マルコキアス

Marchocias/Marchosias

マルコシアス、マルショシアス とも。

ソロモン72の魔王の1人、30の軍団を統べる第七座天使の侯爵。
もとは主天使だったという。地獄の辞典では権天使とされる。

エノクのデーモンの1人であり、他にも詳細が微妙に違うが多くの文献に登場している人気者。
ソロモン王に(どういう基準で?)1200年後には、天使に戻りたいと愚痴を零したという記録がある。

グリフォンの翼と大蛇の尾を持った狼(牝らしい)で口からは炎を吐いている。
牡牛の姿の場合もあるらしく、クロウリーの前には気の遠くなるような牛の姿で現われたという。
人間に変身するときは長身の兵士の姿になり、意外だがこの姿の方が比類なき力を発揮するという。

義に厚く正直な性格で論理学、倫理学を説き、雄弁術に長ける。
嘘を嫌い、騙す様な真似はしないが、はぐらかしたり、一面的な答えしか返さないこともあるという。
闘争に手を貸し、エクソシストにも従順だという。
だが好戦的な面もあり、気に入らなければルシファーの命令すら聴かないという。
だがゴモリーの騎乗獣だという説もあり、そのためかゴモリーには忠実だという。

その翼には炎の氷柱という武器があるとか(出展不明。
ちなみに堕天の原因はサファイアに魅せられたからという説がある。

各文献の記述を纏めるとこんな感じですね。

ギリシャ語で侯爵はマルキシオスμαρκησιοζだが、関係はあるのかな?

支配領域は、日中の双魚宮10度から20度。

孔雀王では口から石化光線を吐いていた・・・

自分のシナリオではゴモリーと恋人同士ですが、サマエルのいざこざを収めようとして死んでしまいます。
名前の類似から能力にマルス神のものを混ぜたり、炎の氷柱とは炎の特性を持った冷気であるとか、無駄になってしまった設定がある。「忘れるな・・・お前には私の力が宿っている」とか山羊座の聖闘士みたいなイベントでも作ろうか・・・でも主人公を含め、このパターンのイベントがたくさんあるからな・・・