ラミエル

Ramiel

レミエルRemielとも。神の慈悲の意である。

七大天使の候補に上がり、幻影・黙示・雷を司る天使。

エノク書(登場はギリシャ語写本からだそうだ)では七人の大天使の指示を伝える責任を持つと言われる。
さらに同書では最後の審判の後まで霊魂の管理を司り、また生き返った善人達を導く存在とされる。

真の幻視を統括する天使で神のお告げなどを幻を使って伝えるのだという。
またシンボルは雷霆であり、雷の支配者でもある。きっとダブルピラミッドで荷電粒子砲でもぶっ放してくれるんでしょうな。

ラミエルと呼ばれる場合は前者、レミエルの場合は後者の性格が強いようだ。

ところがエノク書では大天使とありながら、別の箇所では堕天使であるとされたりしている。
背教者のリーダーとされ、失楽園では悪魔軍の有力メンバーとして天使と戦っている。
ミルトンは凶暴なという形容詞までつけている。

「突然、敵は一斉に手にしていた葦を前の方に差しだし、狭い火穴に正確に押し当てた。轟然たる大音響を建ててあたりの大気に充満し、また、まさに悪魔の吐物ともいうべき、無数に繋がっている雷霆と鉄の弾丸の霞とを、汚らしく吐き散らし、大気の臓腑を無惨にもことごとく引き裂いた」
と表現している。

しかし最後の審判まで魂の管理を司るってことは、少なくともそれまでは天使ということになる。
堕天使だとするなら明らかに矛盾しているが、もしかすると別の存在なのかもしれない。

自分のシナリオではラミエルとレミエルで別存在としている。
双子でレミエルの方が堕天してます。
兄弟対決はないですが・・・2人とも最期は・・・