見参・推参・参上の違い

誰かのピンチに、颯爽と駆けつける助っ人ってかっこいいですよね。
そして名乗りを上げて、参上とか見参とか推参とか言ってしめるわけですが。
その違いを解説してみます。まあ、言うまでもない常識ですが、一応資料として。

見参、ゲザン、ゲンザン、ゲンゾウとも読みます。
意味は身分の高い人に会うこと。
もしくは、身分の高い人が目下の者に会ってくれること。
見参に入るという言い方もします。

推参、おしてまいる、おしまいるの漢字表記。
相手の方に自分から押しかけること。また、人を訪問することを謙遜していう語。
もしくは、さしでがましいさま。おこないの無礼なことを指す。この場合、推参者という表現もある。

参上は目上の人の所へ行くこと。また他人の所へ行くことをへりくだっていう語。

つまりそういう状況の場合、見参は「冥土の土産に俺に会えてよかったな」とかいうニュアンスが・・・
まあ字面通りに見て参った、「たまたま、目に付いたから」という意味もあるかもしれません。
推参は、「貴様を倒しに来てやったぜ!!」とかいうニュアンスが・・・
参上は、「友の窮地を助けに来たぜ!!」というニュアンス・・・

まあ最近は、あまりこだわらずに使ってる傾向がありますが。
自分のシナリオですと、推参という表現を使うことが多いです。正確には「推して参る」が・・・