アナベルグ

Annaberge

鉱山を守る悪魔。

ドイツのコロナ・ロザツェア(薔薇の冠の意)と呼ばれる豊かな銀山で、金の角を持つ山羊の姿で現れ、猛烈な勢いで鉱夫たちに襲いかかるかと思うと、馬の姿になって鼻孔から炎や病毒をまき散らし、数人の鉱夫の命を奪ったといわれる。

地獄の辞典では結局、坑内ガス爆発という化学者にはおなじみの悪魔に過ぎず、ハンフリー=デーヴィの安全灯がこのときあれば、有力な魔除けとなったことだろうと結論している。まあ、実際そんなところだろう。

炭鉱での爆発というと自分はガスよりも粉塵爆発のイメージが強いので、鱗粉みたいなのを蒔いて火を着けて攻撃してきそうなのをイメージしてしまいます。