レーヴァテイン

Lavatein/Lævatein

レヴァンテインとも、まあ発音の違いに過ぎませんが。

害なす魔の杖の意。

となると杖なのか?と思うが、詩的表現で剣を杖と記すこともあるので、剣と杖両方の説があり剣説が一般的。

ロキが形を整え、ニブルヘイムの門のところでルーンを唱えて鍛えたといわれ、レーギャルンの大箱の中に入れられ、九つの鍵をかけられた上で、火の巨人王スルトの妻シンマラの手に委ねられたという。
どういう意図があったのかは不明である。

原典に記されているのは実はこの程度の記述である。

スルトが持つ炎の剣であり、ラグナロクで世界を焼き尽くした剣・・・という認識が一般的だが実はその剣がレーヴァテインだという証拠はない。
妻のシンナラが所持していたから、スルトが持っていたという程度の連想からなのだ。

炎の剣ではなく氷の剣とする説もある。

第一にこの剣はニブルヘイムの前・・・即ち、氷の国の前で作られたものである。
第二に厳重すぎる梱包は、火の国に害成す凍れる存在だからではないか。
という連想だ・・・いずれにしろ連想なんですね・・・

多くの創作作品にも一般的に炎の剣で描かれる。
コミック「バスタード」では天使ミカエルが使用。
カードゲーム「モンスターコレクション」ではスルトの特殊能力にこれが・・・小説の方では戦士ボルカノによってスルトから強奪。
自分のシナリオでは氷炎一対の剣として設定してます。