百名山37座

八ヶ岳(2899m)

登山日記

  2005.7/28.29.30

2泊3日

夕日の北アルプス

          八ヶ岳                                赤岳
7/28・29・30 水戸−東京(夜行列車中央本線)−茅野駅(仮眠)−バス−美濃戸口−美濃戸山荘−南沢−行者小屋−中岳−赤岳−頂上小屋−赤岳展望荘(泊)−横岳−硫黄岳−赤岳鉱泉−美濃戸山荘−美濃戸口−バス−茅野駅−東京−水戸

 八ヶ岳は,南北に連なってたくさんの峰がある山だ。今回は,南八ヶ岳の周回コースを選んだ。大学の時の友達から頂上で市街地の夜景が見えると聞いていた。  私は,町の雑踏から離れてまで,夜景を見たくはなかった。しかし,登ってみて感じたことは,一つ目は山の醍醐味を味わえること。二つ目は北アルプスのミニチュア版を体験できることだ。台風一過の通過後で,天気は最高でだった。また,赤岳展望荘には,星が見える風呂まであった。どうして稜線の小屋に風呂があるのか?とても信じられなかった。それだけではない食事は,バイキング食べ放題。こんな山小屋見たこともないし聞いたこともない。ぜひ家族で宿泊したい山小屋だ。しかし,初心者が登るにはきびしい山だ。 

美濃戸口

南沢

 この電車は,上野発の富山に行く夜行列車だ。この電車は登山者以外の利用客が多い。夜中の平日であったため茅野で降りた登山者は私達だけだった。美濃戸口へのバスは朝にならないと出ない。駅の待合室で仮眠を取った。同僚は新聞紙を床に敷いて寝ていた。便利な新聞紙は必需品だ。朝一番,バスに乗った。美濃戸口案内所には,トイレはなく,売店の中に有料の水洗トイレがあった。行者小屋まで,沢沿いの登山道を行くことになった。沢道は目印も少なく出口がとても分かりずらかった。

行者小屋

中岳へ登り

やっとのことで行者小屋に到着。ここから,中岳へは急登。きつい鉄の階段の登りが続いた。足には負担が大きい。

行者小屋を見下ろす

赤岳への登り

鞍部に到着休憩を取った。登り始めて3時間。あと1時間で赤岳の頂上だ。クサリ場やハシゴが続いた。

高山植物のオブジェ

赤岳頂上小屋

頂上での展望はすばらしく,北アルプス・富士山が遠くに見え,阿弥陀岳・権現岳・横岳の峰々が間近に見えた。

赤岳山頂祠

展望荘へ

北峰には赤岳山頂小屋,南峰には神社がある。展望荘へは急な下りだ。チェーンやロープが張られていた。

赤岳展望荘

コマクサ

頂上小屋と展望荘どちらに宿泊するか迷ったが,建物が新しい展望荘に決めた。山荘には15人くらいの女子高生が,引率の教師3名と宿泊していた。夕食のとき「アーメン」と小さい声で言っていたのを聞いてこれはミッション系の高校だとわかった。生徒の様子を見ていると山岳部の生徒にはとても見えなかった。たぶん宿泊学習の一環だろう。山小屋の管理人に「風呂がありますから入ってください。」と言われたときはびっくりした。山の上での風呂は初めてだ。風呂の大きさは2畳位だった。風呂に入り「極楽・・極楽・・・・。」夕食はバイキングで美味しく最高だった。

夕日の富士山

朝日の富士山

夕日に照らされた北アルプスの山並みがとてもきれいだった。朝,御来光を見ることができた。

二十三夜峰

横岳頂上

 途中,鉄のハシゴなどがあったが,歩いて飽きない道だ。

硫黄岳山頂

硫黄岳から赤岳を望む

硫黄岳山頂部はどこが山頂なのか分からないほど広い。昼食はいなりずし弁当を食べた。とても美味しかった。この小屋は何から何まで山小屋のイメージを覆すほど内容が充実している。私が泊まった山小屋ベスト3に入る。しかし,この小屋に初めて泊まった人がいたとしたら,他の山小屋も同じようなものだと勘違いしなければいいなと心配した。

硫黄岳から

赤岳鉱泉

硫黄岳山頂では,家族連れやたくさんに登山者が休憩していた。ここに来た多の登山者は,夏沢鉱泉方面からの登山者のようだ。私達は美濃戸口へ下山した。途中,赤岳鉱泉で,カメラマンが山の雑誌に載せる写真をモデルを使って撮影していた。

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