カトブレパス

Catoblepas

瞳の・・・(黒歴史

ギリシャ語でうつむく者、下を向く者の意。

プリニウスの博物誌に記述がある魔物。

ナイル川の源に近いアフリカの西エチオピアに棲息しており、ヌー*の体に、豚または蛇 ような頭、腸のような細長い首を持つ。
また尻尾には鉤爪を有し、目を持っているという。

吐息は毒で、周囲の草を枯渇させる。
また邪眼持ちであり、バジリスクと同様に視線で相手を殺すもしくは石化させてしまう。

但し、厚く腫れた目蓋に閉ざされている上に、細長い首に対し頭が重く、常にうつむかざるを得ないため、相手を見ることは困難であり、宝の持ち腐れである。
また重い頭によって移動も困難であり、腹這いで動く・・・ちょっと鈍いあんちくしょうです。

また一説では、鈍重なせいで目を潰されたカトブレバスが子供を生み、潰れた目が遺伝し、ついには全てのカトプレバスの目が見えなくなったという。
その後は尾の目で物を見ているらしい。

・・・が、後天的障害が遺伝するとは考えにくい、のだが怪物であるカトブレパスは普通ではないということなのだろう。

 

ギリシャの作家アレクサンドロスによると、リビアの流浪民はこのカトブレパスの事をゴルゴンGorgonと呼んでいるとしている。

フランスの博物学者キュヴィエはカトブレパスが生まれた過程について、ヌーなど実在の動物の姿にバシリスクやゴルゴンなどの特徴が組み合わされて生まれたものと推測している。

実際にヌーの姿を見ると、伝承のカトブレパスとの類似点も多い(首は長くないけど)

創作作品では、瞳のはつまらなかったので除外して・・・
モンコレ、FFなどのRPGで出演を見られる。

ゴルゴンの別名からメデューサみたいに首を盾に付けるというのもいいかもしれませんね・・・しかし頭が重いとのことなので、防具には不適切か。