿−水戸
学生の頃,水洗トイレが設置してある山小屋など日本中どこを探してもなかった。なぜか白馬岳山荘にはあった。驚きだった。皇太子が登るために設置したと噂されているが定かでない。
白馬尻小屋 大雪渓
 登山口の猿倉から約1時間で白馬尻小屋に到着。ここからアイゼンがないと登れない。小屋ではアイゼンがない登山者のために簡易アイゼンを売っていた。私達はアイゼンを購入し,雪渓の斜面でアイゼンを装着した。雪渓からの冷たい風でのどの渇きに苦しめられることはなかったが,夜行に乗ってきたため体はクタクタだった。

大雪渓

白馬山荘

 雪渓の所々で雪が解け沢の水となって流れていた。
 雪渓の登山道には長い行列ができていた。岩がところどころに顔を出し登山者のいい休憩場所になっていた。雪渓も半ばに差し掛かったところで,数人の女性グループが休憩をしていた。
 「山で飲む沢の水は冷たくてとっても美味しいね。」と言って沢の水をコップで飲んでいたのには唖然とした。
 この雪渓の水は山小屋の下にあり飲めるような水ではない。沸かして飲めば大丈夫だが飲める水は水場だけである。このグループの何人かは今夜下痢になるかもしれないと思った。
 『飲めませんよ。」と言ってやりたかったが何も言わず通り過ぎた。今になって考えれば,私は人間として間違っていたと反省している。この白馬も観光登山のメッカだ。

白馬岳山頂

山頂

 山小屋で宿泊の手続きをし荷物を置いて山頂に出かけた。しかし,山頂はガスがかかり視界が悪かった。
 友達が頂上で,近くにいた美人お姉さんの二人連れに「一緒に撮りませんか?」と声を掛けた。この写真がその時のものです。今考えると・・・・この写真に写っている右側の女性は私のタイプだった・・・・・残念。

白馬岳山荘

唐松岳

 白馬岳山荘から唐松岳への不帰ノ嶮の登山道はクサリが連続する難所と書いてある。本当にここを歩いたのか記憶がない。唐松岳山頂での写真がある。写真の顔つき着ているズボンを見るとやっぱりこの難所を通ったのかもしれない。写真のネガは大阪の友達が持っているので今は確認できない。

登頂記録へ

百名山軌跡へ