ニーズホッグ

Nidshoggr/Nìðhoggr

ニズホッグ、ニドホッグ、ニドヘグとも。原典的にはニーズヘグが近い発音のようだ。

死体を裂くもの、嘲笑する虐殺者、恐ろしき咬む者、怒りに燃えてうずくまる者という意味がある。

霧の国ニヴルヘイムのフヴェルゲルミルの泉近くに生息し、ここに伸びた世界樹ユグドラシルの根を齧る蛇たちの王で、根を齧る他に死肉を喰らうという。

原典における描写は少なく、黒く輝く翼を持つ飛龍で、ユグドラシルの頂から世界を眺める大鷲フレスべルクとは死肉の配分でもめたり大変仲が悪いという。

巫女の予言ではラグナロクで、ユグドラシルを食い倒し、神と相討ちになって果てるという。

またエッダには、世界が再生された後の世界で下のニザフィヨル(暗い山なみ)から黒い飛龍、閃光を放つ蛇ニーズヘッグが舞い上がり、翼に死者を乗せて野の上を飛び、やがて沈むであろう・・・とされる。

うーん、死者を運び去り世界の新生を表すって解釈すればいいのか・・・
悪い龍ってされてるが、ここら辺は神聖な感じを受けるな。

・・・しかし死んだが生き返ったのか?それとも別存在か?こいつは単体ではないというのか?
描写は少なく、謎である。

また、世界樹を齧るってのは結構大変なことだと思うが、神々が放置していたのも謎である。
オーディンはスレイプニルがあるから、地理的にいけないわけじゃないし、オーディン+スレイプニル+グングニルでは戦力不足ということか?

ヴァルキリープロファイルのブラッドヴェインはこいつがモデルと耳に挟んだことがあるが実際はどうなのやら?