アリオク

Arioch、Arioc、Ariukh、Oriochk

アリオーシュとも。ヘブライ語で、猛々しい獅子あるいは獅子の如き者の意味。

ミルトンの失楽園第六巻に登場する、黒いコウモリの翼を持ち、左手に松明、右手に血に塗れた斧を持つ堕天使。
復讐を司る魔神とも言われます。
聖書偽典では、エノク書などを残して昇天した予言者エノクの守護天使の一人に同名の者がいますが、同一の存在かは不明。

関係があるかはわかりませんが、マイクル・ムアコックのヒロイック・ファンタジー永遠の戦士シリーズにおいて、アリオッチもしくはアリオックという重要な役割を果たす魔神が登場している。「剣の騎士」「地獄の大公」「混沌の王」「7つの暗 黒界の王」などの様々な称号を持ち、変幻自在に姿を変えることが出来ます。

通常は肥満した巨人の姿を好み、細部は常に変化し、腐ったり、様々な生物の要素が出てきたり消えたりします。この姿の時は非常に貪欲で、人間すらも食い殺します。

ただ実体化しているときは邪悪な知恵を称える瞳と、腰に下げた黒い剣だけは変わることはありません。

地獄の軍団を指揮し、遠距離からでも人を魅了する力を持ち、魂まで焼き尽くす炎を操り、倣慢で残忍な性格。
地獄から召還するには人間の血と魂を生け贄に奉げなければならない。

自分のシナリオだと、魔剣ティルフィングを持つ堕天使として出てきます。