ネクロノミコン

Necronomicon

死体Νεkρος(Nekros)、掟νομος(nomos)、表象ιkων(ikon) からの造語。

和訳には死者の掟の表象、死者の書、死霊秘法などが当てられる。

950年にコンスタンティノーブル の学者テオドラス・フィレタスが同市の帝国図書館にてアル・アジフを発見し、ギリシャ語に翻訳しネクロノミコンの題を付せられる。

だが1050年にミカエル総主教により原本共々焚書になり、一説ではアラビア語版はこのときに全て失われたという。

さらに1232年、ラテン語翻訳された4年後には教皇グレゴリオ9世によりギリシャ語版とラテン語版が焚書目録対象となる。

一説では1692年にセイレムのとある家の蔵書としてあった物が最後のギリシャ語版といわれていましたが、火災により喪失してしまいました。
しかし後にセイレムのピックマン家が所蔵していたことが判明しているので、まだどこかに現存している可能性もあります。

なおこの一冊も1926年にR・U・ピックマンの失踪と同じく消失してしまいました。

内容は30数章からなり様々な魔術、人類以前の古い種族、邪神たちや都市、地域についての記述、招魂術、他人の肉体を奪い取る方法、魔除け、時空と次元に関する秘密等の禁断の知識、偉大なる種族を幇助する宗派の存在、完全版の751ページにヨグ=ソトースの帰還を乞う第九の詩、謎の二連節がある。

That is not dead which can eternal lie
And with strange aeons even death may die
ネクロノミコンに記載されている有名な謎の二連節
一説ではこれはクトゥルフを示しているといわれる。

訳はそは永久に横たわる死者にあらねど 測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるもの
または久遠に伏したるもの死する事なく怪異なる永劫の内には死すら終焉を迎えん
永遠の憩いにやすらぐを見て、死せる者と呼ぶなかれ果て知らぬ永劫ののちには、死もまた死ぬる宿めなれば

 

翻訳ソフトにかけたもの
それは死者ではありません、永遠の嘘 また、奇妙な永劫で、死さえ死ぬかもしれません。

また一説では人々と未知の神々の腹を満たした、神秘な料理のレシピも網羅しているという。