ラグエル

Raguel

娘がアスモデウスに取り憑かれてしまった人・・・とはまた別ですよ。

神の友の意。

七大天使の候補の１人であり、ラグイルRaguil、ラスイルRasuil、ルファエルRufael、アクラシエルAkrasielなどの別名を持つ。

神は我が光である、地球の天使などの敬称の他に、光の世界に復讐するというものがある。
マルコム・ゴドウィンは光の世界とは天使の世界、復讐は監視と解釈されるとしている。
つまり、天使が堕天しないように監視するのが任務だという。
また死者を天界へ運ぶ仕事も持っているという。

エノクを天に運んだ天使のひとりであり、大地の天使、第二天の守護者であるとも言われる。

しかし745年、ザカリアス教皇の開いたローマ法王庁の教会会議によって４大天使のウリエルを含む多くの天使と共に堕天使の烙印を押される。
オリベル、トビエルという堕天使に唆され聖者になりすましたからだという。
この判定に訴えを起こした司祭もいたが、異端として追放されたという。
詳しい経緯は明らかではないが、当時庶民の間で加熱していた天使信仰を抑えるための政治的処置だったといわれている。

ちなみに現在はちゃんと天使としてみるのが一般的。