中空装甲

Spaced armor

第二次大戦時にドイツ軍で試作され、戦後西ドイツ軍がものにしたそうだ。

積層装甲の一種で、装甲と装甲の間が文字通り中空・・・がらんどうになっている装甲。

隙間があると逆に防御力が低くなるような気がするが、HEATや化学エネルギー弾は、1次装甲に命中した際に起爆し、1次装甲と2次装甲間の空間で衝撃波やメタルジェットが拡散し、伝達が妨げられ威力が軽減される。
通常弾などの場合、1次装甲を貫通する際にせん断力がかかり弾が破壊されたり、角度が狂ったりして威力が殺される。
この現象は中空部分から二次装甲あたりで発生する。

L/D比(長さと直径の比率)の低い弾には効果が薄く、下手をすれば一枚装甲のほうがましとなる場合もある。
逆にいえばL/D比が高い、つまり細長い弾ほど防御効果が高くなる。
だがどちらかといえばHEATのような弾丸に対して防御効果が高い装甲である。

だが悲しいことに武器の性能が向上してきたことで、無いよりはまし程度の防御効果になりつつあり、軽量だけがメリットになるのもそう遠い日ではないだろう。