ギーブル

Guivre

イタリアはミラノの紋章に用いられている蛇龍。

ヴィーヴルと同一視されることもある。

伝承によればミラノ近郊の沼地に棲息し、人々を襲って喰っていたという。
フランス貴族ヴィスコンティ家の祖先、ウベルティに退治されたとされる。

その後、ギーブルが棲息していた沼地は埋め立てられ、その上に教会を建てて記念としてギーブルは紋章化しました。
紋章のデザインは王冠をかぶった青、もしくは緑色の人を呑み込む蛇である。
呑み込もうとしているのは子供ともサラセン人とも云われる。

紋章には描かれていないが、翼があったという説もある。

その息は有毒で、その身に触れた草は枯れ果てるという。

性別は雌・・・のようであり、人間の性的感覚があるらしい。
というのも、水浴びをしていた農夫と出くわしたギーブルは赤面して逃げていったという逸話がある。