クタニド
サニドとも。
ブライアン・ラムレイのタイタスクロウ・サーガにて登場した旧神。
ラムレイの設定では、旧神と旧支配者は同一の存在であった。
しかし、旧支配者は自らの力に溺れ、腐敗し、邪悪な存在へと堕落したのである。
旧神達は堕落した同胞を異次元に幽閉し、堕落が他の同胞にも波及するのを恐れ、総員エリシアに隠遁し、旧支配者達を監視するようになった。
年月が過ぎ、旧支配者達の念を受け彼らを信奉し封印を解こうとする者が現れると、旧神達は宇宙の様々な種族との間で混血を進め、宇宙に新しく生まれる種族に、邪悪と戦うための力を広めるようになった。
旧神の血を受け継いだ一人がクロウであり、彼の恋人であるティアニアはクタニドの血を受け継いでいる。
旧神は単一種族ではなく、多種族の集合体であるが、クタニドはクトゥルフと同一種族、もしくは極めて類縁が近い存在で、その外見はクトゥルフと同一である・・・その双眸だけはクトゥルフと違い、慈愛と善性に満ちている事を除けば。
なお日本のファンの間では、きれいなクトゥルフの通称で親しまれている。
ラムレイの設定では旧神のトップに位置する存在であり、光線を発射しヨグ・ソトースやニャルラトホテプを撃退する程の力を持つ。