黒の召喚者

THE CALLER OF THE BLACK

タイタス・クロウが初めて登場した作品である。

あらすじ

ある日、恐怖に怯えた裕福な男カボット・チェンバーズが、タイタスの屋敷にやってきた。

彼の話では友人のシモンズとともに遊び半分に魔術教団に参加したのだが、その実態は凄まじいもので、驚くとともに後悔し何とか退会できぬものかと思っていた。
彼の友人は酒の勢いで教団を罵倒し、教団の上層部に知られてしまい、先日不可解かつおぞましい死を遂げた。
男は次は自分だと怯え、助けを求めてきたのだ。

タイタスは魔術が絡んでいると調査に乗り出すも、結局カボットは教団の教祖ゲドニーに殺害されてしまう。

ゲドニーとの敵対を決意したクロウはシモンズが狙われたのと同じこと、酒に酔った(ふりをして)ゲドニーを中傷。
万全の備えをし、館の鍵を開け寝室にて素っ裸にローブ一枚の格好でゲドニーを待ち受けるクロウ!!

ここだけ聞くと激しく勘違いされそうだがスルーして・・・

ついに対峙するクロウとゲドニー・・・
暗黒のものを召喚し、クロウを殺害せんと差し向けるゲドニー。
そのときクロウはローブを脱ぎ捨て、素っ裸に!!

よもや寝室と同じ場所に浴室があるとは思うまい。

ネクロノミコンの一説に暗黒のものは水を嫌うとあったのを知ったクロウはシャワーを浴びたのだ。

暗黒のものは逆にゲドニーに襲い掛かる。
クロウは窓閉め棒でゲドニーにシャワーを浴びせないように努め、ついにゲドニーは窒息死した。

「いい夜だ、ゲドニー ―――いい夜には、いい別れを・・・・・・」

死んだゲドニーを車に乗せ、そのまま車ごと遺棄。
タイタス・クロウは己が館に徒歩にて戻っていった。