ダークエルフ

DarkElf

ダークエルフとはエルフの亜種の一つである。

エルフの項で述べたが、エルフとは妖精を意味する言葉で、ドワーフやトロール、ゴブリンなどもエルフになる。
のだが、近年の創作作品で特定種族という認識が広まっている。

そういった作品の中に、いくつものエルフの亜種が創造されているわけだが、その中で一番メジャーといえるのがダークエルフである。

一般的に容姿はエルフと同じ、あるいは体格が良く(女性なら豊満な体を持つ)、肌が黒か褐色、通常のエルフより好戦的で戦闘に長けていると設定されることが多い。
エルフは光や善性、秩序を重んじ、ダークエルフは闇や邪悪、混沌の体現者と両者は敵対する存在とされることも少なくない。

北欧の神話でエルフの基になったアールブにはリョースアールヴ(光の妖精)とディックアールヴ(闇の妖精)がいるが、ディックアールブはドワーフに近い。

ダークエルフの元ネタはTRPGのダンジョンズ&ドラゴンズに登場する、ドラウ・エルフ(堕落したエルフ)と思われる。

D&Dでは、漆黒の肌と白い髪を持ち、一般的に凶悪な存在である。

ソードワールドでは、茶褐色の肌を持ち、暗黒神ファラリスによって妖精界から召喚された存在であるとされ恐るべき妖魔として描かれている。
魔法を駆使し、姿や音を消し暗殺稼業を行う描写も多々見られている。