クァチル・ウタウス

Quachil Uttaus

C.A.スミスの塵を踏むものにて登場したクトゥルフ神話に登場する邪神の一柱。
実態は不明だが、旧支配者に属すると見られている。

邪神群の中でも、ことさら知名度が低い神格であり、現在の所カルナマゴスの誓約という魔道書にしかその記述が発見されていない。

人間の小さな子供くらいの、干乾びたミイラのような外見をしており、両手は手探りするような形で前に突き出されたまま硬直している。
現れる時には上空から灰色光の柱から姿を現わし、身体を動かさずにその光に乗って移動する。

時間を操るようで、この神格の影響下では時間が加速する。
直接触れられようものなら、瞬時に朽ち果てて塵の山へと変えられてしまう。

クァチル・ウタウスと共に、エクスクロピオス・クァチル・ウタウスという言葉を唱えることで、協定を結ぶことが出来るという。
極稀に崇拝者に永遠の命を授ける事もあるらしいが、代償として背骨が捻じ曲がるとされる。