イブン・ガズイの粉薬

Powder of Ibn Ghazi

イブン・ガジ、イブン・グハジの粉、粉末とも。

H・P・ラブクラフトの小説ダンウィッチの怪にて登場した魔術品。

アラビアの魔術師、イブン・ガズイが発明した。

かけることで使用者の心臓が10回鼓動する間、不可視の存在を視認できるようになる。

またネクロノミコン断章によれば、霊などを物質化させるという。

製法

200年以上遺体が埋葬されている墳墓の塵を3、微塵にした不凋花アマランス を2、木蔦の葉の砕いた物1、細粒の塩1を土星の日、土星の刻限に乳鉢で混ぜ合わせる。

調合した粉薬の上でヴーアの印を結び、コスの記号を刻み込んだ鉛の小箱に封入する。

使用法

ひとつまみの量を、掌や魔草の葉身から諸霊の現れる方向に吹き飛ばす。

諸霊が実体化する際には必ず旧神の印を結び、闇の巻き毛が魂に入り込むのを避けねばならない 。

なお、デモンベインにおいてクトゥグア・イタクァを実体化させるためにガンパウダーに使用されたが、イブン・ズイの粉薬になっていた。
さらに別の箇所で、特別性と言われた物はイブン・ズイの粉薬になっていた・・・これは濁点が多いほうが強いというロボット物のお約束と言うやつなのだろうか。

まあコンシューマ版ではどっちもガズイになっていたので、単なる誤植だろうが・・・