エデン

Eden

ユダヤの伝説。原初の人間アダムとイヴが住んでいたとされる楽園。
ヘブライ語で「喜び」、シュメール語で「平地」を意味するそうだ。
現在はエデン=楽園で表されることが多い。
正確には、エデンというのは地名で、この楽園はその地の東に作られた園を指す。

創世記によると、神が創った楽園であり、神は東の方に一つの園を設け、その地に見るに美しく食べるに良いすべての木を生えさせ、園の中央には、知恵の樹(善悪の知識)と生命の樹を生えさせた。
神は、地の塵からアダムを創り、その鼻に命の息を吹き込んだ。そこで人は生きた者となった。
そして園に置き、耕し、守らせた。神は人に命じた。「園のどの木からも、思いのまま食べてよい。しかし善悪の知識の木からは食べてはならない」

そしてアダムの妻リリスを創る、が性生活の不一致で離婚。
しょうがないんで神はアダムの肋骨からイブを創りあてがった、

だがある日、蛇がイブをそそのかし、イブは我慢できずに食べてしまう。蛇の正体は色々説がありますが別項で。
そしてアダムにも食べさせてしまう。すると、2人は裸でいることが恥ずかしくなり、無花果の葉でおおいを作った。
そして2人は神の声を聞き、身を隠した。神は、2人にどこにいると呼びかけた。
人は裸で怖くて隠れたと答えた。神は「裸であるのを、だれが教えたのか。禁じた木の実を食べたのか」と言い、アダムは、あなたがわたしのそばに置かれた女がくれたので食べたと答え、神はイブを咎めた。イブは蛇にそそのかされたと答えた・・・
責任の擦り付け合いですな。

神は罰として呪いをかけた。

蛇は這いずり回ることになり人間と敵対するようにした。
イブ(女)には出産の苦しみを与え、夫に支配されるようにした。
アダム(男)は、「君のために、土地は呪われ、そこから一生の間、苦労し食を獲ねばならない。土地は君のた
めに、荊と棘を生じ、君は野の草を食さねばならない。そして、ついに土に帰るであろう。塵は塵に還るのだ」と言われた。
そして、命の樹の実を食べ、不死にならないようにエデンの園から追い出した。
これが原罪と呼ばれるものであり、人が生まれ持つ罪とされる。迷惑な話だ。

その後、生命の樹への道を守るためにエデンの園にケルビムと回る炎の剣に守護させるようになった。

・・・しかし、ずいぶん矛盾だらけの話だな。神を全能としながら、盗み食いされたりしてるし。
もしかして娯楽ですか?ゲームですか?チェーンソーで一発ですか?スライム一体に勝てませんか?

さてエデンの園はどこにあるか?聖書には、
エデンから一つの川が発し、園を潤しそこから分かれて四つの源流となる。
第一の名はピションで、それはハビラの全地をめぐるもの。ハビラの地には良質の金が産出する。またブドラクの樹脂と紅玉髄が出る。
第二の川の名はギホンで、それはクシの全地をめぐるもの。
第三の川の名はヒデケルで、それはアッスリアの東を流れるもの。
第四の川の名は、ユフラテである・・・

有力な説に、アッスリア――は、現在のイラク北部地方を指す名称「アッシリア」で、チグリス川を指しているといい、ユーフラテス川とティグリス川は、ペルシャ湾手前で合流している。それにペルシャ湾周辺で産出するものと、聖書の記述にある産出物も符合する。

第一の川「ピション」と第二の川「ギホン」は、全く手かがりがなく、架空の川とされている。

川の源流をたどると、アルメニア高原に行き着く。だが、そこは寒さが厳しく楽園とは言い難い。
ティグリス、ユーフラテス川は、ペルシャ湾手前で一つになり、デルタ地帯となっている。
前述したが、エデンはヘブライ語で、「喜び」を意味する。だが、メソポタミア文明を築いたシュメール人の言葉では「平地」「デルタ地帯」を意味する。現在とは違い高温多雨の熱帯性気候だったみたいで、エデンの園の描写にあるような緑豊かであっても、おかしくはない。
だがエデンの園とされる場所は徐々に水没し、それが、エデンを追放されたアダムとイブの伝説に繋がったと考えられている。

自分のシナリオでは・・・うーん、根幹に関わる部分ですからばらせませんな。まあ、かなり独自設定が入ってますが。