ダゴン

Dagon

デイゴンとも。

ラヴクラフト氏がペリシテ人の崇めた神ダゴンをモデルにした旧支配者。
設定的にはこの旧支配者をペリシテ人が崇めていたということになる。

父なるダゴンと呼ばれクトゥルフの従者であり、深きものどもの始祖にして首領。

水掻きの付いた手足があり、分厚く弛んだ唇、突出するどんよりとした眼で全体として人間に似た姿をしているらしいがはっきりとした描写はされていない。
また霧の雲という姿をとるという説もある。

異説ではクトゥルフの化身という説もあるが、あまり信憑性のある説ではない。

大きさに関してもはっきり言及されていないのでまちまちだが、6〜10mほどに設定されることが多い。
ただし作品によっては100m単位のものも見受けられる。
この大きさのダゴンは何故かなのか、そのためになのか巨大ロボットや原子力空母なんかとガチンコバトルすることがある。

陸上活動も出来るが、基本的に海中を棲家にしており滅多に陸にあがることはない。

ハイドラという妻がおり、両者ともほぼ不死の存在である。

主であるクトゥルフの復活を目論んでいると見られる。

また人間と取引をし金品や豊漁を約束するかかわりに一族との混血を奨め、新たな深きものを生み出している。
ダゴン秘密教団を始め、イギリスや日本他世界中に信仰する人間の痕跡が見られる。