百名山84座

焼岳(2444m)

登山日記

  2009.9/26

日帰り(霧のち晴れ)

 

           山頂直下                                          北峰の溶岩ドーム
9/25(金)

26(土)
水戸北IC20:30−常磐道−首都高−中央高速−長野道−みどりこSA(仮眠3時間)−松本IC−新島々−新中ノ湯登山口4:00〜5:30-登山口6:00−山頂8:30〜9:30−登山口11:10−11:30新中ノ湯温泉12:00〜12:30−松本IC−長野道−中央高速−圏央道−関越道−外環−常磐道−水戸北IC−自宅18:00 
山登りの費用  −円
内訳 交通費  ガソリン代 9000円  ETC ? 円  温泉700円  コンビニ600円  昼食 700円  土産 3700円
走行距離  約 785km         
 焼岳は今現在も噴煙をあげている山である。北アルプス唯一の活火山である。上高地からの登山は、時間がかかり急峻な道やガレ場を登らなければならない。マイカー利用で新中ノ湯ルートは最短で登れるため今回このルートを選んだ。しかし、登山口にはトイレがない。
 2時間30分で2400mの頂上に立つことが出来。目の前に奥穂高岳・前穂高岳・笠ヶ岳が大きく顔を出している。雄大なパノラマを満喫でき最高な一日だった。
 
新中ノ湯駐車場(目印カーブNO10) 登山口
 高速に乗り渋滞もなく、中央高速道に入った。予定よりも早く松本ICに着きそうである。睡魔がおそってきたこともあり、手前のみどりこSAで休憩し仮眠を取ることにした。3時間ほど寝て3時にSAを出発した。安房トンネル手前で旧道に入らないと行けない。不安もあったが安房峠方面の道に入ることが出来た。途中新中ノ湯温泉のところに駐車場があったが、その先に登山口駐車場があった。10台位の車が駐車してあり登山者は寝ているようだった。朝の4時まだ暗い私も休むことにした。まわりが騒がしくなったので目を覚ますとすでに5:30になっていた。急いで準備をし6:00に登山口を出発する。
登山道 ベンチ

登山口は薄暗く気持ち悪かったが、鈴を鳴らしながら歩き出した。上高地へ下山したかったので何人かの登山者にどちらから下山するんですかと聞くと、ほとんどの人が同じ道を下山すると言ったので上高地側への下山をあきらめた。上高地からこの登山口まで戻ってくるのには、タクシーしかないので、一人ではお金がもったいないからだ。
 

紅葉の登山道 中ノ湯分岐

登山道は、展望のない樹林帯の中を歩く。分岐のあたりから視界が開けているはずだが、霧がかかりまったく見えない。しかし、ところどころ紅葉が始まっている。

樹林帯の稜線

木道の階段が現れ、旧道が合流する分岐を通過するとこの先は下堀沢の笹の中を登っていく。

実? 乗鞍岳

霧がなくなり、視界に山並みが姿を見せ始めた。後ろを振り返ると乗鞍岳が姿を現した。先週熊騒ぎがあり負傷者を出した山だ。3000mにも熊が出るご時世だ活火山である焼岳に出ない保証もない。

標高2300m地点 北峰と南峰の鞍部

ゴロゴロとした岩が目立つようになり、最後の急斜面に出る。噴火口から黄色い噴煙が吹き出すのが見えた。確かに硫黄くさい。大きな岩に2300mの表示が。頂上まではあと少しだ。頂上直下に標高の目印があるのはめずらしい。いつまでも着かない頂上にいらいらしながら登っていることを考えると意外といいかもしれないが、景観的にはどうなのだろう?

南峰(登山禁止) 火口湖

南峰は崩壊の危険から登山禁止になっている。鞍部から右の巻き道を通り北峰へ向かう。正面にはエメラルドグリーンの火口湖が見える。一人の登山者が南峰へ歩き出したが、しばらくして戻ってきた。登るつもりだったのかもしれない。

北峰噴火口 霞沢岳

噴火口のすぐ脇を通る。吹き出した噴煙は岩を黄色く染めている。もしここで爆発したら終わりだなと思いながら通り過ぎた。

多くの登山者で賑わう山頂 穂高連峰

巻き道を通り裏側に出ると裏側にも噴火口があり噴煙を上げていた。噴煙部を迂回し頂上へ。頂上でお互いに写真を取り合った。

上高地 新穂高温泉と笠ヶ岳

奥穂高岳・前穂高岳・笠ヶ岳は目の前に大きくそびえていた。槍ヶ岳・水晶岳(黒岳)・鷲羽岳もはっきりと確認できた。下界には上高地・新穂高温泉が小さく見えた。水晶岳は黒岳とも言われる。個人的には水晶岳の方がかっこいいと思っている。どうして黒岳と言われるのか知らないが、ここから見える水晶岳は黒色だ。北アルプスの中央にそびえ立つ水晶岳はまわりの山に囲まれ影にはいることが多いからなのだろう。

多くの登山者 下山道

頂上で1時間ほど休憩し、北アルプスの景観を堪能した。名残惜しかったが、9:30に下山を開始した。頂上には10人以上の登山者で賑わっていた。下山を開始してから100人近い登山者の列が続いた。

紅葉 紅葉
満車の駐車場 新中ノ湯温泉

下山途中、最後に登り登山者とすれ違ったのは11時頃だった。往復5時間としても下山は4時になる。素人なのか?玄人なのか?わからないが、山に対する認識が甘すぎると思った。

 新中ノ湯登山口からすぐ下に温泉がある。11:30に旅館に入り受付をした。お風呂は12:00からですのでロビーで少し待って下さいと言われ土産ものなどを見て時間を過ごした。後から4人の登山者が同じ風呂に入った。今回は、誰とも個人的な話をしないで山旅を終えた。

登頂記録へ

百名山軌跡へ