ドリームランド

Dreamland

ラブクラフトが自作品に登場させた異世界。

夢の国、幻夢境。
なおこれに対し、現実世界を覚醒の世界と呼ぶ。

 文字通り夢の国。
とはいっても人間の夢に通じているだけで異世界の一つと考えたほうがよい。

浅き眠りの中に焔の神殿に通じる70段の階段がある。
この階段を降り焔の神殿のナシュト、カマン=ターの2人の神官に送り出されたさらに下層、700段の階段を降りた先にある深き眠りの門の向こうに夢の国は存在する。

 

なお夢の国に行き来できる人は夢見る人と呼ばれ、半ば英雄視され中には一国の王を勤める者もいる。

夢の国にはセレファイス、ダイラス=リーン、ウルタールといった国や都市があり人々の営みがある。
産業革命以前ほどの文明レベルであるが、空中に浮かぶ都市や、異星を行き来するガレー船などのならではのものも存在している。

また夢の国は天動説のような世界で、世界の端が存在し、端から先は宇宙になっているとも言われる。
宇宙にはエーテルが満たされ生存可能である。

他にも人語を解する猫や、グール、ズーグといった怪物なども生息している。
なおグールなど、特定の入り口から夢を通じずに現実世界を行き来するものもいる。

また夢の国にも現実の世界と対応する天体が存在し、それらにも夢の世界が存在している。
なおそれらの夢の国に旅立ち生還したものは3人のみ、うち2人は発狂していた。

性質や正体については謎が多い、もしかすると人の夢に通じている並行世界の一種なのかもしれない。

なお夢の国の住人は多くが大地の神々という神性を信仰している。
クトゥルフなどの邪神の影響力は少ないが、ニャルラトホテプは大きな影響力を持っている。