シャッド・メル

Shudde M'ell

シュド・メル、シャダム・エルShuddam Elとも。

ブライアン・ラムレイが創作したクトゥルフ邪神群上級独立種族クトーニアンの長老。

旧支配者にも数えられ、クトーニアンの中で体長1600mにも及ぶ最大にして最も邪悪かつ卓越した個体。

アフリカの古代都市グ=ハーン(ガールンとも)近辺に同族達と共に封じられていたようだが、18〜19世紀辺りに封印が解けたようで、一族の繁栄のため動き出した。

当面の目的は一族の増殖とクトゥルフを始めとする邪神群の復活と思われる。
かつてドルイド僧が崇拝していたとみられ、グ=ハーンを建設した種族もシャッド・メルを崇拝していたようだ。

また一説ではエジプトの蛇神アポピスのルーツになったともいわれる。

単体でもマグニチュード3.5程度の地震を起こすことが可能であり、当然の如くクトーニアン種の持つ精神感応能力、マントル中でも平然と耐えられる耐熱、耐圧能力は全て備えている。

1968年4月15日にウィルマース・ファウンデーションの核攻撃を受け深手を負うも、怒りと苦痛とともに地表に姿を表し、灼熱によって現場にいた人間を焼き払い、その後地球の中心部まで逃げ延び行方を眩ませている。

なおこのとき生き残ったのは精神感応者テレパスエドワード・エリス一人のみである。

なお、このとき放った灼熱は固有能力なのか、核攻撃を受けた際の余熱なのかは言及されていない。

不死ではないかともいわれ、そのため旧神も封じるに留めざるを得なかったのではという説もある。