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皇海山 2144m
2004.6.26 |
1日最高歩行時間 12時間
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水戸〜宇都宮〜日光街道〜いろは坂〜金精峠〜片品村〜利根村〜栗原川林道〜皇海橋〜皇海山 | ||||
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皇海山頂
と 登山口 |
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今回の登山は、友達と2人。水戸を夜中に出て、利根村に入ったのが朝の4時頃だった。
事前にネットで調べたが栗原川林道が崖崩れのため通行が出来なくなってると書いてあった。いつものパターンで行けばどうにもなると高をくくっていたが、これがとんでもないことになるとはこの時は考えもつかなかった。 林道に入って30分もたたないうちに通行止めの看板がありゲートが閉まっていた。すでに2台の車が止まっていた。昭文社の地図には林道の歩行時間が書いてなかったので、登山口まで何時間かかるか・・・・想像もつかなかった。急いで準備をしていると、中高年の夫婦が登山をどうしようか迷っていたようだったので「せっかく来たんだらか登りましょうよ。」と声をかけた。 友達とふたりで急いで出発したが、行けども行けども登山口には着かなかった。2時間で着かなければ戻ろうと思っていたが、友達が行こうと譲らなかった。途中、登山をあきらめた登山客と出会う。ここの栗原川の渓谷は急傾斜で深く川の音は聞こえるが下はまったく見えなかった。 下からはなぜか知らないが警笛のような音がたびたびした。また、進入禁止なのになぜか道の途中に車やジープが止まっていた。うっそうとした森林の中ではあったが、梅雨とは思えないほどの晴天で暑かった。すでに、持ってきた水は底をつき始めていた。そして時間はすでに3時間を越えていた。運がいいのか湧き水の水場があった。 少し歩くと山菜取りのおじさんに出会う、先ほどから気になっていた笛の音と車のことを聞いた。すると、笛は渓流つりと山菜取りの人が熊除けに吹いているとのこと、このおじさんは、さっき熊を見てきたと言っていた。一瞬やばいと思った。 「登山口までまだあるので乗せていってあげるよ。」と言ってくれたので、助かった。軽トッラクの荷台の振動が足の疲れを取ってくれて心地よかった。 そして、皇海橋までは、タクシーや車が倉見林道から入れることが分かった。この道は地元の人しか分からないような複雑な道だった。 車が4台止まっていた。ここまで3時間以上も歩いてきたのを後悔した。今から登ったのでは帰りが5時を過ぎてしまう熊が心配だった。友達に引き返そうと促したが行く気満々だった。私の足は限界に来ていたが、とにかく往復4時間30分の登山を開始した。 途中、6人のグループを追い越しやっとのことで頂上に到着した。とにかく不動沢の登りは沢沿いを右左と大変だった。頂上で、バテタ体を回復させるためにも昼食を無理やり口に運んだ。見晴らしもほとんどないこの山が百名山なのか?納得いかなかった。 暗くならないうちに休みなしで下山を開始した。登山口に戻ったが、車が入れる倉見川へ向かう人はいるけど栗原川林道に向かう人は誰一人いなかった。 林道をふたりで笛を吹きながら、小走りに歩いた。すでに周辺は薄暗くなっていた。途中水場で持っていった紅茶を冷水で溶かし2人で飲んだ。行けども行けどもゴールは遠かった。やっと着いた時間は夕方6時になっていた。
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