2011年6月23日〜7月3日

シベリア上空飛行

素敵なフィンランド娘さん

旅行メンバー

  夏至前夜祭カントリーダンス
        
鈴木章雄さんのお祝いノーベルディナー   ノルウェー王宮守衛 




フィンランドパパのサービス


北欧4カ国旅行

その1

6月24日朝、新千歳、成田経由でヘルシンキに向け、総勢18人の旅が始まった。約10 時間の飛行機旅もフィンランドに近づくと単調だったロシア北部のツンドラ地帯から、風景は一変して、太陽がきらきらと反射する大小の湖が無数に点在する景 色に変わる。

さらに、空港に近づくと針葉樹林の濃い緑に転々と赤い屋根白い壁の家々が見えてきた。「ああ、北欧なんだ」と感激。飛行機は静かにヘルシンキ空港に到着。 空港からはバスで市内へ。商店街、オフィス街はみなシャットされている。ガイドのテロ・サロマさん(奥さんは北海道生まれ)の説明では、国中の会社が4週 間の夏休みで、学校は小学校から大学まで2ヵ月半休みとのこと。特に6月24、25日は【夏至祭】で、交通機関は午前10時からの運行となり、町中の人は 地方でバカンスを楽しんでいるとのこと。北欧は治安は良いといわれてきたが、近頃は外国からのすり集団が入ってきているので、気をつけるように。水道の水 はおいしく飲料はOKである。ビールは3種類あって、・・・・などの説明の後、テロさんの簡単なフィンランド 語の講習がありました。ありがとうは「キートス」、こんにちはは「バイバー」または簡易的に「モイ・ヘイ」、さようならは「ナケミーン」または「モイモイ」「ヘイヘイ」。ウサギは「かに」で、ブタが「しか」、オオカミが「すし」。カタカナとひらがなが入れ違っても、違和感がない。さて、私にとって、6月 24日は記念すべき日になりました。昭和16年6月25日生まれの私は、60歳代最後の日に、北欧の伝統である夏至祭をヘルシンキ市のセウラサ―リで楽し めたことです。

大きなもみの森林公 園内には古建築や小路には、伝統的な木彫り民芸品、鍛冶鉄具、民族楽器などの店が連なっている。広場では四角いステージ上で、民族衣装をまとった男女(少 々年配の)がスクエアになってフォークダンスを踊っている。「今日は私にとって記念すべき日なんだ」と胸に刻み込んで、それらにカメラを向けていると、民 族衣装をまとったおばちゃん(失礼)が私の腕を取って、何か話しかけてきた。一瞬意味がわからなく、戸惑っていると、妻が踊ってくるよう勧める。カメラを 妻に預けて、誘いをうける。民族衣装の彼女と手を握って高いステージに上る。ルールを説明してくれるが、さっぱりわからない。音楽が始まった。ステップは 彼女の足元を見て真似る。いきなり、握っている手を引っ張って中央に進む、すぐに戻る。彼女は握った手を離し、ぐるっと回って、手をたたく。今度はあんた だと合図の手を握ってくる。なかなか、タイミングが合わない。「しまった。出発前に練習しておけばよかった」と反省。何度か繰り返しているうち、徐々に形 になってきた。しかし、時間は限られている。公園の奥にはもっと面白いものがありそうだったので、彼女の再度の誘いを断って、奥へ進む。ああ、もっと踊っ ていたかった。 その後、ノールウエー、デンマーク、スエーデンを旅して、7月3日帰宅。10日間の旅は あっと言う間に終わったが、数日後(7月22日)に、私たちが王宮の衛兵交代の儀式を見た後、中央駅まで散歩したあの美しいオスロのカール・ヨハンス通で テロがあったと報じられ、驚いた。犠牲になられたかたがたにご冥福をお祈り申し上げます。

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